NHKの報道によると、人が一日どのくらい水分を体の外に排出するか、という計算式が
できたという。
計算式を作成したのは、いっぺんでは覚えられない長い名称の研究所、
「国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所」
に所属する山田陽介先生のチーム。
大人は、一日のうちに体の水分のだいたい10%がそとに出ていく。
計算式は、年齢や体重、気候などの条件を組み込み、体が失う水分を導き出す。
体からでて行く水の量を、水の代謝回転という。
まあ、中学で学ぶ、方程式ののようなものかと思った。
興味のある方は検索してみてください。
まず、自分の生活の活動レベル。
座っている時間が長いか。(数値1.5)
体を動かしている時間が長いか。(数値2.0)
フツーか。(数値1.75)
これによって違う。
このレベルを選んで1076を掛ける。
つぎに、374.9に男性なら1,女性なら0を掛ける。女性は当然0。
つぎに、一日の平均湿度(%)に5.823を掛ける。
つぎに、自分がアスリートかどうかを選ぶ。アスリートなら1を、そうでないなら0を
1070に掛ける。ほとんどの人が0のはず。
まだ、うんざりするのは早い。
自分の国が先進国かどうか。
自分のいる場所の標高はどのくらいか。
年齢を2乗して、0.3529を掛けて・・・・・・・・・
結果までたどり着ける人はまれだと思った。
★
ただ、イラストがあって、こっちはわかりやすかった。
いわく。
食べ物に含まれている水分と飲料として摂取した水分が、だいたい同じくらい。
排出する水分は、皮膚を通して(無感覚的水分損失)が一番大きく
尿はそれより少ない。
糞便でなくなる水分はさらに少なく、汗が一番少ないというデータ。
汗は自覚できるけど、汗をかいていなくても、水分が出て行っているということか。
というわけで、それがどうした、と馬鹿にしたくなるかもしれないが、
大規模災害時が起こったとき、地域によって、季節によって、水分の摂取の目安が
分かってくる。
そして、気候変動が深刻になっている現在、ひとに必要な水の量を特定できることは
ありがたい。
山田先生以下、共同研究を進めていただいたチームに拍手。
ワールドカップ サッカー の応援とおなじくらいエールを送りたい。
ガンバ!!!
国立研究開発法人医療基盤 U~~~~~ん たどりつけん。