南風のブログ
  • 25Jun
    • 五十四歩の形の稽古を始めました。

      風邪をひいてしまいました。喉の痛みから、少し発熱し、現在は鼻水が垂れています。早めに、期末試験問題を作り始めたのですが、解答・解説も同時に作成したので、少し時間がかかってしまいました。少し、休憩です。五十四歩の形の稽古を始めました。師範や同士達が、凄い、凄いと言う割には、セミナーで順番を習っただけでは、凄さが解らず、先週の土日の稽古で、なんとなく順番だけ覚えました。どうも、演武線がイマイチでした。土の字です。こんな曖昧な演武線で良いのかしらと思いましたが、繰り返す内に、もしかしたら、演武線は、十の字で、開始線の一歩後ろの演武線は無いのが正しいのではと思い始めました。演武線が二重線なんて、オカシイですものね。何故、オカシイと思ったかと言うと、今まで教わった形との整合性です。松村宗棍先生の八十一に合わない。それから、羅漢なのですが、羅漢を稽古していた時に、演武線は使わずに、演武点を踏んでいました。踏む点は六ケ所で、脛の長さでキッカリ斜め45度です。もちろん、師範の模範演武の様に、ダイナミックに動きながら演武も出来るのですが、キッチリ斜め45度で六点踏んで演武を繰り返すと、高速演武が可能になります。演武線使わずに演武点だけ踏むと、幾らでもスピードアップ出来るのが面白い。ちなみに、八十一は四点のみを踏んで演武可能です。まあ、そんな数年前の稽古は置いておいて、羅漢や八十一と比較すると、なんか曖昧でキッチリしてません。それで、演武線を演武点に変えて、十字にしてみました。そうすると、左右の足のどちらかが、開始点にかかったまま、演武可能です。もしかしたら、これだと結構良いかも。素敵、素敵。と考えて、新垣師範に確認したら、どうやら意味不明で、間違えていた様な感じでした。五十四歩の演武線は逆Tの字だそうです。八十一と同じ演武線です。そこで、逆Tの字、八十一の演武線の上だけで、五十四歩をやってみました。なるほど、なるほど。これは出来ます。やっと、師範や同士達が五十四歩を褒めてる意味が解りました。いやいや、これは普通気づかないでしょ。映像で覚えても全然解りませんよ。やっぱり、新垣師範や無想会の先輩たちは凄い。これを理解するには、伏線が必要だったんですね。昔のセミナーでは、平安を初段から五段まで順番に教わりました。それに、スイッチでの切り替えも教わりました。例えば、平安二段の三歩をスイッチしながらその場で演武するとか。そんな事をやりました。当時は、一緒に稽古する学生が居たので、その場での平安二段スイッチや通常の三歩進む平安二段を、交互に繰り返した思い出があります。その稽古が、江南や八十一の演武線に生かされています。これを、広島のイソ先輩に教わった、骨盤内の筋肉で脚を短くして隙間に落ちると掴んで、ぶら下がって落ちるや、相手と入れ替わって落ちるを、組み合わせて落ち続ける(結局どれも同じ技術ですが)と無想会の形っぽくなります。話を、「八十一の演武線で五十四歩を演武する」に戻しますが、羅漢と八十一は特殊な形なので、例外的に点でも演武可能だが、これは、あくまで例外に過ぎません。形、本来のコンテクスト(繋がり)で行くと、演武点は間違いで、演武線でなければいけない。ということが解ります。もちろん、点を踏める形の場合は、稽古方法の一つとして、点での演武を組み込むのは、個人的に有りだと思いますが、基本は、演武線でなければいけない。線上でスライドしながらの挙動を繰り返すから。切り替えがない形、又は切り替えの歩幅が一定の形のみが、点で演武できますが、江南は、点を踏めない。線上を動かなきゃ。五十四歩も、点は踏めません。線上を動きます。守っている王様には、一歩も敵を近づけない、気概に溢れた形です。内股は前に投げ、横に投げます。話が再び脱線しますが、旧流派の二段の指定形が五十四歩だったので、一応、他流派の五十四歩も出来ます。最初に横蹴上げを右に挙げて引き倒し、左に挙げて引き倒し、右後ろ蹴りを高々と挙げて右縦拳、左後ろ蹴りを高々と挙げて左縦拳なんですが、この後ろ蹴りが内股投げだったとすると、横蹴上げが内帆船移動で膝蹴り貫手だとすると、伝言ゲームで前後が入替ったのかしら。五十四歩は面白い。話を再度「八十一の演武線で五十四歩を演武する」に戻します。前方へ一歩出て喉輪から始まる挙動の後、頭部を掴んで首折りながら転身、ここで、貫手、喉輪、膝蹴り、の時に、八十一の投げと膝蹴りと同じ身体操作で、開始線から後ろへ行かないで演武可能です。しかも、「八十一の演武線と身体操作で五十四歩を演武する」と早く速い。新垣師範の自信作である「五十四歩」の完全解明に、無想会の先輩方絶賛する理由が、少しずつ解り始めた南風でした。ただし、まだ、新江南も五十四歩も、始めたばかりで、通して出来ません。通しで演武出来るようになったら、もっと五十四歩の凄さが解るかもしれませんね。どちらか一つだとそればっかり稽古すれば良いけど、二つあるので、虻蜂取らず、二兎を追う者は一兎をも得ず、にならないようにしないといけませんね。

  • 17Jun
    • 6月16日(日曜日) 国際沖縄空手道無想会 運営会議

      土曜日の稽古の翌日の日曜日、オカ先輩とエス隊長の打ち合わせに、沖縄同好会代表のハマ氏が上京し、エス隊長宅へ宿泊、急遽、昨日参加できなかったブライアン先生も参加して、国際沖縄空手道無想会の運営(動画編集や広報関係)について会議が行われました。そんなこんなで、沖縄から態々(わざわざ)ハマ氏が上京されたので、会議以外に、ブライアン先生との稽古もチョットだけやりました。ブライアン先生セミナーに参加された方は、お分かりだと思いますが、一緒に、真似して動くだけで、とても良い稽古になる貴重な時間です。沖縄同好会代表のハマ氏は、今回のセミナーは、東京と沖縄の両方に参加。一番沢山指導を受けているので、ハマ氏の稽古参加は、動画での復習プラスαのメリットがあります。土曜日の稽古では、開始位置を決めて、五十四歩を演武し、何故か、しっかり開始位置に戻るため、五十四歩初心者的には、不思議だったのですが、オカ先輩とナガ氏が時々開始点に戻らない事がありました。ズレる原因は、左の内股だったのですが、(これは、オカ先輩とナガ氏が正しい。ズレるのが当然で、ズレない南風は調整している。)前交差と後ろ交差の修正を、ハマ氏がキッチリ覚えていたために問題解決。これで、この場に居なかったナガ氏もキッチリ開始点に戻れるはずです。ハマ氏に、五十四歩(ゴジュウシホ)とチャンナン(江南)の細かい所を修正して貰い、ブライアン先生に、相対を交えながら、夫々の挙動を、無想会の身体操作で演武していただき、見て、聞いて、真似る、稽古の時間を持てました。私は、家庭の事情で、遅れて参加し、途中で帰ると言う状況でしたが、稽古の美味しい所を頂いた感があります。運営会議に参加した、エス隊長とオカ先輩どうもお疲れさまでした。稽古をつけて下さいましたブライアン先生とハマ氏、どうもありがとうございました。そして、皆さん、お疲れさまでした。土日の成果は、無想会オールジャパンのLINEで共有させていただきました。

    • 6月15日(土曜日) 刀禅&無想会

      6月15日土曜日、当日は午前中から都合がついたので、久しぶりに、午前中の刀禅から参加できました。残念ながら関東地方は雨。木刀と棒の代わりに傘を差しました。市川駅に着いたら、既に、シマ先生とオカ先輩が、改札口に居ました。三人で話している内に、エス隊長が自家用車で到着。雨の中、同乗させていただき、会場へ。炎の会の若手が、まだ着てなかったので、午前の分の刀禅の会場使用料を払うエス隊長に併せて、午後の分の無想会の会場使用料を支払う事ができました。少人数での刀禅スタート。数名が遅れて参加しましたが、それでも、普段より少人数のため、シマ先生の目が行き届きます。セミナーや稽古は、少人数の方が、参加者にはラッキーですね。当日は、下半身や股関節のワーク中心でした。無想会の身体操作と共通部分が多いワークなので、またまたラッキー。最近、家庭の事情と社協のボランティア会長で、なかなか参加出来ず、久しぶりの刀禅でしたが、回ってきてくださる、シマ先生に、直していただきつつ、出来ている指摘もしていただいたので、嬉しい気持ちにも。シマ先生、ありがとうございました。お昼になり、刀禅のみ参加者と先生がお帰りになった後、エス隊長とフルコンの師範とチャンピオンと炎の会の組、4名と我々無想会、オカ先輩とナガ氏とわたくしの3名に分かれて、空手の稽古をしました。横目で、フルコンチームを見ていると、エス隊長の動きが戻ってきています。突きと蹴り、瞬間移動をやっていましたが、ワープしながら見えない突きを出しています。やっぱりエス隊長はこれでなきゃと、安心した南風でした。無想会チームは、15回、16回セミナーの復習中心に行いました。五十四歩の順番覚え。先ずは、順番を覚えます。疑問点は映像で確認。便利な世の中になったものです。何度も繰り返して、大体、順番を覚えたところで、新江南(オカ先輩のブログでは、真チャンナンになってました)に入ります。最初の交叉法が、単純に引手を取った喉輪に変わりました。国際沖縄空手道無想会が採用した古伝の形は、これで、ほとんどが喉輪からスタートする事が、見えて来ます。ナイハンチ(内帆船) は喉輪スタート。チャンナン(江南)も喉輪スタート。パッサイ(八十一)も喉輪スタート。ゴジュウシホ(五十四歩)も喉輪スタート。残りは、セイシャンとクーシャンクーです。ちなみにローハイ(羅漢)は、払って頭を掴んで首折り膝蹴りスタート。ワンシ(王師)の形も、払って頭を掴んて首折り膝蹴りスタート。喉輪スタートか、首折り膝蹴りスタートかどちらかしかありません。指定形が喉輪スタート。参考形が首折りスタート。と言う位置づけになるんですかね。松村宗棍先生は、掴まれる前に喉を取った。だから、中国伝来の套路は、江戸時代に、剣術(日本武術)の正中線の概念と共に、松村宗棍流に唐手の形として完成したんでしょう。因みにちなみに、無想会の喉輪スタートの形は全て、左喉輪から右手で頭部を掴み、首を捩じります。相手の掴みを払って頭を掴んで首折り膝蹴り。掴まれる前に喉輪で先手を取って頭を掴んで首折り膝蹴り。掴みを払って左手を首に右手を頭に掛けるか、掴まれる前に左手を喉に伸ばすかの違いに過ぎません。見ようによっては、なんだ同じじゃん。ということになりますね。似た様なパターンの形を何度も繰り返していると、江戸時代の形の本質とか、唐手佐久川先生のパターンや松村宗棍先生のパターンとかに想いが及ぶ様になってくるのが、不思議ですが、無想会の身体操作をこれらの似た様な形に落とし込む作業をすると、益々、その想いは顕著になっていきます。チョット、いや結構、脱線しましたが、チャンナン(江南)に入りました。最初の交叉法が喉輪、右手で頭部を掴んで捩じりながら膝蹴りが変わった部分。暫くは、旧ヴァージョンと同じです。平安初段部分を通過、平安二段部分を通過、平安三段部分に入り、左手で掴んで、右逆手突きから左手で押さえて、上から右貫手、下から喉輪突き上げです。ここから、ニューヴァージョン開始。左膝蹴り(五十四歩と同じ)で転身。またまた、左手で押さえて、上から右貫手、下から喉輪突き上げを繰り返して、右腰構えで転身。この時点で足は開いてません。左膝蹴り(ここで足を降ろす時に内帆船立ちになります)。右猿臂打ち。右膝蹴り。左猿臂打ち(ここから加速します)。左足を出しなら両手クロス。持ち上げて膝蹴り、そのまま地面に叩きつけ(右手が上の状態)、左手を抜いて上から掴み、今度は下になった右手と一緒に上下を取り、捩じり折りながら立ち上がる。これも、疑問点が出たら、映像で確認。便利な時代ですね。16回セミナーの復習が終わったら、15回のパッサイ(八十一)から遡って、時間まで形をやりました。前回は、フルコン系の参加者の方のために、沖縄空手的身体操作の説明をしながらの稽古でしたが、今回は、エス隊長参加のため、無想会の稽古を時間一杯行うことができました。参加して下さった皆様。どうもありがとうございました。

  • 11Jun
    • 入替え問題を理解しましょう

      第31回社会福祉士国家試験問題 「福祉行財政と福祉計画」の問題47です。チョットみてください。問題47 法律に基づく,福祉計画に定めるべき事項に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。1 都道府県介護保険事業支援計画では,介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込みを基に,市町村の介護保険料を定める。 都道府県計画ではなく市町村介護保険事業計画である。(入替え)2 都道府県障害福祉計画では,各年度の指定障害者支援施設の必要入所定員総数を定める。 正解。障害者総合支援法第89条第2項第三号で規定。3 市町村障害者計画では,各年度における指定障害福祉サービス,指定地域相談支援又は指定計画相談支援の種類ごとの必要な量の見込みを定める。 市町村障害者計画(障害者基本法)ではなく市町村障害福祉計画(総合支援法)である。(入替え)4 市町村障害児福祉計画では,指定障害児入所施設等における入所児支援の質の向上のための事項を定める。 市町村障害児福祉計画ではなく都道府県障害児福祉計画である。(入替え)5 市町村地域福祉計画では,社会福祉を目的とする事業に従事する者の確保又は資質の向上に関する事項を定める。 市町村地域福祉計画ではなく都道府県地域福祉支援計画である。(入替え)これを見て、どう思いますか。正解以外は全部入替え問題ということに気付きましたか。試験問題は、この様に作られています。先ず、選択肢5、社会福祉法の「市町村地域福祉計画」と「都道府県地域福祉支援計画」の規定を入替える問題は定番問題です。市町村と都道府県の役割分担は覚えやすいので、特徴を掴んでおくのが受験勉強です。「都道府県」と「市町村」を入替える作問テクニックは選択5の他に、選択肢1、選択肢4にも使用されています。受験勉強では、様々な福祉計画で、都道府県と市町村の規定の入替えが出題されることを前提に、違いに注目する必要があります。選択肢3は、障害者基本法の障害者計画と障害者総合基本法の障害福祉計画を入替えた問題です。「者は基本」「福祉は総合」と区別できるようにしておくと同時に、内容の特徴を掴んでおきましょう。こんなの覚えるのは、かったるい人は、「2019-06福祉行財政88問正誤ポイント」を眺めていれば、自然に覚えてしまい、「これは多分入れ替えている!」という勘が働くようになります。https://southernwind410.amebaownd.com/pages/2695129/menuここで購入できるはずです。

  • 09Jun
    • 年金は損か得か

      年金は損か得か考えた事がありますか。ちょっと計算してみましょう。本当は、保険料は変わるので、変わったので、もっと少ないですが、一番高い現在の保険料で計算します。給付額も変わるので一概に言えませんが、現在の給付額で計算します。現在の保険料は、16,340円です。12か月で196,080円です。これを40年間払って、7,843,200円になります。現在の給付額は、年額で779,300円ですから、何年で元がとれるか割ってみましょう。すると、10年で元がとれます。差額が50,200円なので、厳密に言うと、10年1カ月で収支はプラスに転じます。保険料を払い終わって、給付される側にまわってから、10年1カ月以上生きた人は、給付額が支払額を上回って得をするということになります。これは、物価の上昇とか様々な要素が絡み合いますから一概には言えませんが、現在の様に物価が上がらず給料だけが下がる状況だと、保険料は滞納せずに納めておいた方が得のようです。もちろん、これは基礎年金だけの話ですから、サラリーマンはこれに厚生年金が加算されます。それだけではありません。40年間支払わなくても、障害年金や遺族年金は、その時点での要件を満たすだけで給付されます。一応保険なので、保険をかけとけってわけです。ですから、万が一の障害や死亡と10年で元をとることを考えれば、無理しても保険料を支払った方が無難です。だだし、10年生存せず、家族も居ない人にとっては、残念な事になります。それでは、ちょっと65歳の平均余命をみてみると、男性19年、女性24年です。男性の平均でも、収支は700万円プラスです。ですから、保険料では賄えなくて、税金を投入しているわけです。年金は損か得かで考えると、国民にとって、とってもお得な制度というわけです。しかし、払った額より沢山貰えるからと言って、現役時代の生活を維持できるほど、沢山貰えるわけではありません。老後の生活設計は、貯金や収入、支出のバランスを考えて、資金管理することが大切になります。

    • 日本人人口2018(平成30)年

      日本の人口には、外国人を含めた総人口と日本人人口とがあります。これらは、国勢調査と人口動態統計などの資料に基づく推計です。総人口のピークは2007(平成19)年から2010(平成22)年ぐらいで1億2千8百万人ぐらいです。その後、減少に転じ、2018(平成30)年に1億2千643万人ぐらい。2045(平成57)年ぐらいには、1億人を下回るのではと予想されています。日本は、戦争に負けました。1945(昭和20)年8月のことです。この時点を終戦と言います。ここを境界として時代を前後に分け、戦前、戦後という言い方をします。その時点での人口は、7千2百14万人でした。この戦争は、人材も物資も総動員体制で、特に若い男性はかり出されました。終戦を迎えて、かり出されていた若い男性たちが、復員してきます。当時の風習では、適齢期の男女は、結婚するのが普通でしたので、その男性たちと銃後(戦場の後方)を守っていた女性たちが結婚します。結婚した男女から赤ちゃんが産まれます。1947(昭和22)年、1948(昭和23)年、1949(昭和24)年の三年間を、第一次ベビーブームと言います。その時に産まれた世代を、団塊の世代、第一次ベビーブーマーと言います。 人口には、自然増減と社会増減があります。出生者数から死亡者数を引いた数値を「自然増減」、入国者数から出国者数を引いた数字を「社会増減」といいます。2018(平成30)年の日本人の出生数は約91万8千人で、死亡者数は約136万2千人です。この場合、日本人の自然増減は約44万2千人減少であると言います。

    • 最短距離からの放出

      間が空きましたが『沖縄武道空手の極意』解説シリーズです。その参の96頁「最短距離からの放出」です。「足で、地面を蹴るな!」多くの日本武道で指導されるということですが、読者の皆様は、長く武術に携っていても、あまり聞かなのではないかと思います。私も、40年近く、現代空手に関っていましたが、そんな指導を受けたことはありません。もちろん、沖縄空手道無想会では、ごく当たり前の指導なわけなんですが。地面を蹴ると作用と反作用で二つのベクトル。蹴らずに引き上げるだけだと作用のみなので一つのベクトル。エネルギーの循環はシンプルならシンプルな方が早い。こんな理屈です。兎に角、エネルギーロスを嫌うのが沖縄空手方式です。無想会では、これに重力落下を使いますから、上げながら落ちるという、早くと重くの両方をゼロ拍子で行う事を要求されます。それから、ボクシングのパンチと首里手の突きの共通性の記述があるのもこの章です。さらに、野球のピッチングと無想会の準備動作の「筋抜き」の原理が同じだという記述もこの章です。無想会は準備動作で「筋抜き」を行いますが、これは中々高度なテクニックです。肘だけ上下しますが、掌部分は一直線に前方に向かって可能な限り伸ばします。伸ばす時も戻す時も、広背筋で行いますが、広背筋は、開始から終了まで緩まない様に、締め続けます。この「筋抜き」、結構大変で、初心者は、数回で汗だくというシロモノです。この「筋抜き」は、野球のピッチングを裏返した動作です。ピッチングの真っ最中に筋肉を緩めるピッチャーは居ませんね。同じように、技の真っ最中に筋肉が緩まない様に、空手家も「筋抜き」を「しっかり稽古」です。違いは、武術として、早さ速さ重さを得るために空手の技は「正中線」に纏わりつく事です。

  • 08Jun
    • 人口自然減、初の40万人超…死亡数は戦後最多

      「厚生労働省は7日、2018年の人口動態統計(概数)を発表した。死亡数から出生数を引いた自然減は44万4085人と初めて40万人を超えた。1人の女性が生涯に産む子供の推計人数を示す合計特殊出生率は1・42で、3年連続で低下した。人口減少は進む見通しで、子育て支援や労働生産性の向上が課題となる。死亡数は136万2482人(前年比2万2085人増)で戦後最多だった。出生数は91万8397人(同2万7668人減)で、統計を取り始めた1899年以降で最少を更新した。この結果、自然減は前年より4万9753人拡大し、過去最大となった。」もう、明らかな事実ですが、日本は人口減少社会に突入しています。合計特殊出生率は最低が1.26で現在1.42ですからそれほど低くない印象を受けますが、これは計算基準である50歳になり割り算の母数から抜ける女性が増えているために起きる数字のマジックに過ぎません。90万人産まれて130万人亡くなる。直ぐ、80万人産まれて140万人亡くなって60万人の自然減になります。そうすると加速度がついて、毎年100万人の自然減の時代が来ます。「減少していく労働力人口を補うため、4月に施行した働き方改革関連法の着実な運用を通じて、労働生産性を向上させることも目指している。高齢者の労働参加を進めることも課題で、根本厚労相は7日の記者会見で「次期年金制度改革では、より長く、多様な形となる就労の変化を取り込みたい」と語った。」と言うことですが。いつもながら、政府の政策は末端ばかり弄って、根本なところを無視しますからね。現在の日本は、出産・育児し難い国です。高齢者も女性も働き難い国です。出産・育児し易い国にするためには、高齢者や女性が働き易い国にするためには、積極的差別是正措置(アファーマティブ・アクション)を随所に散りばめる必要があります。でも、政策を作っているのは、差別している側ですから、結婚できない人、出産できない人、育児に苦労している人、働きたいけど働けない高齢者、働きたいけど働けない女性、働きたいけど働けない若者の意見を聴く耳をもたないと、何時まで経っても本末転倒の政策に終始することになります。 現在の日本は、失敗したらやり直が出来ない社会です。何度、失敗してもやり直せる社会にしなければ、子育ても、就職も辛すぎますね。  

    • 特別養子、原則15歳未満=改正民法が成立

      特別養子縁組の対象年齢を原則6歳未満から原則15歳未満に引き上げる改正民法などが7日の参院本会議で、与党などの賛成多数で可決、成立した。制度見直しは1988年の導入以降初めて。公布から1年以内に施行する。 特別養子縁組は虐待や貧困などが原因で適切な養育を受けられない子の救済が目的。普通養子とは違い、実父母との親子関係はなくなる。最高裁判所によると、特別養子縁組の成立件数は近年、年間500~600件程度で推移している。 改正法は、民法の規定で15歳になると各種手続きで本人の意思が尊重されることなどを踏まえ、対象年齢の上限を定めた。15~17歳の縁組も本人の同意などを条件に例外的に認める。この様なニュースが発表されました。特別養子縁組は民法に規定されています。第五款 特別養子(特別養子縁組の成立)第八百十七条の二 家庭裁判所は、次条から第八百十七条の七までに定める要件があるときは、養親となる者の請求により、実方の血族との親族関係が終了する縁組(以下この款において「特別養子縁組」という。)を成立させることができる。2 前項に規定する請求をするには、第七百九十四条又は第七百九十八条の許可を得ることを要しない。(養親の夫婦共同縁組)第八百十七条の三 養親となる者は、配偶者のある者でなければならない。2 夫婦の一方は、他の一方が養親とならないときは、養親となることができない。ただし、夫婦の一方が他の一方の嫡出である子(特別養子縁組以外の縁組による養子を除く。)の養親となる場合は、この限りでない。(養親となる者の年齢)第八百十七条の四 二十五歳に達しない者は、養親となることができない。ただし、養親となる夫婦の一方が二十五歳に達していない場合においても、その者が二十歳に達しているときは、この限りでない。(養子となる者の年齢)第八百十七条の五 第八百十七条の二に規定する請求の時に六歳に達している者は、養子となることができない。ただし、その者が八歳未満であって六歳に達する前から引き続き養親となる者に監護されている場合は、この限りでない。(父母の同意)第八百十七条の六 特別養子縁組の成立には、養子となる者の父母の同意がなければならない。ただし、父母がその意思を表示することができない場合又は父母による虐待、悪意の遺棄その他養子となる者の利益を著しく害する事由がある場合は、この限りでない。(子の利益のための特別の必要性)第八百十七条の七 特別養子縁組は、父母による養子となる者の監護が著しく困難又は不適当であることその他特別の事情がある場合において、子の利益のため特に必要があると認めるときに、これを成立させるものとする。(監護の状況)第八百十七条の八 特別養子縁組を成立させるには、養親となる者が養子となる者を六箇月以上の期間監護した状況を考慮しなければならない。2 前項の期間は、第八百十七条の二に規定する請求の時から起算する。ただし、その請求前の監護の状況が明らかであるときは、この限りでない。(実方との親族関係の終了)第八百十七条の九 養子と実方の父母及びその血族との親族関係は、特別養子縁組によって終了する。ただし、第八百十七条の三第二項ただし書に規定する他の一方及びその血族との親族関係については、この限りでない。(特別養子縁組の離縁)第八百十七条の十 次の各号のいずれにも該当する場合において、養子の利益のため特に必要があると認めるときは、家庭裁判所は、養子、実父母又は検察官の請求により、特別養子縁組の当事者を離縁させることができる。一 養親による虐待、悪意の遺棄その他養子の利益を著しく害する事由があること。二 実父母が相当の監護をすることができること。2 離縁は、前項の規定による場合のほか、これをすることができない。(離縁による実方との親族関係の回復)第八百十七条の十一 養子と実父母及びその血族との間においては、離縁の日から、特別養子縁組によって終了した親族関係と同一の親族関係を生ずる。改正民法が、国会で可決、成立しました。年齢制限を6歳から15歳に引き上げる。子の同意があれば、17歳まで認める。ということです。この制度の特徴は、実親との関係です。普通養子縁組では、実親との関係も残りますが、特別養子縁組では、例えば虐待された子や遺棄された子が実親との関係を断ち切ることができます。小さい子でなければという配慮があって6歳という年齢制限がありました。8歳まで認めると言っても6歳になるまでに養育されていた場合という限定付きなので、基本6歳以上の子は特別養子にはなれませんでし。これが、17歳まで(18歳からは大人)に延長されることになったということは、事実上の年齢制限の撤廃です。養親にとっても養子にとっても、年齢制限が廃止されたのは、喜ばしいことだと考えます。きっと500~600件で推移していた特別養子縁組は、1000件以上に増えるかもしれませんね。

  • 07Jun
    • 学問とは 科学とは 研究とは 学習とは

      学問とは学を問うこと。言い換えると、科学を研究することです。科学とは、実践を理論化して体系づけたものであり、研究とは、よく調べて真理を究める(追究する)ことです。看護学も福祉学も実践の科学である以上、その進歩のための研究はとても大切です。学習とは、特定の経験によって新しい知識、認知様式、技能、態度、行動様式を永続的に習得することです。ですから、情報の一時的な獲得は、学習とは言いません。学習者のこれまでの経験は、資源となり生かされます。学習は、環境によって影響を受けまし、報酬によって強化される場合があります。成人の学習では、内発的動機づけによって学習が促進されます。他者による評価よりも自己評価が大切ですし、講義による学習よりも課題中心の学習のほうが高い効果をえられます。専門職者の事例研究で、患者・利用者を対象にする場合には、一定の倫理的配慮が必要です。研究参加の同意は、家族ではなく本人から得るようにしましょう。研究参加の同意は後で撤回できることを患者に説明します。個人情報が含まれた研究の書類は、施錠できる場所に保管しなくてはいけません。研究発表用のデータでは、患者の実名を伏せましょう。さらに、研究が終了した場合でも、研究者には守秘義務があることを理解しておきましょう。

    • リエゾン精神看護とDV被害者に対する支援

      医療関係者が、DV被害者を発見した場合、配偶者暴力相談支援センターまたは警察に通報する努力義務があります。配偶者暴力支援センターは、一時保護機能を備えています。DV被害者から聴取した内容を、加害者に確認するのは不適切です。また、加害者にDVを止める様に説得するのも藪(やぶ)蛇(へび)です。DVを発見した場合、病院から警察に通報する義務があることを被害者に伝えましょう。DV被害者は、心的外傷後ストレス障害(PTSD)がある可能性があり、フラッシュバックや悪夢を見たりする場合があります。担当看護師だけで対応が難しい場合、リエゾン(橋渡し)精神看護を専門とする看護師がいれば、連携して対応しましょう。リエゾンとは、フランス語で連携・連絡という意味です。リエゾン精神看護を専門とする看護師の介入として適切なのは、リラクセーション法の指導を受け持ち看護師と計画することです。リラクセーションやカウンセリング等がリエゾンナースの担当です。また、コンサルテーションへの対応として、他分野の専門家への橋渡しをするのも、リエゾン精神看護の活動です。PTSDがあっても、睡眠薬の増量や向精神薬の使用、精神科病棟への転棟は、好ましい対応とは言えません。加害者と話し合う場を設定するのも不適切です。被害者の回復のために、他に連携すべき専門職で優先度が高いのは心理専門職です。

    • DV防止法

      ドメスティック・バイオレンス(DV)という言葉は、親しい関係の男性から女性に対する暴力という意味です。家庭内暴力という意味もあります。しかし日本で成立した「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律(通称DV防止法)」は、配偶者間暴力について規定している法律なので、一般的なDVを規制する法律とは少し違います。この法律は、配偶者暴力相談支援センターや暴力被害者の保護、暴力加害者が被害者へ接近することを裁判所が禁止すること、婦人相談員による相談等を規定しています。暴力には心身に有害な影響を及ぼす言葉が含まれます。当初配偶者間だけに限定していたこの法律は、その後、離婚した元配偶者や子どもも対象にするように変更され、暴力被害者の自立支援が加えられ、さらに同居の交際相手も対象にするように変更されて現在に至っています。この法律での暴力を受けている者を発見した場合の通報先は、配偶者暴力相談支援センターまたは警察官と規定されています。

    • 婦人相談所と婦人保護施設

       婦人相談所と婦人保護施設は、もともと売春防止法を根拠としていた機関と施設でした。しかし、現在では、売春をした女性を摘発することより、少女等に対する買春をした男性への取り締まりや、暴力団などの組織的な管理強制売春の取り締まりにシフトしてきています。そのため、近年は、婦人相談所や婦人保護施設の存在意義が薄れかけていました。婦人保護施設の入所者は、売春防止法で摘発された女性ではなく、知的障害を持つ女性が入所している事例も多く見受けられました。DV防止法(通称)施行後は、婦人相談所と婦人保護施設に対する機能が見直され、婦人相談所や婦人相談員の活用が規定され、婦人保護施設に暴力被害女性の保護機能をもたせるようになりました。

    • 伝わらない前提で伝える努力を

      私は、教員として、知識を伝える仕事をしています。その経験から言える事。絶対に伝わらない。伝わると思っている指導者は甘いです。絶対に伝わらない。絶対に、受け手の自分なりの解釈が入ります。学生には伝わらない。彼らは自分なりに解釈して理解しようとしてくれます(くれようとする学生もいます)が、絶対に意図することは伝わらない。それは、自分の教え方が下手だから、と言われてしまえば身も蓋もありませんが。例えば、「空手の歴史」などを紐解いてみても、やはり、伝わっていないのが現実です。師範の意図するところは弟子には伝わらない。これを前提に考えないと、とんでもないことになります。ですから、映像に残して、何度も見直す必要があるわけです。私は、国際沖縄空手道無想会という団体の一員です。ボランティアで世話人みたいな事をしています。もうすぐ還暦(60歳)を向かえます。職業空手家ではなく、余暇に少し稽古するだけのアマチュア空手家です。当然、素質とかフィジカルとかに恵まれていません。若いころは、恵まれていたのかもしれませんが、既に肉体的には終わってしまっています。指導者として選手の技を受ける時代が長く、勝つ事より受ける事が得意です。だから強くありません。弱いです。国際沖縄空手道無想会にはマニアックな仲間が多く、研究熱心です。向上心も高く、色々、試行錯誤しながら、高みを目指しています。わが身を顧みると、ほとんど何も考えていません。研究しない。研究・分析が職業なのにもかかわらず、空手については研究しません。新垣清最高師範が伝えた事をそのまま受け入れるだけ。時々『沖縄武道空手の極意』を読み返したりするだけ。時に、エス隊長が、会得した事を、教わるだけ。疑問を持たずに、言われた事を、淡々とやるだけ。自分で考えずに、そのまま受け入れて、ある程度できるようになったら、それを、仲間や学生に伝えていく。そんなスタンスです。だから、仲間たちと比較して上達は遅いかもしれませんが、それほど、ズレてないのでは、と思います。ただ、出来ていない事が、多いので、先輩から教わる事は、とても多いです。研究熱心な先輩たちが、教えてくれることが、新垣師範の理論に適合しているかは、理解できるので、違っている事は、受け入れませんが、概ね、無想会の先輩たちの理解は正しく、教わる方も、楽が出来て時短になります。しかし、今のところは無想会の先輩たちの解釈は正しく、新垣理論を継承している様ですが、空手の歴史を考えると、このまま新垣理論が正しく伝わるとは限らない。ですから、映像に残して、何度も見直す必要があるわけです。セミナーが終わって丸々1ヶ月は、セミナーの映像と格闘するかのように、デッキをフル稼働させます。嗚呼、面倒くさい。とやんなっちゃう事もありますが、新垣理論が正しく伝承されるためには、研究・分析は他のメンバーに任せて、とりあえず、そのまんま残す事に、専心しなくてはと思います。まだ、「五十四歩」の稽古に入れていません。でも、一応、文化の伝承として、全ての形をインプットして、他人に伝えて残す様にしたいと思います。突きのスピードで形を組手のスピードで形を身体操作演武と全速演武を交互に繰り返してと言われた通りに、淡々と取り組むのが、自分の役割分担だと思っています。なんちゃって、最近は、全速演武、やりませんね。昔のブログを読んだら、高速内帆船15秒以内だったらしい。平安四段6秒台とか羅漢10秒以内とか、馬鹿じゃないかしら。もう止めました。一つひとつの身体操作が、突きの身体操作と同じなら、唯落ちるだけで、いくらでも早く速くなる。でも、やってないと出来なくなる。ジャンジャン。ですね。

  • 06Jun
    • 子どもの保護者との面談

       病気の子どもの将来を悲観して悲しむ母親等保護者に対しては、時間がとれる限りじっくりと話を聴くのが、最も優先される適切な対応です。子どもの病気に責任を感じて、つらい気持ちでいる保護者に対して、否定的な言葉や責める言葉をかけるのは適切ではありません。また、話を逸らしたり、援助者は関知しないので、保護者同士で話すように突き放したりするのも考えものです。「お母さんのせいではありませんよ」と言うのが、保護者のつらい気持ちに寄り添った対応と言えるでしょう。両親が、入院中の子どもへ病名を説明することをためらう場合には、子どもが病名を知らずに検査や治療を受けるデメリットを説明しましょう。火傷等怪我の処置の時に、「可哀想で見ていられない」と話す母親等保護者に対しては、「頑張る姿を見届けるべき」と言うよりも「お母さんが支えになりますよ」という言葉かけが適切でしょう。家庭内の子どもの事故予防についての指導内容で適切なのは、発達段階に応じた子どもの行動の特徴です。要保護児童または問題のある家庭を発見した場合、緊急に必要なのは、見守りではなく速やかな対応です。支援には、多職種による協働が有効であることから、必要に応じて要保護児童対策地域協議会実務者会議の開催要請なども選択肢の一つです。

    • 子どもとの面談と対応

      入院治療中の子どもが、自分の病状について尋ねてきた場合、基本的には人間として、大人と同じような対応をとるべきです。まず、嘘をついてはいけないのは当然ですが、話題を変えてごまかすのも良くない対応です。しかし、十分な理解力をもたない子どもの場合、一定の配慮は必要です。本当のことをストレートに話して、不安を増大させては可哀想です。逆に、支援者の側から、親からどのように説明されているかを尋ね、それを子どもが表現することによって、気持ちをしっかり持てるようになります。これは、聞く(聴く)技術である、確認型応答であると同時に、解決志向アプローチのサポーズ・クエッチョンにつながります。 思春期や反抗期にあたる年代の子どもとの面談も基本は同じです。その年代の子どもだと、本人の意思や判断を重視する必要があります。本人を除け者にするような態度は慎むべきですし、本人と保護者とのどちらかの側に立って、肩をもつような発言は控えるべきでしょう。中立を保つように心がけることが大切です。保護者に代わって叱るのも好ましくありません。 子どもが、反抗的な態度を見せる場合にも、なぜそう思うのかを本人に尋ねるというような、確認型応答を行いましょう。また、同席に支障がある場合には、保護者のいない場で、気持ちを聴く機会をもつと良いでしょう。仮に、親子関係に問題があると感じた場合にも、それを本人や親に伝えるのは、過ぎた行為です。入院中の子どもが、ベッド上で飛び跳ねたり、ベッドから飛び降りたりして、繰り返し注意されている場合、抑制したり、個室に移したり、主治医から厳しく注意してもらうなどは、適切な対応とは言えません。静かにできる遊びを一緒に考えるなどして、落ち着かせるようにすべきでしょう。

    • 子どもに対する医療処置

      少子化にもかかわらず、小児救急医療を受診する子どもが増加しています。救急医療の必要がない軽症の子どもが受診しなくて済むように、情報提供が重要です。小児の外来看護で最も優先されるのは、感染症症状の確認です。子どもに対する処置の時は、子どもに対しても大人と同様に処置についての説明を行い、安心させるように配慮しましょう。ひどく痛む場合は、鎮痛剤の使用も検討しましょう。抑制帯の使用は、不適切です。なるべく肌の露出は必要最小限にすべきでしょう。新生児の沐浴は、満腹時を避けて行います。授乳後は、顔を横に向けて寝かせ、オムツはおなかを締めつけないように当てます。衣類は大人と同じか、1枚多くします。てんかんで入院した児童に対する検査で優先度が高いのは、脳波検査です。症状が落ち着いたら、なるべく病棟レクリエーションへ参加するように誘導しましょう。発作の予防には、規則正しい服薬と規則正しい睡眠等生活習慣が大切です。通学を再開するときには、学校に病名を知らせ、発作時の対応策を決めておきましょう。終末期にある子どもに対しては、本人の意思を尊重しましょう。規制するより自由にさせてあげるべきです。卒業式等の行事への出席を望む場合、なるべく希望をかなえる方向で検討しましょう。否定的な応答はせず、出席できるように準備しようと話すのが適切です。望みが叶った場合、叶うように努力できた場合にも本人や家族の満足感につながります。

  • 05Jun
    • パンプス「業務で必要」と容認 厚労相発言、波紋呼びそう

      パンプス「業務で必要」と容認 厚労相発言、波紋呼びそう6/5(水) 17:52配信https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190605-00000151-kyodonews-soci女性にハイヒールやパンプスを強制する職場があることに関し、根本匠厚生労働相は5日の衆院厚労委員会で「社会通念に照らして業務上必要かつ相当な範囲かと思います」と述べ、事実上容認する考えを示した。足を痛めるなどとして着用強制に反対する活動が広がっており、根本氏の発言は波紋を呼びそうだ。 職場でのハイヒールやパンプスの着用を巡っては、強制をやめるよう「靴・苦痛」を掛け合わせた「#KuToo」と名付けられた動きがオンラインで広がり、3日には約1万8800人超の署名と要望書が厚労省に提出された。「社会通念に照らして業務上必要かつ相当な範囲かと思います」は、チョット拙い答弁ですね。皆さんは、どう思いますか。「民間企業の事に、政治は口を出したり、強制力を行使したりするのはどうかと思う。」ぐらいの発言で、逃げておいて、「個人的には、苦痛を強制するのは、いかがなものかと思う。」程度が政治家としては、適切だったのでは、と思います。ハイヒールやパンプスは、カッコイイからファッションで履いていたのだと思っていた私は、少々認識不足でしたね。職場から強制されていたなんて。この本では、旦那様に、ハイヒールを強制されていましたが。でも、強制はいけませんね。強制はいけません。苦痛の強制はいけません。もちろん、TPOはわきまえる必要はありますが。顧客との商談に、TシャツにGパンで行って、契約して貰えなかったとか。そんなのは困りますが。足を痛め、腰も痛め、健康を害し、精神が病む。何て事になったら、どちらも敗者ですからね。雇用者も被用者も、ウインウインの関係で、共に発展して行くべきでしょう。ゼロサムゲームではなく、非ゼロサムゲームのウインウインでありたいものです。

    • 子どもの痛みと心理学的反応

      子どもの痛みと心理学的反応新生児の痛みについては、心拍数の変化、啼泣(ていきゅう)(声を上げて泣くこと)の仕方、刺激への反応などから判断します。痛みの軽減については、状況によって対応すべきなので、必ずしも、薬物療法よりも非薬物療法を優先するとは限りません。痛みに対する非薬物療法には、抱っこや遊びなどで痛みに対する集中を分散させるなどがあります。現在の痛みの訴えには、過去の痛みの経験による恐怖が大きく影響します。3歳ころになると、痛みの自己申告スケールの使用が可能になってきます。子どもに対する採血の説明は、親だけでなく子どもにもした方が良いでしょう。坐位で行うか仰臥位で行うかを子どもに選ばせることはプレパレーション(心の準備)になります。採血は、注射針を抜くまで終了にはなりません。無事終了後に、頑張りをほめ、気持ちや感想を聞くことも、プレパレーションの過程に含まれます。小さな子どもが採血等の注射を嫌がる場合の言葉かけは、指示指導的な言い方や威嚇的な言い方をせず、「終わったら何をしようか」という、サポーズ・クエッチョン(思考を未来へ向けさせる質問)が、子どもを落ち着かせるのに有効です。子どもの心理学的反応医療関係者は、子どもの心理学的反応についての知識も必要です。親の付き添いなしで入院している2歳児の場合、入院当初の号泣は、親との別離の初期に、しばしば認められる反応です。介助しても食事を受け付けないことは、親との別離に対する抗議の表れであると言えます。入院が長期になるにつれ周囲に関心を示すようになり、看護師の世話を受け入れるようになりますが、別離のストレスが消失したわけではありません。ですから、親との面会はたいへん重要だという認識をもつ必要があります。完全看護で保護者の夜間付添いができない病院があります。面会時間終了時に子どもがひどく泣く場合は、無理に規則に従わせるのではなく、「もう少しそばにいてあげてください」と柔軟な対応をするのが適切です。長期の隔離入院は、子どもに対して様々な心理的影響を及ぼします。その対策としては、孤独感に対しては、家族や友人たちからのビデオレターの活用が、感覚刺激の不足に対しては、テレビゲームの持込許可などが、学校教育の中断に対しては、養護学校への転籍などが考えられます。医療従事者への恐怖心に対して、医療従事者のマスク非着用は感染症対策の面から好ましくありません。床上(しょうじょう)安静が続く子どものストレスに対しては、ベッドに寝たままでもプレイルームに誘導するのが適切でしょう。

    • 子どもの遊び

       子どもの遊びは、さわったり、口に入れたり、投げたりする「感覚運動遊び」や「機能遊び」と呼ばれるものから始まります。1歳から2歳に機能遊びをたっぷりやったあと、3歳ぐらいから、「象徴遊び」から「構成遊び」に移行します。 象徴遊びは「ごっこ遊び」や「模倣遊び」「想像遊び」とも呼ばれ、「ままごと」など、役割を理解し模倣する遊びです。構成遊びは「構造遊び」とも呼ばれ「積み木遊び」などで、空間を理解し創造する遊びです。 それとは別に、他の子どもの側で、お互いにかかわらず同じように遊ぶ「平行(並行)遊び」というものも見られます。3歳ぐらいになると、他の子と一緒にかかわって遊ぶことができるようになります。4歳ぐらいになると規律にしたがって「ルール遊び」ができるようになります。 絵本を見たりお話を聞いたり、テレビを見たりという受身になって受け取る遊びを「受容遊び」といいます。これは、1歳ころから現れ3歳で盛んになりそれ以降、本当の意味で楽しむことが出来るようになります。