ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 | てくてく日記

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〇今年5作目

「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」

2019年 アメリカ映画

監督:グレタ・ガーウィグ 主演:シアーシャ・ローナン、エマ・ワトソン、フローレンス・ピュー、エリザ・スカンレン

 

19世紀・南北朝時代のマサチューセッツ州ボストンに母と共に暮らす、マーチ家のメグ、ジョー、ベス、エイミーの4人姉妹。

女優を夢見る一方で堅実な結婚を臨む長女メグ。

作家を目指す情熱的な次女のジョー。

内気で繊細な三女のベス。

そして、何かとジョーと衝突しがちな、社交的で頑固な四女のエイミー。

ある日、小説家になるべく、教師をしながらニューヨークの街で執筆活動をしていたジョーの元に、ベスの病が悪化したと手紙が届き・・。

 

 

19世紀にアメリカの作家ルイーザ・メイ・オルコットにより書かれた自叙伝的小説「若草物語」を、グレタ・ガーウィグ監督が現代版の作品として瑞々しく描いたロマンスドラマ。

 

言わずと知れた不朽の名作のこちら。

 

私も小説はもちろん、ウィノナ・ライダーが主人公ジョーを演じた1994年版の映画などの大ファンでして。

 

四姉妹による秘密結社。

ジョーの台本を姉妹で演じた劇。

ジョーとエイミーの衝突で起きた事件。

ジョーとローリーの切ないロマンスの行方。

ベスのためにジョーが自慢の髪を切ったこと・・。

 

ジョーの目線で綴られる四姉妹のつつましやかな生活の、なんと豊かで瑞々しいこと!

 

兄と妹という家庭に育った私にとって、経験の無い女姉妹の生活の総てがとても新鮮で、生き生きとした描写で描かれたその世界がとても魅力的でしたが。

 

今作でもその古き良き世界観が丁寧に描かれている一方で、思うような作品が書けずに(求められずに)苛立つ、小説家・ジョーの姿にシーンが割かれていることがとても印象的で。

 

そうか、こうやってあの名作「若草物語」が誕生したんだな・・と、鑑賞後、表題に込められたメッセージに深く納得させられましたニコニコ

 

フェミニストとしても知られているエマ・ワトソンが、結婚して家庭に入る長女メグ役を演じているということで、ちょっと驚きましたが。

 

四姉妹や、家族を取り巻くキャラクターそれぞれの配役も素晴らしく、これまた素敵な作品だったなと。

 

こうやってまた、不朽の名作の素晴らしさが次の世代に伝えられていくと良いですよねキラキラ