春を忘れない | 童話作家になればよかった

童話作家になればよかった

子供を連れて行った自然観察会に自らがハマり、
散歩ついでに始めた「自然観察写真」の紹介を中心に、
日頃感じたよしなし事を、きままに書きます。

今年は野の花が咲くのが遅いなぁ、なんてボヤいていたら、

急に初夏の陽気になって、何をするにも汗だくだく。

我家の庭の花々も準備が整わぬ間に、あたふたと咲いた感ありあり。

時期が良いか悪いか分からないけど、気付けば四月も半ばを過ぎていた。

兎にも角にも、武田の杜へ。

フデリンドウ咲いていた。

桜の花弁とのコラボが良いじゃな〜い。

スミレも咲いてるし、こりゃあの花も大丈夫だろう。

ところがドッコイ。最初に現れたのは蕾ばかり。

あちゃ〜やっちゃったか…あぁその奥で咲いてる。

よっかったエビネ咲いてた。

でも、疎らだなぁ。まだこれからッポイ。

少し上に結構咲いてる株があった。

これは良い。

グルグル色んな方向から撮っちゃお。

毎度のことながら、

樹下の影の花と日向のコントラストが大きすぎて難しいが。

素敵な桜色が撮れた。

花の連なりも撮れた。

と、脇で枯葉ゴソゴソ。

本日のカナヘビなり。ぁ尻尾切れてる。

エビネ白いのは咲いてないかな。

あったありました。

これはこれで更に撮るのが難しいのだが、

花弁がハレちゃってさ。

でも、清楚で良いね。

この中間くらいの薄いピンクのも良いね。

エビネを満喫したので、筆竜胆と十二単を探しに行こう。

ほ〜ら良い株。この蕾と咲いてるののバランスが良いのがいいな。

七つもいっぺんに開いてる。これも華やかで良い。

これバランスが良いね。

もちろん一輪だけのも良いね。

でも、例年に比べたらフデリンドウの数は少ないかな。

前回撮ったキランソウの下に新たなキランソウ。色が淡い。

ジュウニヒトエもありました。が、

前回同様、花が小さい…かな。

 

これはヒョロヒョロしてるが…前回撮ったやつか。

おっ、これは纏まって咲いてる。

折角だからアップも撮っておこう。

後ろに、助さん格さんを従えた黄門様…と云う狙いで撮ったのだが、

よく観るとヤブキリの赤ちゃんが、くっ付いている(帰宅してから気づいた)。

さしずめ八兵衛か。

前回ヤマアカガエルが居た岩の窪み。

今回は分かってるから、慎重に。ぁ居るね。

そっ〜と近づいたが、やはり潜ってしまった。

オタマジャクシ孵っている。

ヨクヨク観たら枝の影に違う影が。

そうしたら、さっきの奴も再浮上。

この二匹の関係はなんだろう。

扨。花探しに戻ろう。

良いフデリンドウのブーケ。

アカネスミレ少し残っていた。

ひとつ咲きのブーケ状のが並んでる。

どっちも良いなぁ。

今日は富士山が全然顔を出さないのだが、天気は良い。

猪のヌタ場になっている水溜りのオタマジャクシ、酸欠気味かな。

しかし、こう暑くちゃかなわんねぇ。

急に暖かくなり過ぎたから穂が大きくなる前に咲いちゃうのかな。

イカリソウは、もうお仕舞いっポイ。

最後の最後に大きなジュウニヒトエ。こう云うのが欲しかったのよ。

それでは、愛宕山に移動。

今月は休みがもう無いので、色々巡って観ておきたいのよ。

真っ先に、水路のオタマジャクシの様子を観に行ったら。

ちょうどヤマカガシが引き上げていく所だった。

水面からオタマジャクシが盛り上がっている。


ヘビにとってはバイキングみたいなものか…食べ放題の。

結構淀んでいるな。ここも酸欠気味かな。

あぁ…さっきのヤマカガシまだ居た。満腹そう。

キャンプ場には特筆すべきものは見つからず。

これアオダモかな。

少年自然の家、段々と廃墟感が増してきたな。

シャガが咲いとる。

あぁぁいつもの場所にキンラン咲いていた。

他に、まだ咲いてないのが3株。

咲いてて良かった。コンビニのCMみたいだけど。

そいでは、もう午後2時ですが、急ぎ、藤垈の滝へ。

イチリンソウ咲いていた。咲いてて良かった。いい気分。

ニリンソウも残っていたけど、誰かに踏まれていた。これは哀しい。

八重咲きのもあった。

花を食べてるのはモモブトカミキリモドキかな。

一応忙しなかったけど、逢いたかった花には全て逢えた。

ここ数年季節の流れそのものが忙しなくなっている。

何者かに追われるように、山野草を巡るのは、ちょっと違う気もするけど。

日本には四季があることを、春があることを忘れたくない。