ハリウッド・コメディ映画 第72位「ウチの亭主と夢の宿」 引っ越しの夢物語! | 人生・嵐も晴れもあり!

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「ウチの亭主と夢の宿」

(原題:MR. BLANDINGS BUILDS HIS DREAM HOUSE)

 

Mr. Blandings Builds His Dream House (1948) - IMDb

 

「ウチの亭主と夢の宿」 予告編

 

1948年3月25日公開。

日本未公開。

ケーリー・グラント主演のコメディ。

広い一軒家への引っ越しを夢見るニューヨーク在住の家族の物語。

興行収入:$2,750,000。

 

脚本:メルヴィン・フランク、ノーマン・パナマ

監督:ヘンリー・C・ポッター


キャスト:

ジェームズ・ブランディングス:ケーリー・グラント 

ムリエル・ブランディングス:マーナ・ロイ 

ウィリアム・“ビル”・コール:メルヴィン・ダグラス 

ヘンリー・シムズ:レジナルド・デニー 

ジョアン・ブランディングス:シャリン・モフェット 

ベッツィー・ブランディングス:コニー・マーシャル 

ガッシー:ルイーズ・ビーバーズ 

不動産業者スミス:イアン・ウルフ

 

Mr. Blandings Builds His Dream House - Wikipedia

 

あらすじ:

1940年代後半、広告業界で成功したジム・ブランディングス氏(ケーリー・グラント)は、妻のムリエル(マーナ・ロイ)と2人の娘、ベッツィー(コニー・マーシャル)とジョアン(シャリン・モフェット)とともにニューヨークの狭いアパートに住んでいた。

妻のムリエルは密かに壁を壊し、7,000ドルでアパートを改築する計画を立てていた。

だが、夫のジムは、このアイデアを拒否し、コネチカット州で新築住宅の広告を見つけ、引っ越したくて興奮する。

古い家を購入して「修繕」する計画を立てていた家族たちは、不動産業者に連絡し、(架空の)ニューヨーク近郊のコネチカット州ランズデール郡にある「古いハケット・プレイス」(傾き、老朽化し​​、築200年近くの農家)を購入しようと主張。

独立戦争中、ゲイツ将軍が馬に水をやるために立ち寄ったと言われている約35エーカーの敷地だ。

彼らは地元住民のエーカー当たりの相場の5倍でその土地を購入し、ジムの友人で弁護士のビル・コール(メルヴィン・ダグラス)が、頭ではなく心に従ったジムを叱責することになった。

 独立戦争時代に建てられたこの古い家は構造的に問題があることが判明し、前の所有者の住宅ローンが完済する前に取り壊さなければならなくなった。

ブランディング家は建築家のヘンリー・シムズ(レジナルド・デニー)を雇い、1万8000ドルで新しい家の設計と建設監督を依頼しているのだが、ムリエルは、その家には寝室が4つ、バスルームが4つ必要だと主張している。

最初の購入から新しい家の完成まで、不運なブランディング家は、深い井戸を掘ったのに基礎の数フィート下に泉が見つかるなど、予期せぬトラブルと挫折の連続に悩まされた。

取り壊された家の所有者も住宅ローンの残金支払いを求めて訴訟を起こしている。

一方、街に戻ったジムは、WHAM と呼ばれるスパムのような製品の広告スローガンを作るという任務を割り当てられる。

WHAM は、それに割り当てられていた以前の幹部のキャリアを台無しにした、いわく付きの案件だ。

ジムは、ビルが激しい雷雨の中、ムリエルだけが家で一晩過ごしたとき、ムリエルが浮気しているのではないかと疑う。

プレッシャーが増大し、経費が高騰し、任務の期限が迫りつつあるため、ジムはなぜ田舎に住みたいと思ったのか考え始める。

ビルは、彼らがだまされていたあらゆる方法を指摘してきたが、彼らが最終的に構築したものを見ると、いくつかのものは「頭ではなく心で買うものであった」ことに気づく。

それらこそが本当に重要なことだったのだ。

ブランディング社のメイドで料理人のガッシーは、ジムに「WHAM を食べていないのは、ハムを食べているわけではない」という完璧な WHAM のキャッチコピーをアドバイスし、これが大当たり。

その結果、ブランディング社は成功報酬として10 ドルの昇給をジムに与えたのだった。

この映画は、家族とビルが「ブランディングス氏の夢の家を建てる」という本を読んでいる姿で終わる。

 

Mr. Blandings' Is Now 75. What Can His Dream House Tell Us About Ours? -  The New York Times

 

コメント:

 

原題の「MR. BLANDINGS BUILDS HIS DREAM HOUSE」は、直訳すると「ミスター・ブランディングス、夢の家を建てる」である。

 

ケーリー・グラント、マーナ・ロイ、メルヴィン・ダグラスなどが出演した 1948 年のアメリカのコメディ映画。

 

メルビン・フランクとノーマン・パナマのチームによって書かれ、製作されたこの作品は、エリック・ホッジンズが書き、ウィリアム・スタイグが絵を描いた1946年の同名の小説を翻案したものである。 

 

日本でも、せまい東京のアパートから近郊の他県での大型住宅への引っ越しがブームとなった。

米国でも、ニューヨークなどの大都市から近隣の州に引っ越したいというサラリーマンが多数存在したのだろう。

第二次大戦終了直後の戦勝国アメリカの様子が見られるシーンが、当時の米国の好景気を見せつけている。

 

 

 

 

世界共通のテーマをコメディ化した見事な作品として、ヒットした作品だった。

 

この映画は、日本未公開だが、VHSの輸入盤は販売されている: