うちの大事な大事なおさむちゃん | コリアンダイニング キムチェ (旧韓国家庭料理キムチェ)のブログ

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岐阜県関市で韓国料理屋さんやってます。
2019.11.13(水)より新たな移転先に移ります。

このブログはお店のことではなく

いち愛犬家が愛犬家さんのためにできることが

あるかもと思い記録として残します



昔のブログや、お店で見かけた方など

我が家のおさむ ことサムはお客さんにも

結構可愛がっていただいていて


赤ちゃんの時、ショッピングに連れて行ったら

見ず知らずのおばさまに

『やだ!!キムタクみたい!!』なんて言われるほど

イケメンの綺麗な男の子。


すっかり老犬の仲間入りする年齢ですが

今でも元気に、大型犬?なんて言われるほど

大きな声でお客さんに挨拶((?))していたり

なんにも変わらない日常を送っていました



先日(約10日程まえ)、予防接種のため

かかりつけの病院へ行き、血液検査の結果

腎臓の数値がとても悪いとのことで


今すぐ入院しますか?と



突然のことすぎて、病名など詳しいことも

伝えられないまま【入院】という言葉に

びっくりしながらも、

うちの子たちはサークルやケージで

生活したことがなく、ストレスになる方が

心配だったこともありそう伝えると

それなら今日はこれ打っておくからと

皮下点滴を行うことに。


この時も、なんの説明もなく

栄養注射ていどに考えてましたが

これを3日間、毎日行うので来てくださいと。


そんなに悪いのか?!こんなに元気なのに



と、不思議に思いながら愛するおさむのため

毎日せっせと通い、服用された飲み薬も与えていたら

3日目の昼に薬を飲んだときにはじめて発作が



ここでようやく、渡された血液検査の紙を

ネットで調べながら【腎不全】という言葉に

たどりつき、腎不全と診断されたら


完治が難しいこと

余命わずかかもしれないこと


あの時、入院させなかったからなの?と

この時はじめてサムを抱っこしながら泣きました



調べても調べてもなにひとつ良い情報が

見つからなくて


なにより元気だったサムが

皮下点滴と薬を服用したとたん、たったの3日で

まったく違う姿にびっくりして

発作が起きた3日目から薬をなしに

4日目は点滴も行わず様子をみることに


すると、少しフラフラしながらも

いつものように歩いたり少し元気になった?

そんな姿がありました


一度はいますぐ入院しなくちゃ!と思い

電話で入院について問い合わせもしたけど

おうちでゆっくり過ごした方がよいかな?って

思ったりしながら


5日目に予約してある病院へ行きサムの様子や

数値を測るだけにするつもりが


先生は顔を見るなりすぐ、入院しましょう!と


絶望しかなかったです


本当にそんなに悪いのか

検査をすれば数値は悪いかもしれないけど、

いつもと変わらないサムで老犬なりに元気だった


それが突然、強い薬を与えたことで

年とともに衰えていた身体や細胞がびっくりして

悪化(発症)してしまったんじゃないか


結局、なにも治療しないより

今できる最善のことをしてあげたいという

想いから、5日目に入院することに

※このとき病院から、静脈点滴を通院で行えないか聞いたところ難しいこと。24時間流し続けないと効果はあまりないとのことから入院となりました



きっと回復する

またケロッとして帰ってきてくれる



そう、信じていました



いつも一緒に寝ていた子。

わたしからかたときも離れたくないストーカーな

おさむちゃんが、病院でひとりぼっちで

寂しくしていないか、

早く会いたいな、そんなきもちでした



翌日面会へ行くと、しっかり声に反応して

迎えにきてくれた!と喜んでいる姿があり


今すぐ連れて帰りたいけど

3日は入院と言われていたので

ぐっと我慢をして、明日もくるからねと伝え

その場を離れました





そして、入院3日目の朝



もっと元気になってるかな?

なんて気持ちで会いに行くと


そこには変わり果てたサムの姿が



まったく声に反応もなく

立ち上がれないでうなだれて座っていました



何度呼んでも、もう反応がありませんでした



看護師さんに

いつからこの状態なんですか?と聞くと


昨日はまだ元気にしてました。

朝来たらこの状態です。とのこと



その時、看護師さんに

【もしこの点滴を外したら死んでしまうのであれば、1日でも早くここから出して一緒に過ごす時間を選びます】と伝え

その日は病院が休院で先生不在のため

その時はすぐに連れて帰ることができず




そして夕方

病院から電話があり


看護師さんから

【点滴につまりが見えること。今日は一晩連れて帰っても良いです。明日の朝また来てください】


光の速さで迎えに行きました



もうすっかり声かけにも反応がなく

さらに看護師さんから衝撃の一言が



【後ろ足に麻痺がでました。ヘルニアになる可能性がある】




ほんの5日前に、ワクチン接種のハガキ1枚のために

病院へ行っただけの


いつも通り元気でかわいいおじいちゃんサムが


この子のためと言われるがまま受けた治療で

もう明日には死んでもおかしくない姿に

なってしまいました



もう少しでお誕生日だから

旅行も計画していたし

なんなら来週は公園に行こうかなとか

シャンプーも連れていかないとなとか



お別れだなんて

本当にまだ遠い先の日だと思えるほど

元気な姿が一変して


たったの5日間で


自力でお水を飲むこともできず

あんなに歩くことが好きだったのに

突然立てなくなり

声かけにも反応がなくなってしまいました




腎臓という臓器は、症状が出たら手遅れ


というの百も承知です。

数値が悪いから対処した。


それならば去年の10月に受けた血液検査のときも

少しだけ数値が悪く兆候があるから

こうしたらいいよ!などのアドバイスを

してくれていたら、、、



いま現在、おさむは24時間体制で介護してます

キツイお薬も通院することもなく

自然の力に任せてます



おさむは昔からとても賢くて

自分の体調を把握していて

その日の気分や体調で食事の量や

口にするものも、自制することができる子です


きっと病院へ行く数日前から

もしかしたら最近調子悪いなーと思っていたかも

しれません


人間でもちょっと最近疲れがあるなとか程度で

済ませていたら大病にかかるなど

よく聞く話です

だから定期検診の必要性、日々の食事の管理など

(うちの子たちは基本手作り食です)


大事なことはわかりますが


一概に数値が爆上がりしているからといって

年老いた身体に急激にきつい薬を継続的に投与する

ことより、少しずつ段階をあげて治療を行う選択が

あったんじゃないかと


わたしは本当にサムのことを溺愛していて

まわりにも心配されるレベルでなによりも

優先するくらいサム命な人生でしたが


今回、かかりつけだということで

言われるがまま治療を行い

まだもう少し楽しく過ごせたはずの時間を

一瞬にして奪われてしまったことが

後悔でなりません


無知であるがゆえに失ってしまったのです



この数日でおなじ病気で苦しんでいる子たちの

ブログなどたくさん読み漁り

ほかの動物病院のコラムなども読んだりして


まず

皮下点滴は脱水を起こしている時だけ行う


と記載がありました


うちの子は脱水症状ではなかったのです

(ピンピンしてましたから


そして、症状がないときに皮下点滴を行うと

脳神経、眼神経、点滴を打った部位の神経など

すべてに麻痺を起こしかねないとのこと


うちの子は後ろ足のあたりに毎回

皮下点滴を打たれていました。


そして今なら間に合うかもしれないと言われ

はじめた治療でたったの5日後には

回復どころか、身体のすべての機能を失って

帰ってきたのです




すべて後の祭り

今はサムの苦しみをどうしたら取り除いてあげられるのかわからないまま、日に日に衰弱していく姿を見ているだけの状態です




うちの子たちにはいつも

ピンピンコロリだよ!それが1番幸せだよ!と

言い聞かせながら

普段からできる限りのことをしてあげていたつもりでした



じゃあいますぐ点滴なり投薬なりしてあげなよ!と

思われる方もいるかもしれませんが


数値を回復するため行った数日間の治療で

こういった症状が逆に出てしまった限り


回復治療ではなく延命治療にあたると思ってます


ひとりぼっちで点滴をし続けても

病院へ行った時の元気なサムには

もう決して戻りません


脳にも足にも麻痺が出てしまって

帰宅して2日くらいはそれでも必死に

歩こうとしたりするから後ろ足を持ってあげて

おうちの中やお庭を歩いたりもしました


私たちも

このままもしかしたら回復するんじゃないかと

奇跡を信じていたから

食事もより一層腎臓に負担のないものに変えてみたり

藁にもすがる思いでしたが


やはり

犬でも人間でも自力で水が飲めなくなってしまったら

点滴以外で命をつなぐ方法はないんです



ほんの数時間でどんどん体調が急変して

スポイトですらお水が飲めなくなり

柔らかくしたわずかな固形物も食べられなくなりました




入院して帰ってきた痩せ細った身体に

びっくりしたけど

さらにさらに痩せ細っていく身体を

なでてあげるほか

やってあげられることはないのかと

絶望してます



こんなカタチでサムの様子をお伝えするなんて

夢にも思いませんでしたが


どんな病気であれ、たぶん飼い主さんが

いちばん我が子のことは知っていると思うから


私たちのように言われた通りに治療を受けて

取り返しのつかないことだけは

これ以上起きないようブログに残します



先生を責めているわけではありません

紙の上(数値的)では的確な治療なんですと

言われるでしょう



ただ、本格的な治療をその場ですぐに

始めるんじゃなく

サムも元気だったんだから

きちんとこういった病気を発症してますよと

説明をしてくれた上で、たとえ数日でも

いちど帰宅して気持ちの整理をする時間の猶予を

与えてくれてもよかったんじゃないかと思います



大切な人や家族がいつそばから離れてしまうかなんて

誰にも分からないので

1日1日を大切に生きていきたいなと思います



ムツゴロウさんが

【愛犬と過ごした時間が心の遺伝子となる】

といった言葉があるそうです


サムの前にいた愛犬と重なる部分がとても多く

いつもサムはその子の生まれ変わりだと

話してました。



わたしは当時まだ子供だったから

その子にしてあげられなかったこと

ぜんぶサムにしてあげられたかな?


いまもサムは一生懸命、生きてます!


してあげられることは精一杯してあげたい


もしこのブログを見ている方で愛犬家の方や

闘病している子と頑張っている方


最後の最後の瞬間まで

逃げずに

たくさん愛情を持って可愛がってあげたいですね


⇩⇩過去の溺愛ブログ一部復活してます

どうぞクスッと笑ってやってください