令和六年の鳥見散歩初めの、その弐。
どうしても青い鳥に逢いたくて、武田の杜へ。
静かだなぁ…あぁ、いきなりゲッゲッという鳴き声と共に目の前に。
若い雄…いや雌かな…それも若い。
うーん雌だろうな。
もう1羽ゲッゲッ言ってたんだけど、そっちは撮れなかった。
でも、この周辺を縄張りにしてるのが2羽は居るんだな。
シジュウカラ、エナガ、メジロ、ヤマガラの声はするが落ち着きがなくて、
サッパリ相手にしてくれない。
コゲラも幹を突くのに夢中。
それなら、とにかく今日は他の鳥には目もくれず、ひたすら青い鳥を探そう。
しかしまぁ暖かくて晴のような陽気だ。甲府盆地も霞んでいる。
おおっとツグミが多数翔びまわっている。クププと笑っている。
今季初めて観る風景。カラカラとイカルの声もする。
でも、お日様の方向で全てシルエット。ボーゼンとするうちに群れは去っていった。
これも正月だから、まぁイイか。
1時間歩き回ったけど、ルリビタキは声さへ聞こえない。
う〜ん……参った。腹も減ってきた。
シジュウカラとヤマガラ…ぁジョウビの声もする。
眼を凝らしていたら、それに混じって…
ルリさん出て来てくれた。
最初のと同固体か…撮り損ねた方かな。どっちにしても若い個体だなぁ。
年末にすれ違った大きなレンズ抱えた先輩が
「世代交代じゃないかな」って言ってたけど、
こりゃ今シーズン此処では成熟した雄のルリビタキには逢えないかもしれんな。
今日はもう帰るかな。
あら、ヤマガラが見てた。
帰ろうとすると出て来るんだもんなぁ。
コゲラもキリッとした表情見せたりして。
ん。微かにウグイスの地鳴きが聴こえる。
後ろ髪を引かれる想いで眺めると…遠いけど動いてるのがわかる。
得意の当てずっぽう撮影でドウやぁ。
写っとったぁ〜。嬉しいけど、最近ウグイス減ってる気がするが、
今年は特に、地鳴きから囀りになるのが待ち遠しい。
被災地にも早く春が訪れますように。