そうゆうクンのおはなし

そうゆうクンのおはなし

ちょっと「へぇ~」な仏教のお話、宜しければお付き合いください。

よく聞く言葉。

 

「南海トラフ」

 

トラフって、聞きなれないけれど直訳すると「お盆」っていう意味らしい。

 

お盆、といってもご先祖様が帰ってくるお盆ではなく、お茶碗を乗せたりカップを運んだりする方。

 

海の底がくぼんでいるところを言っている。

 

静岡の駿河湾から、紀伊半島を経て、土佐湾、宮崎の日向灘までに及ぶ、海の底にある南海トラフ。

 

地層が、年間数センチづつズレている。

 

数センチと侮ることなかれ。

 

これが、たまって、ある日、バネが跳ねあがったらどうなる。

 

それが「南海トラフ地震」の発生。

 

確率の計算方法にもよるけれど、30年以内に、80%の確率で起こるという。

 

指折り計算して「年寄りの俺には関係ない」とはいかない。

 

高さが34mの津波。 数分でビル8階の高さの真っ黒い海が迫ってくる。

 

死者32万人。

 

国の予算の2倍が消える、という試算もあるそうだ。

 

                     ★

 

今日(6月4日)朝日新聞の社説にあった。

 

高知県の土佐清水市は、地域のひとたちの防災意識を高めるためにできることは何か、考えた。

 

「教育」。

 

児童生徒たちの防災教育から、家庭や地域の意識向上につながっていく。

 

慶應義塾大のサポートを得て、土佐清水市は何をしたか。

 

中学三年生に、小説を書いてもらう。

 

800字だ。

 

テーマは「デイズ アフター」

 

まだ起こっていないことを、もう起こったかのように想像して書く。

 

約束事は一つ。

 

ストーリーの結末は悲惨なものではなく、希望を持って結ぶ。

 

                     ★

 

通学途中のバスに乗っていた。

 

地震のアラームが鳴って、バスが揺れる。

 

運転手さんの指示で一人づつバスから降りる。

 

一番近い避難所は高台の神社。

 

登っていくとお年寄り。

 

脇に手を添えて登る。

 

避難所では、急に家族の安否が心配。

 

ケータイを借りて、覚えていた安否確認のメールを見たら、みんな無事だった。

 

涙が出た。

 

                    ★

 

黒潮町の大方高校ではシンプルな問からはじめた。

 

「災害がおきても、これだけは残しておきたい大切なもの」

 

それは何?

 

選んだ理由、どういう方法で残していくか。

 

考えていくうちに、リアルな問題になっていく。

 

小さな子供は、ゲーム。

 

お金。

 

袋に入れて、持ち出せるように。

 

友達の写真、と言った生徒もいた。

 

 

 

宿題だから、何か書かなきゃ。

 

両親に、一番大事なものは何って相談。

 

「あなた」

 

って答えだった。