『看護学生のための社会福祉読本』の内容を一部公開しています。
『看護学生のための社会福祉読本』は、
「看護師国家試験」の「社会福祉士」と「介護福祉士」に共通する問題の解説を文章化したものです。
この2022年版では、第94~111回の過去18年間の看護師国家試験問題の中から
「社会福祉士」と「介護福祉士」に共通する問題を約1400問選んで、それを解説し文章化してあります。
ですから、この本を一通り読むと、社会福祉士や介護福祉士と共通する過去18年間の看護師国家試験問題
約1400問を体験したことになります。
さらに、第100~108回の過去9年間の保健師国家試験問題990問のうち
統計学の計算問題等を抜いて800問程度、文章化して加筆してあります。
「看護師国家試験」と「保健師国家試験」の受験生の方に活用していただけると嬉しいです。
今回のテーマは、「ヘルシンキ宣言とインフォームド・コンセント」です。
1947年の「ニュルンベルク綱領」では、研究目的の医療行為(人体実験等)で厳守すべき基本原則10項目が示されています。この倫理綱領は、その後ヘルシンキ宣言に繋がりました。
1964年にフィンランドの首都ヘルシンキにおいて開かれた世界医師会第18回総会で採択された、医学研究者が自らを規制する為に採択された人体実験に対する倫理規範を「ヘルシンキ宣言(正式名称は「ヒトを対象とする医学研究の倫理的原則」)」と言います。
ヘルシンキ宣言のなかで重要な基本原則は、「患者・被験者福利の尊重」、「本人の自発的・自由意思による参加」、「インフォームド・コンセント(説明と同意)」、「倫理審査委員会」、「常識的な医学研究であること」などです。
『看護学生のための社会福祉読本』はこちらで購入できます。