諦めが肝心?! | 童話作家になればよかった

童話作家になればよかった

子供を連れて行った自然観察会に自らがハマり、
散歩ついでに始めた「自然観察写真」の紹介を中心に、
日頃感じたよしなし事を、きままに書きます。

「3月の陽気になるでしょう」と、テレビで気象予報士が言っている。

ならば、ならば。

先日、観察会の下見で愛宕山へ行ったが、本番前に、もう1回行ってみようかな。

歩き足りなかったし、ルリビタキとトラツグミも探したいし。

闇雲に歩いてもダメなので、少し考える。

キャンプ場の周りは先日歩いたから、今回は水路から芝生広場の間を隈無く探そう。

水路の周辺には人気…イヤ鳥気がないな。

ショートカットで芝生広場へ向かおう。

ぁ…ルリビだ。呆気ない出会い。

メスかな…若いオスかな。今季は青い大人のオスに一度も会えてない。

ルリビが大笠山の方向へ飛んで行ったので、追い掛けて勢い、こちらも登山道へ。

するってぇと、薄暗い樹下で小鳥の群れがうごめいているのに突き当たった。

何だぁ…綺麗な鳴き声と派手な羽色…直ぐに思い当たった。

ソウシチョウだなぁ。撮るきが失せる。証拠写真だけ撮れたらイイや。

すると、その先の日当たりの良い曲がり角に、ひょっこりと。

さっき芝生広場に居た子かなぁ…藪の奥に動いてるのが暫く見えていたけれど、

ついぞ出てこなんだ。

大笠山の頂上で、白州から甲府25名山を歩きに来たと云う女性と、

環境問題トークが盛り上がってしまった。

麓からお昼のチャイムが聞こえて少し慌てる。

予報通り降り、注ぐ陽光に汗ばむ。

あぁ〜キタテハが。

余りの暖かさに目覚めちゃったのか。撮影には、ちょっと角度悪いな。

あぁシマッタ。茨の藪の中に…

仕方ねぇーと諦め戻りかけたら…その先に出て来てくれた。

ありがとう。

その後、特に何も出会いは無く。

ツグミと思えばヒヨドリだったり、エナガは遥か藪の向こう側だったり。

それじゃあ、トラツグミと思しき鳥影を見かけた場所にダメ元で近づいてみよう。

あー何か居るぞ…シロハラじゃん。

今季に限ってはシロハラの方が貴重やもしれぬ。

この木立を挟んで暫くグルグル回ったけど残念ながら全身ハッキリした姿は撮れず。

シビレを切らして近づきすぎてジ・エンド。

お暇致しましょう。

おや、何やらプチプチ木の実を砕く音が…これは。

イカルだぁ。

夢中で食事してたみたい、人には眼中なし。

ライオン池にも行ってみたけど、鳥影なし。やっぱり水張ってないからなー。

最後に隣の仏舎利塔の梅が咲いてるか観に行こう。

これだけ見るとすっかり春の風景だ。

穏やかな日常に甘えずに背筋を伸ばして生きよう。