不思議な村人と最初の5日間  | 1/4世紀~詐欺師とペテン師

1/4世紀~詐欺師とペテン師

事実は小説より奇なり
この言葉がピタッとハマる…

重め恋愛日記と日常の日記
2部構成って感じです。

仲良くしてくれると尻尾振ります。


番号付きブログ82のコピペ(ちょい加筆)です



この辺りの話を知って貰えてれば

まぁ。私の人生の92%は分かります(嘘)



…つまり前日記の続きです(笑)




異国に住む事になった初めの頃のお話ね


   注:残念ながら全て事実(笑)



以前から読んでる人は置いといて

この辺りを知らない方用に載せ直したモノの…

反応ないから

読んでるのかすら分からない


ブログ継続意思がグラグラなココ最近

「読んだ」の一言でもあればめっちゃ感謝

(きっとコレでも総スルー 笑)


ま。とりあえず数日は加筆で行く予感(笑)




5年ほど付き合ってる

ヤクザ風味の恋人から異国へ追い出され

(いや、お互い号泣だけどさ 笑)

気力なく日々ボーッと異国の海を見つめてたら


なぜか放浪中のイスラエル人達と知り合い

超山奥の秘境の村におんぼろバンで行くことに


目的もない異国生活3週間にして

ようやく他人とまともに会話をしました(笑)



ドイツ人女性2名とイスラエル人男性2名

ベトナム系オーストラリア人女性と日本人の私

不思議な組み合わせでバンは山道を進んでく



では…続き〜


〜〜〜〜 〜〜〜〜 〜〜〜〜 〜〜〜





マーリーマウンテンビリッジ


本当の名前かも分からないその場所は

7時間走った山の公道から外れ
道なき道を進んだ先

木製ゲートの中にあった


凸凹道を進みゲートの前で車を止めた


「ようこそ」と書かれた木の看板


それぞれ荷物を持ち
その矢印通りに細い道をひたすら歩くと
校庭10個分以上はあるだだっ広い空間に出た



広場には点々と

様々なサイズのテントが張ってあった


広場周りの木々付近にもたくさんのテント


まるで巨大なフェス会場



キョロキョロしてると
超ヒッピー風な男性が近づいてきて
訪問者のテントはあっちに」案内してくれた
そして「テント張ったら、僕を探して」と



テントは…

私以外の人が数人で頑張ってる


南のテントはエゼルと一緒で良い?
それともシングルテント?


キャシーらがふざける


テントを張り終えるとアハロン達は
向こうに川があって泳げるってと消えて行った


エゼルに「どうする?」と聞くと
ココで空を見ていたいと言うので
1人で髭を編んだヒッピー風の人を探す事に

髪じゃなくてヒゲね(笑)



生まれて初めて

ヒゲをおさげにしてる人間と出会ったよ

しかも半裸…


滅茶苦茶な時間をかけて大きなテント
(運動会とかに使う日除けガゼボ)の下で
ようやくあの男性を見つけた



コレは今夜の皆の食事を作っているんだよ
ココでは自給自足して
必要なモノは
採った野菜を売ったお金で買ったりするんだよ


こんなに明るいうちに?


電気が無いからね
もちろん緊急時の為の発電機はあるけど
太陽と共に生活をするのが基本だね


男性はビトと言った
彼女はファイ、向こうがピーターとティム…


もちろん覚えられず「ハイ」と愛想笑い



えっと私は…



いいよ
開放期が過ぎても君がココにいたら覚えるから




この村が一般開放されるのは1週間
そう聞いてたけど、それ過ぎてからって…??


良く分からなかったけど
結局名前は伝えられなかった



そのままビトが村を案内をしてくれた


たくさんの畑

作業場らしき小屋と道具小屋らしき場所
食料や調味料や種など入っている小屋

収穫した物が入れてある小屋
子供達が勉強しているテント
マッサージ?占い?しているテント
編み物をしている女性達がいるテント
などなど




喉が乾いたらティムが
あっちの方で何時でもチャイを飲ませてくれるよ


この川は飲み水
この川は洗い物
身体を清めるのはココ
遊ぶのはあっちの川



川を案内されると
アロハンやキャシー達が
大きな岩の上で日光浴をしているのが見えた



夜になると
広場の至る所で火が焚かれる


20秒も歩くと
自分がどちらから歩いて来たのか
全く分からなくなるほどの暗闇


炎の場所を点と点で結び
自分のテント位置を覚えたつもりでも
時間が経って消える焚き火があると
結局はすぐに迷子になるのだと分かって
翌日からの教訓にした



星の位置も確認しておかなければ…
でも星も動くよね…


ジプシーの夜というとイメージし易いだろうか



至る所で火の付いた紐や棒を持って
美しい火の線を作り踊る人達がいた


焚き火の周りでタロットカードを囲む人達も



3日目の夜


焚き火の鍋の前に1人座る老人を見つけた

ヤングレディ、チャイはどうだい?

この人がティムだと思った
隣に座って差し出された飲み物を頂いた


とても甘いミルクティーだった

お茶っ葉がカップの底に沈んでいて
お茶っ葉は飲まないんだよ」とティム爺さん

頭上には怖いくらいに沢山の星が光っていて

寝転んでごらん

ティム爺さんに言われ、土の上に寝転んだ



星は好きかい?

分からないけど星空は怖くなる

怖い?どうして?

……1人なんだと分かるから

……なるほど


どれくらい寝転んで居たのか分からないけど、
いつの間にか隣にエゼルが座っていた


南、テントの場所分かる?

分からない(笑)エゼルは?

僕も分からない(笑)

一緒に探しましょ

ティム、美味しいお茶をありがとう

ヤングレディ、また明日




エゼルと暗闇の中、手を繋ぎ、
30分近く彷徨いながらテントに戻った(笑)



南、今夜は寒いから僕のテントで眠ろう
大丈夫、僕の可愛い妹さん
何もしないから



エゼルのテントで一緒に眠った


夜中、エゼルはうなされていた


背中に彼のガバッと起きる音
ため息、すすり泣きを背中に聞きながら
私はずっと寝た振りをし続けた




5日目の朝


ビトがテントを訪ねて来て
私とエゼルの二つのテントを
ティムのテントの横に移動させるよう
にと言った


横と言っても軽く20m以上離れているのだけど
その申し出は迷子の不安がなくなるので
とても有難かった


それに、周りのテントではこの4日間
昼夜を問わず…
なんというか男女が、いや…
男女だけではないのだけど入り乱れていて…


とにかく

フェス謳歌しているような
そんな訪問者達のゾーンから

遠くに離れられのはかなり有り難かった


訪問者の中では
エゼルと私だけが浮いていた




コピー元ブログ記事はこちら



これが
異国に来てちょうど1ヶ月経った頃ね

色白な高級クラブ嬢が突然のテント生活
お洗濯も川
お風呂も川
別の川ではみんな裸同然で泳いでるし
当たり前ながら誰もが裸足生活…

夜は辺り一面真っ暗で満天の星が降る
至る所に見える炎はとても幻想的
ドラムの音と共に
火の線を作りながら踊る人たち



あまりにワイルド過ぎて
当時の写真を貼るかは考え中


今日のカバー写真は

読んでるブログの中に

ヤクザさんとの思い出話があって

ギュッときたので…

このヒッピー村の数ヶ月前の私

ヤクザさんの襲名パーティーの際の写真を貼りました(笑)