そうゆうクンのおはなし

そうゆうクンのおはなし

ちょっと「へぇ~」な仏教のお話、宜しければお付き合いください。

2月21日のコラムに紹介されていた小学4年生の詩。

 

 

お母さんが 車に はねられた

 

お母さんが 病院の れいあんしつに  ねかされていた

 

お母さんを かそうばへ つれていった

 

お母さんが ほねになってしまった

 

お母さんを 小さなはこに いれた

 

お母さんを ほとけさまに おいた

 

お母さんを まいにち おがんでいる

 

 

学校の担任の先生が「お母さん」は最初に一回書けばいい。

 

2回目からは要らない、と指導した。

 

その生徒は詩を、直そうとしなかった。

 

どうしたらいいのか、と相談された詩人の佐藤浩さん(故人)はこう言ったそうだ。

 

「何回でも、百万遍でも、書かせてあげてください。詩の形を整える前に、その子の

 

悲しみを分かち持って・・・・・・」

 

                             ★

 

福島の郡山に、165年つづく和菓子屋さんがある。

 

柏屋さん。

 

薄皮饅頭で知られている。

 

その柏屋さんの現当主のお父さんが、佐藤浩さんと親しかった。

 

子どもの詩。

 

感性が動き始めてまもないときのこころの情景。

 

募集して、道行く人に読んでもらいたい。

 

伝統ある饅頭屋さんの店頭に、詩を展示することになった。

 

「青い窓」

 

と名付けられた。

 

お母さんの 詩は 「青い窓」 に掲示されていた詩だという。

 

                           ★

 

上の詩を、もし

 

 

お母さんが車に はねられた

 

病院のれいあんしつにねかされていた

 

かそうばにつれていった

 

ほねになってしまった

 

小さなはこに いれた

 

ほとけさまに おいた

 

まいにち おがんでいる

 

 

と直してしまったら、この生徒のこころが伝わってくる力のかなりを削いでしまうだろうと思った。