令和六年鳥見初め | 童話作家になればよかった

童話作家になればよかった

子供を連れて行った自然観察会に自らがハマり、
散歩ついでに始めた「自然観察写真」の紹介を中心に、
日頃感じたよしなし事を、きままに書きます。

なんとも重苦しい年の初めとなってしまった。

 

大自然の猛威には抗えず、ただ自分に出来ることは何かと考え込む三ヶ日。

被災した方々の想いと同じ方向を見続けることさへ間違わなければ、

必ず明日は来る。

但し、自分の本質だけは見失うまいと自らを諌め今日も歩く。

 

鳥見初めは藤垈の滝にした。静かなもんだ。

ジョウビタキの声の方へと歩みを進める。

おめでとう。向き合っていると心が通じる気がするよ。

シジュウカラ、エナガ、メジロ、コゲラの混群が渓流沿いの藪中で飛び回っている。

とりあえずシジュウカラとコゲラに挨拶するが、

今日のエナガは愛想なしさ。

ルリビタキの声もない。

ヤマガラ、声はすれど遠い。

歩き回って、再びジョウビタキのもとへ。

なんかバードカービングが飾ってあるみたいだ。

年を越して落ち着きが出てきたのかな。

青空の下キリッとした男前の良い表情だ。

然るに矢張りツグミ、シロハラが見当たらない。

なんでかなぁ。じゃあ年の初めの例とて。

金川の森へも行っておこう。

あぁ…金川の森にはシメやツグミが沢山居るぞ。

シメは直ぐに飛んでいってしまって撮れなかったけど、ツグミは落ち着いてきたみたい。

でも、シロハラは見当たらない。いつも冬になると必ず落葉を引っくり返していた場所に姿がない。

ホタル池に水が戻ったのは嬉しいな。

キセキレイも長閑だ。

暫し戯れる。

新春の長閑な風と光を享受する幸せ。

ありがたいな。

ほんの少し住んでる場所がズレていただけなのに、日常を奪われた人が大勢いるのだ。

言い訳がましいが、まず家族の足場を固めなければ。

此処でもジョウビタキ現れた。

このジョウビも全然逃げないな…ん、胸元怪我してるのかな。

小鳥が逃げないのは、鳥側の問題でなく、自分の精神状態によるのかもしれん。

アオサギは直ぐ逃げる。

あれっ何だ…モズだ。

シメかと思ったのに…踵を返して帰えろうとしたら、あら、先回りされた。

モズに驚いたのか藪から何か飛び出してきた。

カシラダカじゃん。今季初。

藪からカシラダカ。嬉しい。

振り向いたらツグミもやって来た。

ツグミを追うように後から、また何か飛んで来た。

あら又モズ。

猛禽らしくない可愛らしい顔してるな。

ここは毎シーズン、アカハラが居る場所なんだけど…今季は来ないのね。哀しい。

今日はシジュウカラ、コゲラ、エナガが相手にしてくれないので、

今季初めてじっくりツグミと向かい合う。

ツグミが地面に降りてくるようになった。冬本番だな。

最後になんとかシメが撮りたくて少し粘る。

高い枝から降りては来てくれないが、

なんとか、かんとか。

あ〜でも何か物足りないと思ったらイカルが居ないねぇ。

偶々なのかなぁ。

鳥とめのないブログですが、今年も宜しくお願い致します。