そうゆうクンのおはなし

そうゆうクンのおはなし

ちょっと「へぇ~」な仏教のお話、宜しければお付き合いください。


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北海道には、「別」(べつ)のついた地名がけっこうありますね。

 

登別(のぼりべつ) 紋別(もんべつ) ・・・

 

北海道の地名は、もちろんアイヌ語をルーツにもつと考えなくちゃいけません。

 

で、この「別」は、どうも、アイヌ語の「川」の発音、「ペチ」にあるらしい。 

 

なるほど、川はアイヌ民族にとって重要な生活空間だし、食料の源だったわけですね。

 

旭川に、ほど近い道央(真ん中あたり)に愛別町という町があります。

 

キノコの特産地でもあるんですね。

 

愛別。

 

坊さんなんで、四苦八苦のなかの、愛別離苦を連想しちゃうけど、そうじゃない。

 

愛する川、か。

 

愛の川か。

 

そこんところは調べていないけど、人口3000人ほどの町らしい。

 

少子化は全国におよんでいて、この愛別でも一年に誕生する新生児は十人とちょっと。

 

二十人にはとどかない。

 

愛別町では、新しい命である、大切な赤ちゃんが生まれると、花火をあげてくれる。

 

花火と言っても、夜空に大輪を描く仕掛け花火ではなく、あの、「運動会が始まりま~す」っていう

 

「パン パン パ~ン」っていう、信号弾。

 

赤ちゃんのパパとママが希望する日の、正午に打ち上げられる。

 

町の人たちは、この音を聞いて、「ほ~ どこのうちで生まれったべな~」。

 

(と言うか言わないかはわからない。)

 

まぁ、一カ月に一回くらいは、花火のパンパンパ~ンが鳴るわけ。

 

この行事を始められた方の心がいい。

 

小さな町の個人的なお祝い事も、住んでる人のみんなの喜びって、感じがするもんね。

 

都市化したコミュニティーの、隣は何をする人ぞ、に比べたらずっといい雰囲気だ。

 

                             ★

 

愛別町のある日のお昼時、空に響く花火がちょっと、町の人のを和ませたり幸せにしてくれているのかも。

 

では、この町で亡くなっていく方はどのくらいいるのかと、失礼ながら町のHPをみた。

 

ざっと一年に50人を超える方が旅立たれているようだ。

 

亡くなる、というのも、私流にいえば、あちらへの出発であり、生まれていくことだ。

 

まさか、花火で送るわけにはいかないと思うけど、なにかの便りで訃報が届いたら、

 

心の中で、「愛の川」を流れていく亡き人をしのぶのもいいな。

 

町を流れる石狩川は、その長さ全国3位の一級河川。

 

日本海まで、ゆうゆうと旅をする。

 

赤ちゃん誕生をみんなで祝福する、こころやさしき町よ。

 

この地から、ゆっくり離陸していく魂にも同じ「愛」をそえていただければいいな。

 

 

 

 

 

 

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