つかず離れず | 童話作家になればよかった

童話作家になればよかった

子供を連れて行った自然観察会に自らがハマり、
散歩ついでに始めた「自然観察写真」の紹介を中心に、
日頃感じたよしなし事を、きままに書きます。

なんでも今シーズン最強の寒波が来ているらしい。

朝方は雲が取れず薄暗くて「こりゃ〜洗濯物が乾かんヮ」と嘆いたのだが、

11時頃から急に晴れ間が広がってきたので、諦めていた散歩へ。

周辺の山際にはガスが掛かっているけれど、平地なら大丈夫そうだ。

ツグミが縄張り争いしている。

お〜、イカルの群れが来てる。

今シーズンは見掛けなかったイカルの群れだが、

寒波の影響で山から降りてきたんだろうか。

イカルってさ、地面で仲間が餌を採っている間、見張りを続けてる奴がいるのよ。

感心感心。見上げた心がけだ。

そこへシジュウカラがやって来た。

いつも一緒にいるエナガ、コゲラ、メジロの姿は見えない。

どうしたのかと聞いてみたが、答えずツピィツピィと鳴くばかり。

やけによく鳴くなぁ。寒いってかッ。

でも、最強寒波の割には暖かに感じるなぁ。

だから鳴いてるのかなぁ。

仕事で4日ほど散歩できなかったけど、

ツグミはすっかり落ち着いたみたいだ。

でも、シロハラは居ないんだよ。どうしたんだろうね。

あっシマッタ。ぼんやりしてたら、アカハラに気が付かずに飛ばしてしまった。

あーあの藪影にいるのは分ってんだけど…

出て来てくれないかねぇ…暫く待ってたんだけど更に遠くへ羽ばたいて行っちゃった。

そこへいつものジョウビタキ。

良い処に止まってくれた。

白く染まった金峰山を背負って。

顔に枝の影がなけりゃ最高だったんだけどねー。

橋を渡って金川の河原を見下ろす。チラチラ見えるのはホオジロか…それともカシラダカかな。

上からだとお腹が見えないから分からないや。

金川の中には鷺が数羽。アオサギとダイサギだろうか。

でも遠いなぁ。ありゃ1羽こっちに飛んでくるぞ。

綺麗だなぁ鷺舞なんて良く言ったもんだ。

脇に黒いのが居るね。

カワウだな。昔はこっちにカワウなんて来なかったのにな。

藪の中にメジロ見え隠れ。

うぅむ。出て来てくれない。その上の枝にはエナガが居たけど、こっちは降りてこない。

カラカラと鳴き声が聞こえる。見上げたら、こっちにもイカルが居た。

同じ群れが川の此方側と彼方側を行ったり来たりしてるんだろうか。

しかしまぁ厳つい顔だ。

隣接する桃畑を闊歩するツグミ。

地面をほじってる。

コゲラ来た。なんで混群になってないんだろう。

キュキュキュルキーと綺麗な囀り。

最初はガビチョウが鳴き出したかと思ったが、それにしては高い樹上から声がする。

あーイカルだ。イカルってあんなきれいな声で囀るんだ。

扨、お暇しよう。

ん。モズが来た。ところがどうして撮ろうと構えると動き、

追いついて構えると先に行き…やっと追いついた。

だいぶ後戻りしちゃったなぁ。

今度こそ帰るぞ。シロハラかアカハラが居れば別だけど…ツグミだった。

またモズ。

先程同様追い掛け回す。ごめんねシツコクて。

追い掛けた甲斐あって、まぁまぁ可愛いモズが撮れた。

この子、先週も撮ったけど顔に枝の影が出て残念だった子だ。

 

なんて云うか、野鳥撮影に限らず近づけば良いってもんじゃないし、

離れていても伝わるものってあるんだなぁ。

想い入れが深ければ良いってもんじゃないってことが、

やっと理解ってきた、還暦前の今日この頃で御座居ます。