フェミニスト特集 フェミニストってどんな人? 女性の解放を推進した人たち! | 人生・嵐も晴れもあり!

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近頃は、昔ながらの男尊女卑が徹底的に軽蔑され、マスコミや政界でもとても敏感に反応するようになってきています。

 

最たるものは、あの森喜朗という五輪組織委員会会長だった人の、女性蔑視発言でした。

 

つい最近は、五輪担当大臣になった丸川珠代氏が、男女共同参画担当相を兼任したために、選択的夫婦別姓制度の導入に反対する文書に名前を連ねていましたことが問題視され、国会で野党から彼女の基本姿勢について繰り返し質問されています。

 

 

 

丸川氏本人は、橋下聖子氏が突然五輪担当大臣から五輪組織委員会会長にに移動したために、五輪担当大臣として急遽任命されて、五輪をどうしようと必死になっていた矢先に、自動的に兼任となった男女共同参画担当相という立場での矛盾を突かれて大あわてだろうと思われます。

 

政治家は大変だなあと同情します。

 

ともあれ、女性の自由な生き方を支持しないとみなされた人物は、男性であれ、女性であれ、厳しく批判される世の中になってきているのです。

 

いわゆるジェンダー問題の一環として、女性を解放しようという運動がそれだけ日本でも活発になっているということでしょう。

 

そこで出てくる「フェミニスト」という言葉。

 

女性解放を支持して、実際に活動している人のことをいう言葉のようです。

 

昔は、女性に優しい男性のことを、「あの人はフェミニストだから」などど言っていましたが、本来の意味から相当外れて使っていたのですね。

 

本来のフェミニストとは、「女性解放論(フェミニズム)」に賛同し、男性優位主義を打破するために具体的な行動を起こしている人を指す言葉です。

 

簡単にわかりやすくいうと、男女の不平等をなくしたいと主張する人々ということ。

 

英語では feminist と書くようです。

 

もともとのフェミニズムは男女平等を目的として、フランス革命以降、18世紀のヨーロッパで生まれた社会運動のようです。

 

そして、フェミニズムは徐々に規模を拡大し、20世紀以降は世界中で支持者を得ていく。

いずれのフェミニズムでも、「性差別をなくし、女性らしさが自然に肯定される社会を作る」という根底の意味は変わりません。

 

また、女性を家庭に閉じ込めたり、職場で男性のサポート役をあてがったりするなどのステレオタイプ的な価値観にもフェミニストは反対します。

 

フェミニズムの高まりは、女性の社会進出、参政権の獲得といった、多くの時代の変化をもたらしてきました。

女性解放を叫び、行動した多くの勇気ある女性たちは、世界中に存在します。

 

その女性たちの映画も制作されています。

 

たとえば、「未来を花束にして」という映画。

 

 

 

1910年代のイギリスで婦人参政権を求めて闘った実在の女性たちの姿を描いた作品です。

 

メリル・ストリープなどが出演して欧米で注目された作品です。

 

さらに、「RBG 最強の85才」という映画。

 

 

これは最近亡くなった米国の合衆国最高裁判所陪審判事であるルース・ベイダー・ギンズバーグという女性のドキュメンタリー映画です。

 

まさに米国における女性の地位向上の推進者として生涯を闘った女性です。

 

日本でも、女性の社会進出を推進した、平塚らいてう(らいちょう)、市川房江などの女性たちがいます。

 

    平塚らいてう

 

     市川房枝

 

また、最近「足をどかしてくれませんか。」というタイトルの書籍が発刊されて、話題になっています。

 

 

現在活発に活動する日本のフェミニストたちが執筆している注目の本です。

 

 

なお、フェミニストの対義語として、「アンチ・フェミニスト」という言葉があるようです。

 

 

アンチ・フェミニストは特定の政治的主張を掲げているというより、フェミニズムそのものに反対する人々です。

 

アンチ・フェミニストの原動力は、過激なフェミニストへの嫌悪感、男性の地位が揺らぐことへの不安など、ひとつには絞り切れないといいます。

さらに、「ミソジニスト」という聞きなれない言葉もフェミニストの対義語にあたるようです。

 

ミソジニストは女性蔑視(ミソジニー)を抱きながら、意識的にも無意識的にも男性の女性に対する優位性を主張してきたようです。

 

たとえば、組織内でのセクハラ、パワハラ問題には旧態依然としたミソジニーが絡んでいることも多いのです。

 

このようなフェミニストに関連する映画や書籍や人物についてご紹介してまいります。

 

お楽しみに。