イギリス原作のファンタジー映画 「黄金の羅針盤」 ファンタジー作家フィリップ・ブルマンの作品! | 人生・嵐も晴れもあり!

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「黄金の羅針盤」

(原題:Northern Lights

 

Amazon.co.jp: His Dark Materials: Northern Lights : Pullman, Philip,  Wormell, Chris: Foreign Language Books

 

原作者:フィリップ・プルマン(1995年出版)

 

イングランドのノーフォーク出身のファンタジー作家フィリップ・ブルマンが、1995年に出版したヤングアダルト向けファンタジー小説。

 

25 years of His Dark Materials: Philip Pullman on the journey of a lifetime  | Philip Pullman | The Guardian

(フィリップ・ブルマン)

 

 

主人公ライラ・ベラクアが、謎の物質を調査しているおじ・アスリエル卿を探し求めて向かう北極への旅を描く作品である。

 

三部作から成るファンタジー小説『ライラの冒険』(1995年~2000年)の中の最初の作品である。

 

Philip Pullman - His Dark Materials

(『ライラの冒険』3部作)

 

アルフレッド・A・クノップが1996年4月、『黄金の羅針盤』と名付けて最初のアメリカ版を出版した。

2007年、その題名を元にハリウッドによって長編映画、そして同時期にゲームとして翻案され、2019年にはドラマシリーズとなった。

プルマンは1995年、その年の極めて優れた英国児童文学を顕彰するカーネギー賞のメダルをイギリス図書館協会から獲得した。

カーネギー賞70周年記念に、作品は委員会によって一般投票用の10の作品の1つに選ばれ、史上最も気に入られている作品を選ぶ一般投票によるものである。

 『黄金の羅針盤』は、選抜候補リストのなかから国民投票を得て、2007年6月21日今までで最も優れた作品として「カーネギー・オブ・カーネギー」を受賞した。

 

あらすじ:

12歳のライラ・ベラクアは、大学のマスターの保護の下、オックスフォードのジョーダン・カレッジ周辺でデーモン・パンタライモンとともに暴れまわる。

ある日、彼女はマスターがアズリエル卿に向けた毒酒を目撃する。

彼女は叔父だと信じているアズリエルにワインを飲まないよう警告し、子供よりも大人を惹きつける謎の素粒子「ダスト」についての彼の講義を盗み見る。

アズリエルは大学の学者たちに、塵が集中する中でオーロラを通して見える並行世界の画像を見せる。

学者たちは、抑圧的な教会によって異端とみなされる物議を醸す彼の研究に資金を提供することに同意する。 

ライラの親友ロジャーが行方不明になるが、「ゴブラーズ」として知られる児童誘拐犯に誘拐されたと思われる。

コールター夫人はライラをロンドンの自宅に連れて行くが、ライラがジョーダンを発つ前に、マスターはアレシオメーターという奇妙な真実を告げる装置をライラに託し、ライラはすぐにそれを使えるようになる。

数週間後、ライラはコールターが教会の資金提供による秘密プロジェクトであるゴブラーズ、つまり「一般奉献委員会」のトップであることを知る。

恐怖に駆られたライラはロンドンに逃げ込み、運河を移動する遊牧民ジプシャンたちに発見されるが、彼らの子供たちの多くも誘拐されていた。

彼らはライラに、アズリエルとコールターが彼女の両親であることを明らかにする。 

ジプシャンたちはライラとともに北極への遠征隊を結成する。

彼らはトロレスンドに立ち寄り、そこでライラはパンサービョルネ(鎧熊)の王位継承者であるイオレク・バーニソンと出会う。ライラはアレシオメーターを使って、イオレクの行方不明の鎧を見つける。

その代わりに、彼と人間の飛行士である友人のリー・スコアズビーが彼女のグループに加わった。

彼女はまた、アズリエル卿がスヴァールバル諸島のパンサービョルネに護衛されて追放されたことも知る。

トロルスンドの魔女執政官はジプシャンたちに、彼女が知ってはならないライラに関する予言と、魔女一族が来たるべき戦争でどちら側につくかを選択していることを告げる。 

捜索隊はゴブラー研究基地であるボルヴァンガルに向かって進む。

アレシオメーターに導かれて、ライラは村に寄り道し、彼のデーモンから切り離され、すぐに死んでしまう捨てられた子供を発見する。

彼女は、ゴブラーズが人間とダイモンの絆を断ち切ること、つまりインターシジョンと呼ばれる魂を引き裂くプロセスによって子供たちを実験していることに気づきました。

ライラとその仲間たちは賞金稼ぎたちに襲われ、ライラは捕らえられてボルヴァンガルに連行され、そこでロジャーと一時的に再会した後、パンタライモンから引き離されることになった。

これが起こる直前に、コールターが到着し、介入プロセスを停止した。

彼女はライラに、介入はまだ完璧ではないものの、大人の厄介な感情の発症を防ぐと語る。

ライラはボルヴァンガルの緊急警報器を作動させ、駅に火を放ち、子供たちを避難させる。

そこで子供たちはスコアズビー、イオレク、ジプシャン、セラフィナ・ペッカラの魔女一族によって救出される。

ライラ、ロジャー、イオレクが逃げる中、駅員たちと交戦する。

スコアズビーの熱気球で。ライラは魔女たちに気球をスヴァールバル諸島のアズリエルに向けて曳航するように指示するが、彼女は落ちてパンサービョルネによって、簒奪した王イオフル・ラクニソンの城に連れて行かれる。

彼女はイオフルをだましてイオレクと戦わせる。

イオレクはロジャーとともにライラを救出するために到着する。

イオレクはイオフルを殺害し、正当な王としての地位を取り戻す。

 ライラ、イオレク、ロジャーはスバールバル諸島へ進む。

そこでアズリエルは亡命先でダストの研究を続けていたのだった。

彼はライラに、ダストについて知っているすべてを話す。

それは平行世界を生み出したこと、それが何らかの形で死と悲惨に関係していること、そして教会がダストが罪の物理的基盤であると信じていることであった。

アスリエル卿はロジャーと一緒に雪の中を旅し、ライラとイオレクはアズリエルのそりの跡をたどる。

ライラとイオレクと彼のクマの中隊がアズリエルと同盟関係にある魔女と戦う中、アズリエルはロジャーとともに山に登る。

コールター夫人とタタール人は軍用飛行船で到着し、クマを攻撃する。

戦闘中、コールター夫人はライラを追って山の頂上まで行き、アズリエル卿とコールター夫人はアズリエルが装備を整えた山の頂上で抱き合う。

突然、アズリエル卿はロジャーをダイモンから切り離し、ロジャーを殺すが、オーロラに穴を開けて並行宇宙に穴を開ける膨大なエネルギーを放出し、ロジャーはその中を歩く。

打ちのめされたライラとパンタライモンも空の隙間を通り抜けるのであった。

 

この小説を原作とする映画化作品「ライラの冒険 黄金の羅針盤」を、これから詳細レビューしたい。

 

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