ハリウッド・コメディ映画 第74位「9時から5時まで」ジェーン・フォンダ主演の大ヒット作! | 人生・嵐も晴れもあり!

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「9時から5時まで」

(原題:9 to 5 / Nine to Five)

 

Amazon.co.jp: 9時から5時まで [DVD] : ジェーン・フォンダ, リリー・トムリン, ドリー・パートン, ダブニー・コールマン,  スターリング・ヘイドン, エリザベス・ウィルソン, コリン・ヒギンズ: DVD

 

「9時から5時まで」 オープニング

 

1980年12月19日公開。

大企業に働く3人のOLが日ごろコキ使われている上役に復讐を企む諷刺コメディ。

ドリー・パートンの熱演が光る。

興行収入:$103,290,500

 

脚本:パトリシア・レズニック、コリン・ヒギンズ

監督:コリン・ヒギンズ

 

キャスト:

  • ジュディ・バーンリー - ジェーン・フォンダ
  • バイオレット・ニューステッド - リリー・トムリン
  • ドラリー・ローズ - ドリー・パートン
  • フランクリン・ハート・ジュニア - ダブニー・コールマン
  • ラッセル・ティンズウォージー - スターリング・ヘイドン
  • ロズ・キース - エリザベス・ウィルソン
  • ヒンクル - ヘンリー・ジョーンズ
  • ディック・バーンリー - ローレンス・プレスマン

 

9時から5時まで:作品情報|シネマトゥデイ

 

あらすじ:

通勤の足が乱れとぶ朝のロサンゼルス。

夫との離婚をきっかけにある複合企業に就職することになったジュディ(ジェーン・フォンダ)。

早速その会社の副社長フランク・ハート・ジュニア(ダブニー・コールマン)に面会に行くが、大ベテランのOLバイオレット(リリー・トムリン)から、彼の非情さを聞いて不安になる。

バイオレットは、4人の子供をもつ未亡人で、キャリアは12年、フランクを新人社員時代から育てたのは彼女である。そんな彼女をフランクはアゴでコキ使っていた。

彼の秘書ドラリー(ドリー・パートン)は金髪のグラマーで、音楽家の夫がいたが、このドラリーに、フランクが夢中。

仕事中、何かと彼女の気をひこうと苦心していた。

社内では、2人が噂になっており、ドラリーは女子社員の非難の目を受けていた。

ハリキッて勤め出したジュディはミスばかりで、フランクにバカ呼ばわれされる始末。

一方、ドラリーはフランクが彼女と浮気したとデマをとばしていたのを知り、ショックを受けて酒場に来た。

そこには同じようなウップンをもったバイオレットとジュディが来ており、3人はお互いの気持ちをぶつけ合い、すっかり意気投合。

その日ドラリーの家に集まった3人は、マリワナをまわし飲みながら、フランクことボスをいかにして殺すかを語り合った。

ハンターになって射ち殺すというジュディ、投げ縄で殺すというドラリー、毒入りコーヒーを飲ますというバイオレット…。

ところが翌日、ボスがコーヒーを飲む寸前に椅子から落ち脳シントウを起こし病院へかつぎこまれたことから大騒動がおこる。

コーヒーにまちがって猫イラズを入れたバイオレットは、それを飲んだために倒れたのだと誤解し、しかも病院で他人の死体を見てボスだと思いこみ、その死体を抹殺しようと車で運び出してしまったのだ。

しかし、途中で他人の死体とわかり病院に戻し、翌日、ボスが無事だと知って3人はホッとする。

しかし、3人の行動をスパイ社員ロズ(エリザベス・ウィルソン)の報告で知ったボスに脅迫され、3人は彼を2週間監禁。

その間に社内改善を計画し、すべての社員が働きやすい状況に変えてしまう。

それがめざましい効果を示し、能率は20%もアップした。

ジュディら3人に釈放され会社に戻ったフランクは、突然会長の訪問を受ける。

能率アップを彼の腕によるものと思った会長が、ブラジルでやる新事業の責任者に彼を大抜擢することにしたのである。

3人は彼のブラジル行きを大いに喜ぶのだった。

 

In cinemas: 9 to 5 (1980) | BFI

 

コメント:

 

ジェーン・フォンダ主演の大ヒット・コメディ。

 

ジェーン・フォンダが他の二人に花を持たせていて、珍しくおとなしめの役柄を演じているのが興味深い所だ。

その分名コメディエンヌ・リリー・トムリンと、自作自演の主題歌を歌うドリー・パートンが持ち味を存分に発揮している。
特にネコイラズ事件を発端とした病院での死体奪取のシークエンスではトムリンが最高の演技で笑わせてくれる。

上司役のダブニー・コールマンの憎々しい演技がフェミニズム溢れる作品の面白さに大きく貢献している。
 

ウーマンパワーが高まってきた時代の1980年頃の米国社会を皮肉ったコメディ。

現在ならそれこそ逆セクハラ、パワハラで訴えられかねないような上司いびりのあれこれが痛快。

しかし、現代の女性は更に強くなっているのだから、その恐さは推して知るべし。

 

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