NHK朝ドラ「エール」第88話です。
裕一(窪田正孝)は、ビルマの戦線で恩師の藤堂先生(森山直太朗)と再会を果たし、裕一が作曲した「暁に祈る」、「若鷲の歌」などを演奏しようと兵士たちと練習をしていました。
藤堂先生は、
「もし俺が死んだら、この手紙を家族に渡してくれ」
と一封の手紙を裕一に託します。
いよいよ発表の当日、舞台をしつらえていた最中、突然敵の襲撃を受けます。
次々と兵士たちが銃弾で倒れて行きます。
裕一は建物の床下に隠れていました。
すると、藤堂先生が銃弾に当たって倒れてしまいます。
裕一は必死に先生を木陰に運びました。
しかし、しばらくすると、先生は
「最後にお前に会えて良かった」
という一言を残して、息絶えてしまったのでした。
戦争の恐ろしさを初めて肌身で感じた裕一でした。
その後しばらくして、この「インパール作戦」と称された戦線は中止となりました。
しかし、この戦いで日本兵8万人の内、7万人が亡くなったのでした。
日本の戦況はますます悪化の一途をたどっていました。