晴ボンに惹かれて小諸参り | 童話作家になればよかった

童話作家になればよかった

子供を連れて行った自然観察会に自らがハマり、
散歩ついでに始めた「自然観察写真」の紹介を中心に、
日頃感じたよしなし事を、きままに書きます。

本に縁とは不思議なもので…。

如月最初の仕事は、
暁に染まる八ヶ岳を横目に小諸へ。
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うぁ〜っと思わず声に出た。
こんなに綺麗に浅間山が見えたのは初めて…
仕事は思いの外早く終わり、
会館を出たら未だ少し日が残っていた。
どっか浅間山がド〜ンと綺麗に見える場所はないのかなー。
懐古園を通り越し千曲川を渡って…
此処、なかなか良いな。
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ん〜手前の砂利採取場がちょっと目障りだけど、
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詰めたらいいか。
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布引大橋か。
ん、布引…
M〜ファファファファファ〜〜〜〜
♫それはまだ私が歌創りを志していたころ〜♪

初めての一人旅。高校三年の夏。小諸でした。
小山田いく先生の「スクラップブック」にあこがれ、
わざわざ上野から夜行列車に乗って暁着3時31分。
真っ暗な小諸駅で明るくなるのを待って懐古園周辺を散策。
そりゃ夜明けから動いてりゃ午前中に周り終えてしまって当たり前。
お昼にはすっかり時間を持て余していた。
そこで、「牛に引かれて善光寺詣り」の由来となった
布引観音へ行ってみようと、どんな場所かも知らないのに軽〜く考えた。
真夏の炎天下約5kmトボトボと歩き、辿り着いた参道はほぼ登山道。
青息吐息で汗みどろ。でも、来て良かった。
あぁ青春の過ち。
そこで出会った老紳士。諏訪で精密機器の工場を持つ社長さんだと云う。
「よかったらタクシー待たせてるから乗っていきますか」
ヘッ。タクシー。車で上ってこれるのかー。
で、藪の中車一台がやっと通る林道を走って、
タクシーで小諸駅へ戻ったのだった。

M〜ファファファファファ〜〜〜〜

そう、その布引観音への道を、以前も散々探し回ったのがだ見つからなかったのだ。
それが今日は呆気なく見つかった。
不思議やねぇ。
暗くなる間際に、布引観音へ着いた。
またゆっくり来よう。
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日が落ちて名残の紅も消えてゆく。
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そう、最初は、小諸に移住しようと計画してたんだよね。
山梨でなく小諸に住んでいたら、どうなっていたんだろう。
25年前に。