夢に飛び出せ少年よ!
常に心に手を当てて、
そこにこそ、
大切なものが詰まってる!
諦めることを諦めろ!
生きることはやめられない!
生きているなら精一杯、
精一杯息を吸い上げて、
この世界に向けて吐き出してやるんだ!
走って転んでまた走って、
走って走って走り抜けて、
そうやって僕たちは生きている!
夢に飛び出せ少年よ!
人生は、楽しいぜ!
江戸時代後期の浮世絵師、
「 葛飾北斎 」 を題材にした映画を観てきました
映画 「 リンカーン 」 を観た時も書きましたが、
本物の俳優というのは、
まるでその人物の霊が乗り移っているような演技、
現代のシャーマンにも成りうるのだなと
葛飾北斎役の 田中 泯 さんの演技を観て想いました
絵に向き合う姿は、禅の僧のようにも見える時があり、
最後の絵を描き上げるシーンは、
〝 天
〟がこの人を通して、
自然の美を描いていたのだなと・・・
筆を執ることを止めるな
そう言われているような気が致しました
また、人々から表現の自由を奪う、
上からの圧政も味わってきたのかなと
「 絵で世界は変えられる?
90年観てきたが、世の中は何も変わっていない。 」
北斎さん、
それは今の時代も同じです...
まぁ今回はこんな話はやめましょうね
私の最近のマイブームで、
「 日本文化 」 を見直そうという向きがありましてッ
以前紹介した、「 逝きし世の面影 」 という本でも、
「 逝きし世の面影 」
・・・ 「私にとって重要なのは、在りし日のこの国の文明が、
人間の生存をできうる限り気持のよいものにしようとする合意と、
それにもとづく工夫によって成り立っていたという事実だ」
近代に物された、異邦人による数多の文献を渉猟し、
それからの日本が失ってきたものの意味を、根底から問うた大冊。
1999年度和辻哲郎文化賞受賞。
江戸時代の文化は、
〝 庶民一人一人の個性が花開いた
〟とも言える、
現代文化がこれから目指す、理想の社会をすでに現わしておりました
100%循環型社会、もちろん食糧自給率も100%です
それにもまして素晴らしいのは、
庶民一人一人の個性が、
江戸という町の中にひしめき合いながらも、
一つの完成された文化を形成していたということ
例えば 「 手ぬぐい 」 一枚を見ても、
職人たちの創意工夫や美的センスが盛り込められ、
機能性はもちろん、デザイン性から観ても一級品で、
どれも芸術品として飾っておきたくなるほどだっと、
海外からの渡航者たちは皆が口を揃えて、
江戸の文化の素晴らしさ、美しさ、
そしてユニークさを語ってくれています
江戸時代に日本を訪れた天才画家、
ロバート・ブルームの画集 「 JAPAN 」 より
日本の和食、着物、
生活雑貨から娯楽に至るまで
庶民の自然を愛する心、
自然と共に生きる心
人の世を楽しむ心、
あるがままに受け止める心
そして人を愛し、
共に手を取り合って生きていこうとする心が、
この時代のどれを取っても、
散りばめられておりました
私は最近、〝 和服
〟をまとめ買いしてしまいましたーッ
部屋着で着るにはいいだろうってねッ
北斎さん、
人の世は、
あなたが目指した、理想の世の中となりましたか?
あなたの瞳には、
この世界がどのように写っていますか?
筆を執ることを止めるな
そう言われているような映画でした
上からの圧政に苦しんでいる友からの、
家族や弟子たちを捨てれますか?との問いに、
私なら多分、自分の命を守ってくれと、言っていたでしょうね(^^
自分自身は描くことを、
止めなかったとしても
世界が平和でありますように