先日ラジオのニュースで、なぜ年を取るとダジャレが多くなるのかという話を聞きました。
ダジャレ、いわゆるおやじギャグが多くなるというのは、実は脳の機能が落ちてきているために、リハビリして回復させようという自己免疫機能が働いているからなのだそうです。
その話を聞いて思い出したのが「プリンセス・ブライド」という映画および小説です。
そのお話の中に、発達障害の大男というキャラクターがいるのですが、彼はいつも独り言で語呂合わせを呟いているのです。
文中では確か語呂合わせと書いていましたが、ようは韻を踏む言葉をどんどん連想して挙げ続けています。
同じようなシーンがフォレスト・ガンプにもあったように思います。
これ、おそらくオヤジギャグと同じ種類の脳のリハビリ反応なのではないでしょうか。
こういう風にしてどんどん無意識の連想的に言葉を繋いでゆくと、深層心理の中の物が出てくるという話があります。
霊言や異言などと言われる自動口述はこれを応用したことなのだと思われます。
近年私刑されて亡くなったらしい渋谷のおじさんも、これと同じようなことだったのでしょう。
頭の中が性欲でいっぱいだったので、延々下ネタのリリックを大声で言い続けているという精神障碍者でした。
私の知っている精神障害の人も、まったく同じでとにかくダジャレをひたすら独り言で呟き続ける習性があります。
自分の中の正気の部分がどうにかして脳の機能を回復させようと努力をしているのでしょうが、やはり頭の中が性欲でいっぱいなので結局下ネタに着地します。
酔っぱらいのおじさんなんかでこれとまったく同じ人が多々いると思いますが、それはアルコールで脳が酸欠状態になって機能が低下しているので同じような現象が起きているのでしょう。
でも飲んでなくてもそういう人沢山いるよね、と思われる人もおられるでしょう。
それも実は納得のいくデータがあります。
人間の脳というのは20代をピークにどんどん機能が低下して行っていると言いますが、50になるころにはすでに脳のメモリというのは八歳児程度にしかないのだと言うのです。
八歳児ってものすごく頭よいような気もするのですが、この場合はさがっているという例で出されていたのでおそらくそうでもないのでしょう。
つまり、ダジャレがうるさい50代のおじさんというのは、頭が悪くなって八歳児レベルになった人ということです。
そして、60代くらいから人によってはその脳の機能低下が深刻化して認知症が始まったりします。
若年性だと40代くらいからの人もいますね。
40代って若いようにも思いますけど、20からしたらもう倍ですよ。
いまどきの60なんて爺さん婆さんなんて言えないくらい若いけど、20の三倍。
物理的にはやっぱり時間の影響は受けてるんですよ。
私も20代くらいから使いすぎて膝を悪くしたり、殴られすぎて頭がぼーっとしたりしてきましたけど、近年の40になって突然膝が動かなくなったというのはやっぱり違うと思うんですよね。
そのうち、このブログもダジャレばっかり書くようになるかもしれません。
昔からHIPHOP好きでいまでもBボーイファッション気取ったりしてますけど、別にライミングに凝ってるわけでもなく。
社会的肩書とか権威や資本なんてもので飾られてますけどね、一つの生命体として考えるとやっぱり、40の動物は40の動物ですよ。
60の動物は60の動物。
馬鹿になっても当たり前。
頭が悪くないふりしてえばり散らかすほど馬鹿丸出しという物でしょう。
もうね、賢くバカになったり、ポンコツな身体のうまい遣い方を身に着けて行ったりするのが正解なんじゃないかと思いますよ。