白砂青松 | 童話作家になればよかった

童話作家になればよかった

子供を連れて行った自然観察会に自らがハマり、
散歩ついでに始めた「自然観察写真」の紹介を中心に、
日頃感じたよしなし事を、きままに書きます。

前夜から物凄い風。

ビョウビョウと吹き荒れた。

それが寒いの寒くないの、冷たいの冷たくないのって…

でも、それにメゲる私ではないのだ。

久しぶりに敷島梅の里にでも行ってみようかと、家を出た。

道中突如想い出した。「そうだ最近、湯村山に登ってないな」

北バイを緑ヶ丘へ右折。

スタートは山影だからか北風そう厳しくない。

頂上の直ぐ下でルリビタキ(雌もしくは若鳥)に遭遇したが、

道から外れた藪中を翔んでいたので諦める。帰路に会えないかな。

では、ここから武田の杜の健康の森目指して登っていく。

ド〜ンと南アルプス。

白根三山は雪雲に覆われているが、鳳凰三山はくっきり。

法泉寺山を越えて、振り向けば富士山ド〜ン。

ここから千代田湖の間は赤松が多いのね。その松の幹がしなるしなる。

そして北風グォウグォウと吹いて空はスッキリと澄み渡る。

出来るだけ尾根の東側を歩くが、歯に染みる寒さだ。

ありゃコイワカガミが沢山生えてる。

こりや咲く季節見計らって、又来なきゃならん。

白山も越え再びの南プス。久しぶりに山歩きしてるって感じだ。

此処の不思議な白い砂の露出した斜面。滑りやすいんだよなぁ。

で、慎重に降りて健康の森の入口。

扨。いつもの鳥見ルートへ。

ァ…早速モズ。でも、遠いわ。

ジョウビタキも居たが上手く撮れないまま見失う。

と、眼の前にルリビタキ。

前回も撮らしてくれた子だなぁ。少し青が強くなった気がする。

やっぱり若い雄なのか。

今日は鳥見散歩じゃなくて寒風登山だから、追いかけ回さなくてもいいやね。

もう2時間半上り下りしてるからな。

おぉ、ここはナラ枯れ対策してくれてるのね。

健康の森からの富士山も、いつもながら素晴らしい。

あの左下の山の端が湯村温泉だから、あの向こう側から登って来たんだな。

我ながら感心感心。

ツグミ大勢地面で餌を採っていた。一歩近づくと一斉に翔ぶ飛ぶ。

イカルも混じっていたが、シロハラは…未確認。

一周して森林学習展示館(工事中)の前へ強風の性かヤマガラが居ない。

アトリが来てるかと想ったんだがなぁ〜居ないや。

ジョウビタキも木立の中に避難。

ゴオゥ〜と吹く風を避けて片山の影に…あぁヤマガラ居た。

以前此処でミヤマホオジロに会ったんだけど…そこには🎶ただ風が吹いているだけ🎶だ。

では、懸案だった千代田湖に寄って帰ろう。

ところが風の影響か湖面の鳥影少し。

えっと…カイツブリ…ハジロカイツブリかなぁ…遠くて…

こっちはヒドリガモ夫妻だな。渡り鴨が来てて良かった。

ン…合流…してきた。

集合。

ありがとうございました。

廃船の上にはカワウ。

あれは何。キラキラしてるが…

ペットボトルじゃん。ナンテコッタ。酷い。

強風で飛ばされてしまったのかもしれんが、酷すぎる。

ミコアイサとかキンクロハジロとか居なかったのは残念でした。

再び、白山へ登ります。

うむ。まさに白砂青松に富士。

トレイルランの練習と思しき女性とすれ違う。

この風景を観る余裕はあるんだろうか。

帰路は出来るだけ風を避けてピークは巻いていく。

その時…フィフィって声が聞こえた。

全身耳にして何処からだろうか探すと…

え〜うっそぅ。ウソだ。(下手な駄洒落ではない)

しかも雌、1羽だけって珍しくないか。

枝が込み入った中で食餌中なので、

全身スッキリ見えないよ。

なんとか隙間を探しての撮影。

40枚ほど掛けて、

どうにか同定出来る程度のは撮れた。後ろ姿で羽の模様も分かった。

この間約10分。

山の神様ありがとう。

充実した山歩きでした。