嫁に来ないか(新沼謙治) | 鈴木の一日一善・一日一曲

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フォークソング好きからニューミュージック好きへ、ヤン久ポップス好きから歌謡曲好きへ、ということで、お気に入りの楽曲についてダラダラ書いています。
お付き合いのほどよろしくお願いします。

嫁に来ないか

(歌:新沼謙治 / 作詞:阿久悠 / 作曲:川口真)

 

今日は、新沼謙治が歌う「嫁に来ないか」を聴いています。

「嫁に来ないか」は、1976年6月に発売されました。1976年当時の僕は、"フォークソング狂いのバカ息子"(昔武田鉄矢が自身を表して言っていたフレーズを借用しています^^)で、演歌の味も良さも知ろうとせず、「嫁に来ないか」も『だって、演歌だろう?』なんて感じで、まじめに聴いていませんでした。1976年頃と言うと、僕は中学~高校生で、"嫁に来ないか"という歌の内容にも、まだまだ実感がなく共感も持てなかったんだと思います。それでも、ヒット曲でしたから「嫁に来ないか」という歌はなんとなく知っている歌でした。

 

中学・高校生の頃から一気にワープして、還暦を過ぎて聴き直すとこれまた"嫁に来ないか"という歌・セリフは、既にジジイとババアになっている自分らには面映ゆくなってしまうのですが、その面映ゆさはイヤな感じじゃないです。今までも歌に教えられることが多く、多くの歌に共感してきましたが、同時代で共感出る場合もあれば、随分時が経ってから『ああ、そういうことか。』と腑に落ちることもあり、「嫁に来ないか」はまさにそんな感じで、『ああ、そんな風な感じもいいね。』と今更共感しているのです。

 

作詞は阿久悠先生ですが、

 ♪ しあわせという奴を 探してあげるから

なんて歌詞があって、まあこの年になってこの部分を聴くと、僕は見つけられたのかな~なんてちょいとセンチメンタルな感じで考えてしまいます。中学・高校の時には思いもつかない聴き方ですね(^^;

 

新沼謙治の代表作の一つ「嫁に来ないか」、改めて味わってみてはいかがでしょうか(^^