来週行われる観察会の下見に愛宕山へ。
しかし、残念ながら当日は仕事のため不参加なので、息子に託す予定。
それにしても、いい天気だなぁ。
今朝方までの雨で、黄砂もきれいに洗い流されたようだ。
例年通りに、まずは水路のオタマジャクシを観察。
足の出てるやつは居ないなぁ。
いちばん密集してるところは、
こんな感じ。渦巻いて盛り上がってる。
温かい浅瀬にも上陸体制になってるのは居ないね。
ミツバチも水飲みに来ている。
また後で戻ってきてジックリ観ることとして、散策に行きますかね。
キンランあった。
シュンランもまだ咲いてる。
こいつは何だ。クロハラナガハナアブかな。(帰宅してから調べました)
ベニボタルだ。帰って画像よく見たら触角の先が広いな…カクムネベニボタルだろうか。
ハナイカダ。
ガマズミ……オニコバノガマズミかな。
藤棚が撤去されてしまった場所からの富士山。
周りを見渡したがフジの花は無かった。
シリアゲムシが居た。プライアシリアゲか。
芝生広場の近くにあったこれは葉が細いな。コバノガマズミだろうか。
九十九折の散策路の陽だまりにジュウニヒトエ。
タンポポの花の上にヤブキリの赤ちゃんが。
きれいなカメムシだ。撮ろうとしたら近くに寄って来た。アカサシガメだった、
近くに居た小型の甲虫。キスジコガネですかね。
これはカマツカですか。
水路の上に戻って来たら「蛇っ」って声が。
お〜ヤマカガシの子供じゃん。
コンクリの隙間に入ろうとしたので、申し訳なかったが尻尾を引っ張って出て来てもらった。
物凄い速さで水路へまっしぐら。
オタマジャクシ食べに来てたんだろうな。ごめんね。
で、再び水路観察。職員さんに教えてもらってヤゴを観る。
普段は落葉等の下に居て、あんまり見える所に出て来ないもんなんだが。
浮上してきたヤマアカガエルと目が合う。
蛇に気を付けてね。
顔を上げたら下見参加者全員色めきだった。
えっ、
えっ、
えっ、
トンボ羽化しとる。
よくよく見たら、まだまだ居る。
こんな低い場所でも…大丈夫なのか。
中には落ちてしまって死んでるのもいるが。
全員興奮して、ひたすらスマホやらデジカメで動画や写真を撮りまくる。
20年以上此処に通っている私は勿論、
30年ここの観察会に関わっている、お仲間ですら初めての体験だと。
職員さんによるとヤブヤンマとのこと。はぁ~~興奮した。
羽が乾いて飛び立つところまで観たいが、時間が掛かりそうなので、
改修が終わったキャンプ場のようすでも見にいきますかね。
水路の深い場所では、ぬくもり求めてか板にオタマジャクシが殺到してる。
スズメバチが吸水に来てた。これから新しい巣を探すのか。
ミスジチョウ現れた。コミスジかな。
キャンプ場はスッカリ開放感ある明るい場所になっていた。良く言えばね。
アオダモの花が咲いてる。
そこら中に鹿の糞。
なんか黄色い虫が飛び交っているぞ。
追いかけてやっと近くで撮れた。
去年の夏の観察会で死にそうになってるのを観たアレだ。
えっ…と…帰って調べよう。そうだツノトンボ……ん。
待てよこれ羽が黄色いじゃん。キバネツノトンボ。稀少種らしいですぞ。
この時は、そんな事とは露知らず。
トンボの羽化が気になって、気もそぞろ。
戻ろう。あっニホントカゲ居る。草の中に隠れちゃったけど、
根気よく全身が見えるまで待って撮影。
自然の家屋上に戻る。
あれ、狸だ。柵の影からこっちを見てる。
あ〜建物の横を下りて行っちゃった。
よし、屋上から見下ろしたら撮れるかな。
お〜居るじゃん。
こっちには全く気づいていないようだ。
まさか人間が上から見てるとは思うまい。
安心したのか、物凄い勢いで顔を掻いた。
ボリボリ音が聞こえたもん。
あー行っちゃう…この先に巣があるのかな。
この間、お仲間と息子はひたすらトンボを観ていたらしく、
狸には気づかなかったらしい。
だいぶ色が濃くなったね。
でも、まだ翔ばないみたい。これから羽化しようと窺ってるヤゴもいる。
ヤマアカガエルがジッとこっちを見ている。
ハラが減っているんだろうか。
こちらも空腹だ。時刻はもう14時近い。
そこへ職員さんが近くの別の水場を掃除するため捕獲したヤマアカガエルを放しに来た。
同じ山内だから良いでしょ。
放された蛙は思いのままによじ登ったり、
漂ったり、
しておる。じゃあ引き上げますか。
ダイミョウセセリが居た。もう夏が直ぐそこに来てるんだね。
毎年キンランが咲く場所を確認していこう。
今年も良いのが咲いてる。
少年自然の家がなくなっても花は残って欲しい。
いや、美しい花の方が寧ろ強かなんだろうね。
……またヤブキリ乗ってる。