演歌界の女王・八代亜紀が亡くなりました!
ここに深く哀悼の意を表するとともに、この天才歌手の残した多くの歌をレビューして行きたい。
まずは、代表的な曲から!
「舟唄」:
これぞ、八代亜紀の世界だ!
こんな心にグッとくる名曲は、もう二度と現れないかも知れない。
この歌は、高倉健主演の映画「駅/STATION」にも出ていた。
映画の中の男と女の哀しみを深めてくれるシーンだっだ。
それがこちら:
そして、次は、八代亜紀の名を日本中に知らしめた、この大ヒット曲だ。
何と、120万枚のヒットだった。
「夜の新宿 裏通り…」で始まる哀感漂う悲恋を歌った曲。
この曲で八代は1973年(昭和48年)の第15回日本レコード大賞で歌唱賞を受賞し、第24回NHK紅白歌合戦に初出場を果たす。
また東映映画の主題歌ともなる。
「なみだ恋」:
演歌が、怨みの歌とも言われていた時代の、暗い人生を生きる夜の女を描いている。
次がこれ。
八代亜紀といえば、やっぱり巻き舌でカッコよく歌うこの港町の歌が忘れられない。
「おんな港町」:
そして、さらに八代亜紀の演歌の世界を見せつけているのが、この歌だ!
歌詞がとんでもなくカッコ良くて、悲しい。
「海猫」:
次は、八代亜紀の歌唱力を見せつけた大ヒット曲だ。
この曲で、2年連続でレコード大賞最優秀歌唱賞を獲得している。
当時この歌が日本中の盛り場で歌われていたことを思い出す。
それが、こちら。
「愛の終着駅」:
こんな心に迫る愛の唄がもう聞けなくなるとは、やりきれない。
八代亜紀の魂の声が聞こえる。
そして、この歌。
あっさりとした曲調だが、深みがあり、グッとくる。
「港町絶唱」:
八代亜紀を絶対的な演歌の女王にしたのは、やはりこの「雨の慕情」かも知れない。
シングルの総売上は「なみだ恋」に続き八代のシングルでは第2位のようだが。
この前年発表した八代の「舟唄」が男心を歌にしていることに対し、同じく作詞をした阿久悠が女心を歌にしたものとされる。
阿久悠&浜圭介コンビによる、「舟唄」「港町絶唱」と合わせて哀憐三部作といわれている。
八代亜紀は、この曲で以下のようなたくさんの賞を獲得している。
- 第22回日本レコード大賞・大賞
- 第11回日本歌謡大賞・大賞
- 第6回日本テレビ音楽祭・グランプリ
- 第6回演歌大賞・名人賞
- 第13回日本有線大賞・有線音楽賞
- 第13回全日本有線放送大賞・優秀スター賞
- 第9回FNS歌謡祭・最優秀視聴者賞
- 第7回横浜音楽祭・祭賞
- 第6回全日本歌謡音楽祭・優秀歌唱賞
「雨の慕情」:
これから演歌の世界はどうなってしまうのだろうか?
八代亜紀を失った日本人は、演歌も忘れて行くのだろうか?
悲しい限りである・・・・・