やる気もなく異国の海の前  | 1/4世紀~詐欺師とペテン師

1/4世紀~詐欺師とペテン師

事実は小説より奇なり
この言葉がピタッとハマる…

重め恋愛日記と日常の日記
2部構成って感じです。

仲良くしてくれると尻尾振ります。

前のバイアグラ半EDのブログ…

コメントの減りようが笑える(笑)

ついでにこのまま

コメントしずらい方向へ行ってみようっと


先日の…異国で初めて撮った裸足の写真

最近書いてない番号付きの本編の写真ね

ブログ読んでる方は記憶にあると思うけど

今回は本編81の加筆日記 (加筆系は久々ね笑)


ブログ続ける意味を失いつつある今日…

それでもコメントくれるあなた

あなたの為に書いてます(誰だよ笑)


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夜の世界を抜けて昼の世界の普通の人にと

(結局、闇の世界はしつこく数年かかったけど)

仕事で日本中を移動する事になる華丸さん


「部屋で待たれているのはきっと心苦しい」

「ふさわしい男になって迎えに行くから」


5年も交際してる彼氏に理不尽なお願いをされ

異国へ追い出された直後のお話


紛い物の九州男児

人生で最も後悔している日



ちなみにこの頃の私

大学からのバイト流れで高給取りクラブ嬢

今と正反対で化粧して毎日美容院通い

20代前半…現在とどう?




約束は2つだけ

キラキラして生きる事

電話は毎月15日にだけ



日本での

華丸さんとの最後の会話


マンションは友人に又貸しして行くね
1,2年は住んでくれるって言うし
家具もこのままで良いし

そう。

出発日だけどね…

いいよ、向こうから15日に電話して

あ。そう


あっけない会話
私はこの感じだと
帰って来い。」と言われるまでには
半年くらいしか掛からないと思っていた

1年迎えに来てくれなかったら?
ヒッチハイクの人達のように
転々と次の国へ移動していけば違法ではない?
所持金は大丈夫かな…

高級クラブの色々なお客様と教育のおかげで
街で働く日本人よりは通じるレベルの語力…

どれくらいこの国に居るのかも分からない私は
街のバックパッカーの個室を
1日約1500円で借り、適当な食事をして
ただただ一日中芝生の上から
太平洋を眺めるだけの日々を過ごしていた

街ではお土産屋さんでバイトをする日本人が
「いらっしゃいませ〜」
「見て行きませんか〜?」
何時間も観光客相手に声を掛けている

夢か何かを抱いて異国に来た同世代の人達
何時間も海の見える芝生に座り
海の見えない向こう側を見つめる空っぽの私
見えない先には愛しい人がいる

何もせずに日々は過ぎ
約束の15日は夜を待ち公衆電話から電話


もしもし


…私


うん


…元気?体調は?


頭痛い


そっか…気をつけてね


…うん、ありがと。…じゃぁ切るよ


1ヶ月ぶりなのに20秒に満たない電話
華丸さんは経営する店の契約上の事情から
まだ店を辞めれてなかったので仕事中

後ろからはBarの音楽が聞こえる
仕方ないといえばそこまでだが、
寂しくて電話の後はBoxの中で1人涙を流した


翌日も芝生の上では
何人かのイスラエル人が
ファイヤーダンスやドラムの練習をしている

何日もずっと誰とも会話してない寂しさからか
意を決し拙い英語で話しかけてみた


難しいの?
一昨日よりは上手くなったよね

ありがとう
まだ火を点けたら火傷するだろうね(笑)

そのドラム…触っても良い?

もちろん
脚で抱えて…こうだよ


翌日もその翌日も芝生の上で待ち合わせ。
ボロボロのバンに住むイスラエル人エゼルが
私の異国での初めての友達になった

所々ブロンドがかった茶色のくるくる巻き毛
栗色の目のエゼルは同い年
黒髪のアハロンという従兄弟と2人
アジアをずっと旅して来て、
今はこの国を旅してる最中だと言った


南は何してる人なの?
ココに2週間は座ってるよね?


何もしてないの

……何をしたら良いか分からないの


…ねぇ南
僕らと山に行かない?


……山?


うん。ここから7時間くらいのトコにね
自由な人達が住む村があるんだ
普通は入れない村なんだけどね…
来週から1週間だけ一般の人も入れてくれて…
キャンプ生活なんだけど…


行く!!


自由な人達とか、普通は入れないとか
全く意味は分からなかったけど(笑)

初めての友達がいなくなるのがイヤだったのと
誘われた嬉しさで即答「行く」と答えた


明日から行くんだけど…


明日?  …スーツケースどうしよう


下着2枚とTシャツ2枚、そんなモンで良いよ
食べ物は用意するし寝袋もテントもある
南のバッパーって▲だよね?
キャシーのトコだ
キャシーに南のスーツケース預けよう


キャシーって?


アハロンの恋人。▲の受け付けの人だよ
僕らベトナムでキャシーと出会って…
アハロンがキャシーとそうなって…
で、キャシーを迎えにこの国に来たんだ


翌日、キャシーの家にスーツケースを預け、
ボロボロのバンで出発した


2人のヒッピーイスラエル人と、
キャシーの働くバッパーに泊まっていて
開かれる村に興味を持ってるドイツ人女性2人
ベトナム系オーストラリア人のキャシー
そして日本人の私


どこに行くのか、
自由な人達ってどういう事なのか、
何も分かってない私



〜追記〜

番号ブログの81からは自分でも読んでて楽しい

他人の小説で売ってたら買ってる

80までが売ってたらすぐ捨ててる(笑)


現実に起こった事の方が

誰かが書いたお話より奇想天外