(歌:森進一 / 作詞:川内康範 / 作曲:彩木雅夫)
今日は、森進一が歌う「花と蝶」を聴いています。
同じ1968年に発売された「年上の女」は覚えているのですが、「花と蝶」はあまり覚えていません。小学生低学年でしたから、「年上の女」は、出だしの『♪だから分かって~』のインパクトだけで覚えているのかもしれません。とすると、「花と蝶」はちょっと地味な歌ということでしょうか(^^;
この年になって「花と蝶」を聴いて、川内康範の詞のすごさを少しばかり理解出来るようになりました。歌詞を掲載しているサイトで詞を見てみると、一番4行です。三番までありますが、合わせても12行です。その12行に含めた情報量に驚きです。花が女で男が蝶か、と1行で詞の根幹部を表現すると、男女の機微が次々ににじみ出し、溢れ出してきます。たった12行で!!!
森進一の歌唱がまた秀逸ですね~。サビの
♪ 女に なりたい~
の『女に』の後のため、このためがすこい。ためがあった後の『なりたい~』の泣き節が聴く者の心をぐっとつかんでいくのです。こりゃマネできない。小学生にはついていけませんね。ついていけないから、地味な歌とか勝手に解釈して覚えられなかったのでしょう(^^;
大人の皆さん、大人になった皆さん、今こそ大人の歌「花と蝶」を楽しみもうではありませんか(^^