『なりたい自分になる!!』
■『ヨガ』&『筋トレ』&『コンディショニングトレーニング』インストラクター
■FTMトランスジェンダー(性別違和、LGBTの「T」)
■新宿・渋谷、出張も
■姿勢改善、腰痛・肩こり改善、女性&男性らしい体づくり、メンタルケア、食事アドバイス あなたに合わせてレッスン。
古町奏
ホルモン注射を2015年3月に開始して、4年半ほど経過。
声は低くなり、顔つきが変わり、筋肉が付きやすくなり、体毛が若干濃くなった。
新たに出会う人に、女性に間違えられることはなくなり、とても快適である。
ごくまれに、トランスジェンダーだと気づいてました、と言われることもあるが、
顔や手足の大きさや骨格など変えられない部分は仕方ない。
あるいは僕のブログを読んで、
男性だと思っていたので驚いた、励まされた、などの肯定的なメッセージをいただくこともしばしばで、うれしい。
新たに会う人に、自己紹介の中でわざわざ性別を言わないので、
ただ男性だと思って、男性として接してくれていることが僕にとってとても居心地がよく、
知ったとしても、なにも特別なことなく男性として・人として接していただけることがとても嬉しい。
先日、ヨガの研修で出会った方が、Facebookで見つけて、友達申請してくれた。
―男性と思っていた、
―なんかこの人は信頼できそうだと感じていた、
―僕のブログを読んで、知らないことがまだたくさんあるのだと気づいた、
―過去にイギリスでゲイの友人がとても優しかった、身近に感じていて、何も違和感がないことなどを伝えてくれた。
海外の文化に触れている人からはそう言った話もよく聞いていたので、海外はやはり進んでいるなぁと嬉しく感じていた。
何度かやりとりをするなかで、
―あれ、私は、トランスジェンダーとゲイの違いが分かっていないのかも!
と、おっしゃるので、 おお、そうだったのかーと、やっぱりわかりにくいんだなぁ、と、新鮮な驚きでした。
―傷つけたり不快な思いをしていたらすみません、
というお気遣いもいただき、
いやいや、僕にとって
そうやって素直に聞いてくださる=知ろうとしてくれている
勘違いや誤解をしたままより、とても嬉しいです。
なぜ混乱が生じるのか。
改めて、たまにはきちんと LGBTとは、なんてことも書いてみよう。
基本的には、
●性自認(自分の性別をどう感じているか)=生まれた体の性別に違和感がある場合がトランスジェンダー
●性指向(どの性別を好き人なるか)=異性愛・同性愛・ゲイ・レズビアン・バイセクシャル・パンセクシャル など
はまったく別の問題。
そして
●性自認 と
●性表現(服装・髪型・しぐさ・話し方など)
これが、一致しない人もいます。
ここが混乱する原因だと思う。
レズビアンの友人がかつて、
「私は女性が好きだから、男にならなければいけないと思っていた。
だから過去に、男性っぽく振舞ったりしていた時期もあった。
でも、自分が女性であることに間違えない。」
と言っていたのが印象的だった。
彼女は普段 髪は短めで、たいてズボンを履いている。話し方は女性だ。
性表現は、過去は男性的、 今は中性的 という感じだろう。
性自認は、女性
性指向は、女性 だ。
一方僕はトランスジェンダーだが、
子どものころから、なぜかスカートをはくのが嫌、髪を長く伸ばしたくない、
服や靴は、いつも男の子のコーナーの方に魅かれるのに、買ってもらえなかった、
おもちゃは、鉄砲や十手や刀など買ってもらって、冒険ごっこや修行をするのが好きで、強くなりたいと思っていた。
ドラゴンボールの孫悟空やアラジンに憧れ、そうなりたいと感じていた。アニメや映画などを見て、男性の主人公の方に入り込むのが当然だった。(あまりにも当然だったのですが、僕の相方に、アラジンを子どもの頃よく観ていた、アラジンになりたかった、という話を何気なくしたところ、やっぱりそっち(男)なんだねー、というので、、、。
相方は、ジャスミンではなかったそうですが、アリエルとか、ラプンツェルに憧れを抱いていたらしいです。)
特に第2次成長期で体が変化していき、男女の差が明確に感じるととても辛かった。
男性の意識で生きているのに、体が女性という状態。
そこに、好きになる性別は関係がない。
ちなみに僕の場合、性指向は、主に女性。でも男性も好きになる。初恋(小5)のころ、好きな男の子と好きな女の子が同時にいたのを覚えている。
性表現は男性
性自認も男性
性指向は両性 となる。
一部のゲイの方が、
女性的な言葉(いわゆるオネエ言葉)を使ったり、女装をしたり、
というのは、
上記の友人のように、
好きな男性に振り向いてもらうには、女性にならねば、
好きな男性の目線の先にいる、女性を超えた存在になりたい、嫉妬や憧れ、
といったところから もともと来ているんだろうし、
また、歴史的・文化的に培われたものなのだろう。
性表現は女性でも
性自認は男性ということになる。
マツコデラックスさんは仕事上女装家で、ゲイ、だと本人が言っているので、トランスジェンダーではない。
加えて言うと、僕はそもそもトランスジェンダーという概念を知る前は、
自分はレズビアンなのかもしれないと思っていた。自分にあてはまる言葉を他に知らなかったから。
また、現在でも僕は手術をしていないので、戸籍上女性のため、結婚はできない。
ホルモン注射をする前の約4年間も含めて、
同性カップルと同様・共通の悩みを(まったく一緒ではないが)抱えていた&いるわけである。
LGB(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル)と T(トランスジェンダー)は根本は大きく異なる。
でも、共通する悩みがあったり、
当事者でも混乱する時期があったり、
はっきりわからない、どれにもあてはまらないと感じる方がいたり、
自分がどうしたいかというより、社会の中で生きるために、より生きやすい生き方を選ぶことだってある。
人から見える姿と、
本人が感じていること、
違うこともよくあるので、決めつけず。
ということで。
十人十色でーす。
レインボー。
ワンダホー。
ビバ。ダイバーシティ。
イエス。持続可能。
↑最後投げやり(笑)
とまぁ、書ききれないので、是非直接話を聞いてみたい!という方は、ヨガか筋トレレッスンで僕に会いに来てください。
何でも話します!本当に。
失礼だよ!って思ったら、そう言います(笑)
そうして多様性な性に少しでも理解が生まれればうれしいです。
講演会もしておりますので、どんな規模でも、お気軽にご相談ください!
【申込フォーム】 ↓こちらをクリック!