夜と朝のあいだに(ピーター) | 鈴木の一日一善・一日一曲

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フォークソング好きからニューミュージック好きへ、ヤン久ポップス好きから歌謡曲好きへ、ということで、お気に入りの楽曲についてダラダラ書いています。
お付き合いのほどよろしくお願いします。

夜と朝のあいだに

(歌:ピーター / 作詞:なかにし礼 / 作曲:村井邦彦)

 

今日は、ピーターが歌う「夜と朝のあいだに」を聴いています。

「夜と朝のあいだに」は、1969年10月に発売されたピーターのデビューシングルです。1969年と言うと僕は小学校低学年で、歌もピーターもちゃんと覚えています。

「夜と朝のあいだに」で何が衝撃だったかというと、やはり歌っているピーター(現・池畑慎之介氏)のキャラクターですね。ジェンダーフリーが当たり前になりつつある現代ではなく、家父長制が色濃く残り、男は男らしく・女は女らしくなんていう雰囲気がプンプンとしている昭和の真っただ中に、女性らしい容姿で登場し『女の子なの?』と戸惑わせて、歌い始めると見事な男らしい低音で、そのギャップに愕き、『ピーターって何者?』という魅力になっていました。

ピーターの魅力については、2023年1月から朝日新聞に連載されていた記事『語る 人生の贈りもの』が面白かったです。

 

「夜と朝のあいだに」はジャズですね。ダルな雰囲気がタイトル通り夜と朝のあいだの雰囲気を醸し出しています。上手いアレンジで、そのアレンジはピアノが前面で、前奏間奏はソプラノ・サックスでしょうか。う~む、ムーディですね~。小学生の頃はまったく気にしていませんでしたが、大人の歌ですね~。それを当時は何の抵抗もなく受け入れて、集団登下校時にみんなで『♪ おまえも静かに~ ね~む~れ~』って大声で歌ってました。近所の人はびっくりしていたかもしれませんね(^^;

 

ピーターと言う人にも、「夜と朝のあいだに」という歌にも、やっと時代が追い付いてきたと言う感じです。是非、今、お楽しみいただければと思います(^^