失礼。
いよいよ山梨にも非常事態が宣言され。
不要不急の外出を自粛するよう要請が出された。
密集・密接・密閉空間を避けて、
自分で自分を律しなければならない。
その上で免疫を下げないように、普段の生活を維持したい。
その為に散歩は重要だ。自分には。
そこで、あと一息だったエビネを再観撮する為武田の杜へ。
フデリンドウ増えてる。
もうそれだけで嬉しい。
扠。エビネどうかしら。
花は増えてるが…。
んー意外と進んでいないな。
でも、奥行きのある撮影が出来て嬉しい。
色の濃いもの、
薄いもの、
色々あって楽しい。
白いのは日当たりの具合で明暗が激しく、
絞りが難しい。
でも、綺麗だなぁ。
あー鹿の糞が落ちてるって思ったら、
これ噛られてるのか…蝦根食うんだろうか。
未だ蕾も多かったので、今月イッパイは大丈夫そうだ。
それでは、筆竜胆踏み潰さぬよう。
足元に注意しつつ移動。
帰宅してから花に潜り込む虫、見付ける。
観察有るあるだ。
近くばかり見てちゃ駄目だ。遠くも見ないと。
あ〜金峰山が未だ真っ白。山に行きたいなぁ。
前回見に来れなかった池へ。
おぉ水面がうごめいている。
オタマジャクシうじゃうじゃ。
生命力を感じますな。きちんと掃除もされているようで感謝。
今日は天気が良くて、青空にモミジの花と新緑が映えるな。
シラカンバの花も普段は地味で目がいかないけど、
なかなかどうして素敵。
おっ。白…っていうより緑掛かった桜。
鬱金桜か。そういや金櫻神社に最近行ってないな。
前回より少し高い場所にアカネスミレ咲いていた。
沢山あったが日向と日影の差が激しくて一苦労。
タチツボスミレも混じってるね。
陽だまりでカナヘビが日向ぼっこ。
後ろ10m程離れて付いて来ていた息子から(大学休講につき今回も同行)呼ぶ声がする。
何々…ガガンボが蜘蛛に絡め取られている。
必死で羽ばたくが逃げられない。
どんどん体液を吸い取られていくよ〜。
するとソコへ目敏く蟻がやって来て、
サッサッとガガンボの亡骸を引き取っていった。
蜘蛛はワカバグモであった。若葉蜘蛛…綺麗だ。
八重桜の向こう側に八ヶ岳…惜しい赤岳は雲に隠れてしまった。
八雲立つ 八重桜の垣 八ヶ岳 ってな感じですかね。
ガサガサッと再びのカナヘビ。
ああ、この子尻尾切れてる。でも、もう生えかけてる。
先程からズゥ〜〜っとメジロが騒いでいるなーって周りを見回していたが、
唐突にピョンピョン飛び出して来た。
高らかに歌う。
今日は本にメジロ日和。
それではいつもの周回ルートを見回って帰りましょう。
ジュウニヒトエは健在。
でも、少ないような…。
フデリンドウ、やっぱ少ない。
そこら中掘り返してる奴のせいかなぁ。猪の。
晴れているからウグイスもよく囀っている。
ウグイスは撮れなかったから、ウグイスカグラを一枚。
黃蝶出て来た。キタキチョウね。
他にはクタビレ果てたヒオドシと、
今しか観られないミヤマシジミが居ましたよ。
息子さん、また立ち止まって何かをジッと観てる。
今度は何。
う〜〜〜ん。バッタの幼虫だが…フキバッタかとも思ったが、ヤブキリっぽいかな。
山桜の下を通ったら向かいの藪から、
メジロが10羽くらい次々と飛び出して来た。
花の蜜を吸っては飛び去っていく。
おっと、シジュウカラも居たぜ。
やっと1輪のホタルカズラを見つけた。
昔…って云っても、ここ10年位しか知らないが、
もっと沢山咲いてたもんだが…時期の問題じゃないよなー。
あゝそうだ、此処の直ぐ下の群生してる場所も、
帰りに寄って確かめてきたがアンマリ咲いてなかった。
参考までに、去年ですら、こんなに広がってた。
2016年でこんな。
これは2014年の5月だけど、エビネの咲いてる場所の直ぐ上。
エビネが咲いてたから時期的にずれてはいないと思うが。
まぁ兎にも角にも、今年も春は来た。
盆地を見下ろして独り言ちると、
ドウダンツツジが風に鳴る。
さぁ、もう午後3時。息子も腹が減ったという。
片山の頂上越えて車へ。
あ〜綺麗なヒオドシチョウだ居た。
此処の標高とスカイツリーの高さの話になる。同じ位だ。
急に雲が出て来た。あらっヒトリシズカだ。
この狭いエリアの中でも、日当たり風向き他諸条件の、ちょっとした差で季節の訪れに差があるんだなぁ。
ちっぽけな私の思惑通りにならないのは、当たり前のことであった。
振り向いたら八ヶ岳が見えていた。
