筋肉を太くするか速くするか? | 南風のブログ

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脳梗塞患者で闘病生活中です。
介護福祉士国家試験受験指導始めました。
社会福祉士国家試験受験指導やってます。
看護学生のための社会福祉読本作成してます。
沖縄空手道無想会世話人に復帰しました。
https://southernwind.stores.jp/

沖縄空手に必要なのは、早さと速さです。

テクニック的には、骨を繋げて体重をかけるだけで、

重さを出すことは出来るので、

必要なのは、速く動く筋肉です。

 

というわけで、読者の皆様は、

筋肉を太くする筋トレは、よくご存じですよね?

例えば、腕立て伏せ。

筋肉を太くするためには、負荷を大きくすれば良い。

腕立て伏せ(拳立て)は、曲げ伸ばしするアイソトニック(筋等張性)トレーニングですが、

ゆっくり曲げて、ゆっくり伸ばすとか、アイソメトリック(筋等尺性)トレーニング的に、

途中で止めるとか、ウエイトを足して負荷を大きくするとか。

 

アイソメトリック(筋等尺性)トレーニングは、楽して筋肉を太くできるので、

筋肉を太くしたい人には、お勧めです。

もちろん、もっともっと太くしたい人は、もっともっと負荷をかければ良い。

 

どんなトレーニングでも同じことが言えます。

さて、筋肉のパワーアップのためには、

瞬間的に強負荷にして、限界を超えるトレーニングを行います。

アマチュア的ではありませんが、

瞬間的に限界を超えるトレーニングを継続していくと、

限界値が上がり、パワーも上がります。

この辺までは、常識ですね。

 

でも、沖縄空手的には、太くする必要もなく、

強くする必要もないわけです。

イヤ、そんな事は無いですかね?

強い方が、良いですものね。

 

言い換えると、南風のような、

還暦過ぎのボランティア空手家は、

太くする必要も、強くする必要もなく、

早さと速さが得られる筋トレだけで十分なわけです。

 

これは、全速演武でしか得られないので、

補助的な筋トレは、

アイソトニック(筋等張性)トレーニングと

アイソメトリック(筋等尺性)トレーニングを

硬くならないように注意しながら、

こまめに、速く動かして、

結果、自在に動く筋肉を得て、出来れば持久力も同時に得られれば、

一石二鳥です。

その筋肉を使って、全速演武で、早さと速さで、

脳神経の書き換えを繰り返すというわけです。

 

それで、風呂に浸かりながら、

初心者の頃から繰り返していた、肘を正中線に持っていく突きの軌道を、

なぞっていると、ついでに、手の内のアイソトニック(筋等張性)トレーニングと、

前腕のアイソメトリック(筋等尺性)トレーニングを、同時にやれば効率的だし、

細い前腕も少し太くなるのではないか?

と思い当たりました。

しかも、とっても沖縄空手的です。

 

沖縄空手の突きを覚えていますか?

掌上の状態から、小指の第一関節から順々に畳んで、

ウズラの卵のスキマを残して、掌を返して正拳をつくります。

 

要するに、両手を小指、薬指、中指と順番に畳むのが、

手の内のアイソトニック(筋等張性)トレーニングで、

肘を固定したまま、ウズラの卵のスキマを残して、掌を返して正拳をつくるのが、

前腕のアイソメトリック(筋等尺性)トレーニングになります。

両手の肘は、できるだけ鳩尾に引き付けて固定します。

 

突きの軌道を上腕と前腕に覚えさせるのが終わったら、

正拳をつくるまでの手の内を、掌に覚えさせるために、

ついでに、握力をアップして、前腕を太くして。

 

なんて、楽をすることばかり考えている南風なのでした。

沖縄空手初心者・中級者の皆様。

ある程度、沖縄空手の突きが上達するために、

このようなトレーニングを試してみてはいかがでしょうか?

 

ここをクリアできたら、重くするのは簡単なので、

直ぐ、教えてあげられますよ。

 

お読みいただきどうも有難うございました。