いったい何処まで続くのだろう。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための自粛要請で
定期的に巡回して季節を感じ歩く場所が軒並み閉鎖されてしまった。
おまけに金策の手続きに翻弄されて眼も疲れ首肩も凝りコリでおま。
それでも季節は移ろい行くよ。
…と云う訳で、出来るだけ人の来ない、
さりとて山深くなく、手頃な場所へ。
でも、当然ながら途中で車両通行止めだったので、
ご迷惑にならないようだいぶ下の方に場所を選んで車を停めて、
てくてく歩いて行くよ。
それは今季全然出会えないツボスミレ(如意菫)を見つけるためさ。
が、目的の場所に付く前に呆気なく見つかった。
ケガの功名って云うべきなのか、肩の力が抜けるわ。
なのでこっから先はお気楽。
ん。コンロンソウかなと思ったがオオバタネツケバナだろう。
うぉカキドウシがミッシリ咲いとる。
ヒトリシズカが現れた。
てぇことは時期的に未だ早かったのかな。
それにしても、このヒトリシズカは一人でも静かでもないね。
こりゃオトコヨウゾメだよなぁ。
パット見ウツギかと思ったんだけど、花が下向いてないし、
花が密だからガマズミかとも思った。
オッ足元に筆リン。
やっと、いつもニリンソウとツボスミレの咲く場所に着いた。
これ三輪並んでるけどニリンソウね。
これは二輪草らしいニリンソウ。でも、花、少ないな。
ツボスミレは見当たらない。
タチツボスミレは咲いてるけど…
ぁこの色はアカネスミレだね。
ムラサキケマンはドッサリあるんだよな。
よく観ると面白いけどね。
日当たりの良い場所でもフデリンドウがポツポツだから、
未だ早春の趣ですか…。
よ〜くよく探したらコッソリ咲いていた。
花も自粛なのか…それとも待っていてくれてるのか。
沢沿いにはコクサギがワサワサ茂ってる。咽返るようだ。
おーエンレイソウだ。
これは、やや遅かったか。
やぁ白い菫だ。
葉っぱが広くて毛が生えてる。
ケマルバスミレでいいかな。
急に雲が厚くなってきちまった。
あ〜梢のテッペンで囀ってる鳥が…アレハモシカシテ。
薄暗い中での空ハレ逆光でハッキリしないけど、
お腹が白いから、オオルリだー。今季初夏鳥だ。嬉しい。
ホタルカズラ見つけた。
ちょっと上にまとまってるけど、近づけないなぁ。
あ〜ウワミズザクラが咲いてる。
桜は平年なみなんだよねー。
これはエゴかと思ったが…ハクウンボクともちょっと違う。
う〜んマルバウツギかな。
ボウフウ…いやヤブニンジンか。
線香花火逆さにしたみたいだな。
ぉアケボノスミレだ。
毎年イチリンソウが咲く場所へ…ないなぁ。
おー奥の方に一輪見える。
割と綺麗ね。あぁ足元にもあった。
咲き始めだから綺麗なんだろうね。
水場でイトトンボ(カワトンボ)を探したが、ありゃ居ないねー。
そーだこの辺りにも確かツボスミレがある…は…ず、あった。
少しまとまって咲いている。
が、周りに草が茂っていて上手く撮れない。
まぁ目的は達したので帰るか。腹も減ったし。
あーケマルバスミレ、ここにもあったのか。
これは今回の意外な収穫であった。
帰りは来る時にサッサッと通り過ぎちゃったのをチェック。
この黄色い広がって咲いてるのはジシバリかと思ったら、
ヤブタビラコかな。
ツボスミレの所まで戻ってきたぞ。
もう一回撮っとこう。
あらっハコベじゃない白くて小さな花がある。
行きは気付かなかった。オオヤマフスマだ。
キランソウも広がっていた。
最後にイカリソウ。
車に戻って考えた。
そうだ、毎年観に行くチゴユリどうしたかな。
未だ早いかな。
あぁ。もう咲いてる。
これは来て正解。
ただ年々面積は減っているな。
やはり季節の移り変わりを感じながら過ごすのは大切だ。
けれど、近所を少し歩くにも日々制約が強まっている。
今季は、あの花やあの風景には逢えそうもないな。