ただひたすらの十枚山 | 童話作家になればよかった

童話作家になればよかった

子供を連れて行った自然観察会に自らがハマり、
散歩ついでに始めた「自然観察写真」の紹介を中心に、
日頃感じたよしなし事を、きままに書きます。

チャレンジ山梨百名山61座目。
年度替わりの1座めは、南部の十枚山でございます。

朝起きたら窓の外はいい天気。
余りにもいい天気過ぎて予定を変更して、
桃の花巡りに興じようかと思ったりもしたが、
護美出し、洗濯、布団干して。
新型コロナウイルスショックを跳ね返すメンタルを鍛えようと山へ。
元々ローンクライマーだしね。
登山口に着いたのは10時半。
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もう少し早く出たかったな。
まずは登山口傍らに咲く菫1枚。
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登り出しから急登。
植林と思われる針葉樹林の中を、黙々登る眺望はなし。花もなし。
何故か登るにつれ、どんどん雲が厚くなる。
風が冷たい。
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ウソの声がしてたんだけど姿は見えず。
ゲッゲッっと微かにルリビの声がするも、これも見えず。
アカゲラの声がして見上げたら幹の影に見え隠れするも、すぐ見失う。
シジュウカラが一羽寄って来た。
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なんか白いものが踞ってる。
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あー残雪。
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ここらで標高は1,500m位かな。
日が差さないので、休むと汗が直ぐ冷える。
十枚峠に着いた。
ここは静岡県との境。
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南西方向の眺望が開けた。
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頂上と反対方向には下十枚山が見えてる。
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すごく気持ち良い稜線だ。
アセビに花が付いている。
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山頂着。
コースタイム3時間半と案内板にあったが、3時間掛からなかった。
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西の方の展望が凄いなぁ。安倍川源流域になるのかな。
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北西方向はよく分からない。山伏とか八紘嶺は見えてるのかな。
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南に黒雲が湧いてる。篠ノ井山とか白鳥山の方角。
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なんかさ、此処だけ曇ってるみたい。
頂上から北に緩やかな草むらが広がってるから、
ちょっと行ってみよう。
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うぉココにも残雪が。
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イノシシのヌタ場が。
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標高1,700mまで来るんだねぇ。
肌寒いのでトットと下ります。
あ〜なんか落ちてる。
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猪の毛かな。
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う〜ん笹薮を縦横無尽に獣道が走ってる。
鹿糞も沢山あったし。
硯石を通過。
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まるで夕方みたいな薄暗さ。
何一つ色彩がない山歩きだった。
午後3時に登山口に帰還。
渓流を何か無いかと眺めてみたら…
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おぉ何か咲いてる。
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白く清楚な、
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ハナネコノメソウだぁ〜。
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渓流の中の岩に立って撮っていたら、
直ぐ脇になにやら黄色いポツポツが…
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お〜これもネコノメソウの仲間だ。
帰宅して調べたらタチネコノメソウ。
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最後の最後に良いもん観ることが出来た。
んん。こりゃなんだ。
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たぶんフデリンドウの蕾だと思うんだけどね。
最後に水が染み出す斜面のスミレに手を振って引き上げますわ。
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ただひたすら歩くだけだったから、
これでもって御土産を渡された気分。
少し下ったら、ミツマタとシャガが花盛り。
帰宅したら暑いくらいの良い天気…ナンだったんだ。