沈黙の春にならぬよう | 童話作家になればよかった

童話作家になればよかった

子供を連れて行った自然観察会に自らがハマり、
散歩ついでに始めた「自然観察写真」の紹介を中心に、
日頃感じたよしなし事を、きままに書きます。

外出自粛要請もされている中で、出掛けて、
ノー天気に花の写真なんか撮ってる場合じゃないんじゃないかと、
色々御意見もあるとは思いますが、
花に逢いにゆくのは大切なことだと想っているのであります。
で、諦めていた神代桜が未だ散り始めてもいないと云うので、息子伴って車で出掛けました。
うぁ…出店全く無し。人も疎ら。
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まぁ宴会する訳ではないし、適度に距離感も保てるので、
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感染の可能性は低いと考えられます。
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むしろお日様に当たって良い風に吹かれ、花を愛でるのは、
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免疫力も上がるし、心が病むのを防ぐ効果もあると私は考えます。
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元々、ソロウォーカーだしね。
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あ〜甲斐駒が凛として綺麗だ。
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来ている人々も例年より余裕があって、
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本来こういう気持ちで眺めるもんなんだろうと不謹慎ながら感じた。
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関西の大学へ行っている息子は桜の季節に山梨に居るのは五年振り。
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私は山梨へ居を移してから、25年勤続だと…思う。多分。
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今年も、お互い無事に逢えて良かった。
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ヒトには未曾有の出来事であっても、
この桜は何度も見てきているんだろう。
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一旦本堂の裏にも花が咲いているので、そちらへ。
ダンコウバイあったが、白木蓮は終わりかけてた。
藪椿もあった。陽だまりには菫。
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屋根で頻りに囀る鳥。なんだ。
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あーキセキレイだった。
すると息子が何やら声をあげる。
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蛙ー。
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アマガエル…だよね。
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眠そう。動きも鈍かった。じゃあね、花観でもしてのんびりしてね。
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そしたら、近くにある大きな一本桜にも逢いにいかなくちゃ。
てこてこ歩いていったら道端には白い菫が。
う〜ん。ひょっとしてコモロスミレか。
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甲斐駒と鳳凰三山を借景に堂々たる桜。
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更に、てくてく歩いてカタクリの自生地へ。
入って直ぐ出迎えの花。
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ここは結構並んで咲いてくれるから、
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良いのだよな。
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斜面の入れない部分には、もっと群れているんだけど、
そこに人を入れないようにしてるのが、大切なんだな。
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おーヒトリシズカが出てる。
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清楚さが際立つなー。
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ぉこれは。
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ヒゲネワチガイソウだね。
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ひっそりとした佇まいや良し。
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次々と
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寄り添うように
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片栗は咲く。
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色の濃いもの、
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薄いもの、
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反り返り方も個性的だなぁ。
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例のピン送りしまーす。
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里山の春が実感出来ます。
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おっタラの芽だ。よく採られないでいるなぁ。
ここを守っておられる方々の品性が分かる。
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もうひとつ密かな、お目当てあった。
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ゲンジスミレね。
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名の由来は葉の裏が紫だから
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紫式部を連想して源氏物語からの源氏菫らしい。
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可愛らしくて好きな菫。派手じゃないのが良い。
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おーキケマンがあった。
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不思議なもんで行きに下りてきた時には見つからなかったのに、
帰りの登りで見つけることがある。
だから、カタクリも同じ花を二度撮ってるかもしれんが、
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ご容赦下さい。
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でも、光の射し方だって刻一刻変わるんだから、
別物に見える。それも当たり前か。
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あえて別角度で撮ったりもしますけどね。
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ぉビロードツリアブだ。
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蝶はチラッとテングが見えたけど、
あらっこの蝶はなんだべ。
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う〜ん色が薄いがキタキチョウかな。
冬の間、よほど苦労したんだろうか。
では、またまたてくてこ歩いて戻りましょ。
今年も路傍にフクジュカイ…いやミチノクフクジュソウか。どっちだ。
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さようなら。令和二年の神代桜。
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あれ。根本に気付かなかったが白い菫がある。
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う〜ん。マルバスミレ…いやーケマルバスミレか…微妙〜。
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あっツグミがいた。
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ヒヨドリが余りに多くて喧しくて見落としていた。
もうすぐ故郷へ帰るのかな。
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あーお昼過ぎてしまったよ。
急いで王仁塚の桜に向かおう。
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いつ観ても孤高な佇まいやね。
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足元にはショカッサイや水仙が咲き乱れているが、
私的には菫が好ましいな。
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どうも。お久しぶりです。
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例によって周りをぐるぐる歩き回って、いろんな角度で眺める。
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後ろに茅ヶ岳いれたり。
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八ヶ岳と一緒に撮ったり。
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この桜とも二十五年のお付き合い。
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ではでは、又来年。
昨年は此処の駐車場の出店で野菜や山菜を求めて帰ったんですが、
今年は自粛でなし。
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でも、花の色は変わらじ。
気持ちだけは自粛しない。
今日より明日を。