定点観測 | 童話作家になればよかった

童話作家になればよかった

子供を連れて行った自然観察会に自らがハマり、
散歩ついでに始めた「自然観察写真」の紹介を中心に、
日頃感じたよしなし事を、きままに書きます。

来年のカレンダーを求めた。

ここ二年続けて自分の部屋には、夏井いつき先生の俳句カレンダーを掛けている。

昨日仕事で行った岡谷の本屋さんで、カレンダーフェアを開いていたので、

これ幸いと探しに入ったが、なかなか見つからず、

見付けた時に「あったぁ」と声に出てしまった。

近頃、何かの度に心の声がダダ漏れであるが、

来年還暦の身としては仕方なかろうと諦めている。

そう十一月も、もう終盤。

甲府周辺の山々も錦繍に染まったように見えるから、

愛宕山の様子を観に行っておかねばならぬ。

看板に青少年自然の家の文字が無くなっている。寂しいが仕方ない。

入口からアプローチ道路沿いが良い感じ。

今日はいつもとは逆に水の元からC地点カメラへ。

お…溜糞がある。人が余り歩かなくなったから狸も遠慮しなくなってみたい。

Cカメラの上の方。ここもナラ枯れ酷いなぁ。

歩く先々にヒラヒラと飛ぶのは、枯葉と冬尺蛾のみである。

舞い降りた先から目線を切らずに撮影。

全く枯葉と区別がつかない。因みに羽があるのは雄のみである。

雌は観たこと無いので、何時か探してみたい。

 

B地点を観てからキャンプ場へと登る。

ここは松枯れも深刻だなぁ。

こうして見ると良いキャンプ場に見える。

紅葉の隙間から南アルプスが覗いている。

富士山見えてないなぁ。

Aカメラ地点の周辺、草刈りしてくれたみたいだ。

そんじゃ久しぶりにキャンプ場の上から直接、大笠山に登ってみるか。

途中倒木もあったけど、快適に大笠山へ。

これはサルノコシカケの仲間か…ニクハリタケかしら。

大室山山頂に着くもシーンと静まり返っていて何もいない。

やはり、動いているのはフユシャクのみである。

鳥の声もヒヨのだけである。

紅葉眺めながら一旦下り、西側の鉄塔の脇を登り返した。

ここからは武田神社を見下ろせる。錦繍に囲まれて良い時期だ。

奥に見えるのは茅ヶ岳か。

ここはいつもジョウビタキが巡回するルートなんだが、声も聞こえない。

昨年はルリビタキの姿も見たけど…ん。

声が…ルリのゲロゲロって声がする。右の木立の中からだな。

カメラ握りしめてジッと待つ…あぁダンダン声が遠ざかる…聞こえなくなっちゃった。

残念。でも、来てるのは分かった。次回次回。

再び頂上付近へ。この木の幹も酷いね…かなり危険かも。

アオツヅラフジの実が干し葡萄のよう。

ノイバラの実がリンゴみたい。

少年自然の家の屋上へ至る道。

紅葉黄葉共に良い。

シジミチョウ頑張ってる。

駐車場周辺もいい感じだ。

でも、小鳥が何も居ない。

オッカシィなぁ。シジュウカラのゲシゲシが微かに聞こえて、

コゲラの幹を叩く音がちょっとしただけ。

変ねぇ。

もう一度キャンプ場へ。

野菊のような君なりき…いや、野菊だ。

富士山見えていた。だが、しか〜し逆光に白み霞み綺麗には撮れないな。

イチョウは、もうお仕舞いかな。

自然の家(跡)の脇に幼稚園バスが停まっていた。

そうか紅葉狩り遠足かなにかかだな。

この辺りがやっぱり一番綺麗だ。

自然の家を取り壊したら、この辺の樹々はどうなるんだろうか。

なんか廃墟みたいな空気が出てきちゃったなぁ。

じゃぁ芝生広場に行ってから帰ろう。

ヤブコウジあった。

年の瀬が近いって気になってくる。

ぁ…ゴンズイ。羽根突きに使えそうだ。

芝生広場から子供達の声がする。

こりゃ近づかないほうが良いな。撤退だ。

どうしてもナラ枯れが目に付いてしまうな。

来年は紅葉狩り出来るかな。