ドラマ「藏」 (1995)
新潟の造り酒屋を舞台に大正から昭和へ、強い意志で自分を切り開いていく視覚障害のある少女、烈。
彼女を見守り支える叔母、佐穂。
相反する立場と性格の2人の女性を軸に、戦前の日本の社会の一員ともいえる「家」を多彩な人間像と共に描く大型女性ロマン。
宮尾登美子の長編小説「藏」をドラマ化。
1995年6月4日 - 7月9日、NHK BS日曜ドラマで放送された。
視聴率は、第1回15.7%・第2回16.1%・第3回18.8%・第4回15.6%・第5回16.7%・最終回20.0%。
衛星放送としては、当時最高の視聴率を獲った。
さらに、1996年5月15日 - 6月19日、NHK総合テレビジョンの「水曜ドラマ」で再放送。
2002年2月15日 - 3月22日にも、NHK総合の「金曜時代劇」枠で再放送。
佐穂を檀ふみ、烈を松たか子が演じた。
松たか子主演による宮部登美子ドラマ3部作の第1作にあたる。
松たか子は出演当時はまだ知名度が高くなく、当時の文献には「松本幸四郎2女」と書かれている。
当時18歳だった。
原作:宮尾登美子 脚本:中島丈博 音楽:深草アキ 語り:柳生博
松たか子は、ご存じ歌舞伎の名家・松本家に生まれた。
16歳だった1993年(平成5年)に、歌舞伎座で歌舞伎『人情噺文七元結』で初舞台を踏む。
翌1994年(平成6年)にはNHK大河ドラマ『花の乱』でテレビドラマに初出演。
1995年(平成7年)には同局のドラマ『藏』で主演し、以降、映像・舞台等で女優としてのキャリアを重ねる。
1996年(平成8年)の『ロングバケーション』、1997年(平成9年)の『ラブジェネレーション』、そして2001年(平成13年)の『HERO』と、フジテレビ系列の月9ドラマに出演。
いずれも木村拓哉と共演し、30%前後の高視聴率を記録した。
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