童話作家になればよかった

童話作家になればよかった

子供を連れて行った自然観察会に自らがハマり、
散歩ついでに始めた「自然観察写真」の紹介を中心に、
日頃感じたよしなし事を、きままに書きます。

グレープは青春を連れ戻してくれたのかしら…

今年ももFUJI ROCK FESTIVALへ行って来た。

とは云へ、観客として盛り上がったわけでも、本業の音響でもなく、

放送関連のイベントブースのお手伝いであります。

が、しかし、スケジュールはなかなかタイトでありまして…青息吐息。

なんとか、少し余裕があった金曜日の午前中に苗場プリンスホテルのゲレンデをお散歩。

リフトの脇にロープで守られて、ひっそりとヤナギランが咲いていた。

ちょっと切ないな。

たぶんアキアカネだと思うけど、赤蜻蛉が沢山飛んでいる。

とまっているのはヘラオオバコかな。

足元に咲くのはゲンノショウコかな。

これもリフトに守られるようにキスゲ…ニッコウキスゲか。

毎年悩むがブタナだと思う。

コバギボウシがあった。

これノカンゾウだよなぁ。

草陰にウツボグサ。

こっちのはオオバギボウシだろうか。

毎年同じことで悩んでいるよなぁ。因みに昨年の記事

おっ…ネジバナ。ゲレンデにも咲くんだな。

ティピー見下ろす場所にミヤマシシウド。

プリンスホテルも借景に。

あ〜イケマ咲いている。

そう云へば、今年はアサギマダラ一頭も見なかったな。

ゲレンデにはヒョウモンチョウがチョコチョコ翔んでいたが、

一向に止まらないので、何ヒョウモンか分からずじまい。

ミドリヒョウモンだと思うんだけど…。

ノアザミに来てもいいんだけどな。

オトギリソウかと思ったが、キンミズヒキだなコリャ。

この豆みたいなのは何だったっけ…

ミヤコグサかなぁ。

クルマユリコオニユリは咲き始めたばかり…みたい。

本当に今年は山野草が少ないな。

まぁ今年はフジロックに96,000人が訪れた(少なッ)らしいが、

こんなことしてるのは、多分、私一人だろうな。

あ〜やっとこさオカトラノオを見付けた。

例年はワサワサ咲いてるのになぁ。

お〜ウツボグサまとまって咲いている。

ここ苗場も気候が変わってしまったみたい。ここ二三年で急激に。

フジバカマ…ぃゃヨツバヒヨドリ…ドッチだ。

ここにもアサギマダラの姿は無い。

あっ、キクイモモドキ。

アカツメクサも咲いてるし、まぁスキー場だから仕方ないか。

ノカンゾウは青空に似合ふな。

ニッコウキスゲも似合ふな。

ネジバナ送電塔みたい。

ホテルに戻って来たら、さっき影だったヤナギランに日が射していた。

折角なので取り直そ。

やはり、ヤナギランにも青空はよく似合ふ。

人生の本当の勝負はコレカラなのかもしれんな。

今年も夏の観察会が無事に終わった。

でもねぇ、蝉の羽化見て欲しいんだけど、

年々先細り…少ないのよねぇ。

着いたら、オニユリが咲いていた。

ヤマユリも咲いてる。これは見事。

頭の上にはニイニイゼミ本体。

成虫がいるってことは、その数だけ羽化してるってことなんだけど。

集合場所で行倒れているキリギリスが居た。

これだけで子供達は喜んでくれる。

黄蝶が翔んでた。キタキチョウね。

これは生まれたてのツチイナゴだろうか。小さすぎ。

お腹(お尻)の赤いバッタが居た。タカネヒナバッタ…ヒロバネヒナバッタかな。

ムギワラトンボも居たでぇ。

蜘蛛(アズマカニグモか…ヤミイロカニグモかも)が獲物(マメコガネ)を捉えてる所に遭遇。

アブラゼミの脱殻はニイニイのそれより高い場所にある。

でも、此の位なら観察できるね。

足元にイグチ系の茸。ニセアシベニイグチかなぁ。

こちらはお馴染みマンネンタケ。

ありゃまぁ…こんな所で羽化したんだね。よく出来たもんだ。

ニイニイゼミの脱殻には泥が付いてます。

乾燥予防なのかなぁ。勝手な仮説ですが。

オッと、ここは成虫が沢山止まっているぞ。

てぇことは、羽化が観られる可能性も大…かね。

アブラゼミの成虫も居ました。

低い場所にいる成虫を子供達に見せてあげたいが…

呼んでくる間に逃げちゃうのよね。

あっ直ぐ上にも居た。

この辺りアブラゼミ脱殻が低い場所に多いな。

おぉ〜アオドウガネ。今日はコッチに居た。ナンデモ手当たり次第に喰うのか。

明るい時間の観察終了。しっかり休んで夜に備えよう。

あら、ヒメヤブランがまとまって咲いてる。

でも、子供達は、はしゃぎっぱなしだ。

バッタも呆れ顔。クルマバッタモドキかな。

捕獲されたアオダイショウを見せてもらった。

夜の部開始までにカラスウリの花が開くかなって期待したが無理か。

夜の部開始。

お願いしますよ。

尺取り虫が枝に擬態して就寝中…なのか。

ミヤマアカネが居たが…。

薄暗くなってデジカメでは上手く撮れない。じゃiPhoneで。

この細かい糞は誰の糞だろう。子鹿…かな。

ひたすら登っていくアブラゼミの幼虫を、職員さんが見つけてくれた。

どうやら参加者の皆様はニイニイゼミの羽化を無事観察できたようだ。

めでたしめでたし。

終了間際にタラノキを、よじ登ってるアブラゼミの幼虫を発見。

え〜こんなトゲトゲの樹をなんで選んで登って来たんだ。

案の定安定した場所を見つけられずウロウロ体の向きを変えている。

羽化には時間が掛かりそうなので、残念だが撤収。

最後にカラスウリの花を皆で鑑賞しつつ、

さようなら。

反省会の後、片付けていると、何だこのゴミみたいなの。触ったら噛まれた人も。

よくよく見れば凄いアゴ…。

アリジゴク(ウスバカゲロウの幼虫)じゃん。

そう云えば、参加者さんで熱心に観てた人がいたなぁ。

嬉しいオマケでした。

扠。

午後からは、来週行われる観察会の下見へ。

雨降らないといいな。

マメコガネの繁殖盛ん。

キャンプ場に到着。

炊事場ではバッタ・イナゴ類がピンピン跳んでいる。

これはクルマバッタモドキかな。

こいつは少し若い。

緑型の成虫。

コオロギの幼虫…ツヅレサセコオロギですかね。

サイトへ。

ぬかるみにイノシシの足跡がクッキリ。

おー茸ドッサリ生えてる。

淡い柔らかそうなバッタの幼虫が居た。脱皮したてなのか。

ムギワラトンボ居た。

アオドウガネがドッサリ止まってた。

繁殖行為中。

主目的のニイニイゼミの脱殻を発見。

下の方にも。頼りない場所で羽化してるな。

見上げたら本体が、いち…にぃ…

さん。

なんか例年より小さい気が…高くて遠くて、よく分からんが。

アブラゼミの脱殻もあった。

本体は声も聞こえないな。

おおぉぉ〜今まさに浮かしてるニイニイゼミがおる。

ラッキー。暫くしてから、また観に来よう。

ヒメヤブランが咲いている。

ダイミョウセセリが居た。

イノシシが身体を擦り付けた痕。

ニイニイゼミの脱殻は木の低い所にあるな。

ぁ…見上げたら成虫。

ナガゴマフカミキリ。触覚がよく見えなくてコメツキムシかと思った。

何故かアブラゼミは草に多く見られた。

掴まる力が強いからだろうか。

でも、それなりにリスクはある。

ショウリョウバッタも居るな。


それじゃ夕方の会は、この辺にしますか。

アッそうだ、さっきの羽化してたのどうしたかな。

無事だったぁ。もう乾き始めてる。羽化したてって綺麗だなぁ。

軽食とり休憩。余分なものを車に置きに行ったら、

カラスウリの花が咲いているのに気が付いた。

不思議で幽玄だねぇ。

しっかりクロウリハムシが付いている。

若いカマキリが居た。

別個体です。

デカいイグチ系の茸が倒れていた。

裏が真っ黒、足は赤茶色。

頭に浮かんだのはウラグロニガイグチだが…。

では、再出発。羽化は見られるだろうか。

まず、先程羽化したニイニイゼミの安否を確認に行く。

無事でした。羽もだいぶ乾いたみたい。

暗くなって、我がデジカメでは私の技量も足りないこともあって、

上手く撮れず。お楽しみは本番で。

小さなちいさな蛙発見。

ヘッドランプ頼りに撮影。ヒキガエルの子供のようだ。

管理棟へ戻って整理。

そこへ次々と昆虫飛来す。

ミドリカミキリ。

ヒメチャイロコメツキダマシ…ですかねぇ。

裏はコンナ。

管理棟の裏に蛙が居ると言うので、駆けつける。

まぁ立派なヒキガエル。ニホンヒキガエルだと思うんだがなぁ…。

もっとチャント真横から撮ればよかった。

で、お友だちのFBを確認。微妙……ニホンヒキガエルだと思う。

再び飛来した虫たち。

カマキリモドキ…顔はカマキリだけどカゲロウの仲間。

こっちが元祖カマキリ。

で、こっちがカ・ミ・キリ。アトジロサビカミキリかな、それともアトモンサビカミキリかな。

コクワ雄。

テーブルがツルツルしていて、皆歩きにくそうだ。

コクワ雌。

ナナフシモドキ(ダニ付)。

カブトムシの雌も飛んで来た。

今季初カブトムシで興奮。飛び立つ瞬間が撮れて更にヒートアップ。

こいつはミヤマカマキリだな。いい面構えだ。北野組に入れる。

この後重鎮のお仲間はテント泊。私は翌日仕事だったので帰宅した。

観察会本番は何が現れるだろうう。

全ては神(キリ)のみぞ知る。

 

蒸し暑く寝苦しい季節がやって来た。

そして来週は、恒例の夏の観察会で今日は夕方から下見がある。

梅雨明け間近の雨が降るんじゃないかと怯えていたけど、

洗濯物も表に干せたし、午前中に、散歩不足の解消に、

金川の森へ昆虫パトロールへ行ってみようか…

三連休の頭の土曜日だから、少し不安もあるけど。

出掛けに玄関のツバメの巣を見上げると、

三兄弟の末っ子だけが残っているのが確認できた。

近くの電線では親ツバメ(だと思う)が心配そうにしている。

どこの世界でも一律に子供は育たないものである。

 

金川ではヤブカンゾウが盛であった。

ニイニイゼミの声が聞こえる。脱殻は其処此処に。

樹液、出て来たなぁ。でも、カナブンしか居ないや。

ぼんやり眺めていたら、木立の中から小鳥が次々と飛び出して来た。

エナガの子供か…な。

すばしこくて姿を捉えるのが難しいが、副産物としてコンナのが撮れた。

コゲラも居る。

これは間違いなくシジュウカラ。ネクタイが淡い。

オニユリ咲いている。

今年は草刈りがまだ行われていなくて、そこら中がボッサボサで不快だが、

お蔭でオニユリが沢山残ってる。

ミヤマアカネが出現していた。

うわぁ~ナメクジだらけ。雨上がりだからなぁ。

なんか飛んで来たゾ…トビケラだ。ホソバトビケラか。

カワトンボがヒラヒラ。いつもの年より、ちょっと少ないかな。

ニイニイゼミの脱殻あった。鳴き声もするけど、なかなか本体見付からない。

ココの樹液にはカナブン・ハナムグリ沢山来てるな。

根本にクワガタ居ないかとグルグル回ってジロジロ見るが…おらん。

ヒメヤブランが咲いていた。

遠くからでも分かるオレンジ。

キツネノカミソリ咲き始めていた。

この後主だった樹液酒場を巡回するが、何にも居ない…かぁ〜えろっと。

未練がましく、ヘクソカズラが咲いてる。

帰りも、一度観た樹の根元を覗いていくが…

さっきも居たスズメバチが、まだ居るだけ。

まだまだ、これからなのか。それとも、もう限界なのか…金川の森。

 

梅雨空と真夏の炎天下の繰り返し。そして仕事の合間に庭仕事。

散歩不足で、こりゃ身体に堪えますな。

するってぇとビールが美味いんだが、もう直ぐ定期診察。

前回、尿酸値が高いッて言われてるからなぁ…まッいいか。

そんな訳で、7月に入ってから散歩・山歩きままならず。

7/6

墓参の後、春日居の長谷寺さんへ樹液の様子だけ見に行く。

あぁ…折角オオムラサキが1頭居たのに飛んでってしまった。

暫く待ったが戻ってきそうもない。

仕方ない。空模様が怪しく洗濯物が気になるから帰ろう。

手ぶらで帰るのはシャクなので、ボコボコ生えているキノコを撮る。

一見美味しそうなイグチ系。毒のあるミドリニガイグチと判断。

これはクサハツかクロハツだろう。

こっちのはヤブレベニタケかな。

熱中症アラートが出ていたけど、帰宅後は伸び過ぎた庭木の枝を切ったりして青息吐息。

翌日は仕事で茅野へ行き、その次の日は東京。

その又次の日も仕事だったが、地元で午後入りだったので、藤垈の滝へ。

幸い厚い雲で日射しが遮られて散歩にはお誂え向き。

此処もキノコだらけかぁ。シロハツ…かな、ボコボコ生えている。

イグチ系…ヤマドリタケみたいなのも。後で調べよう。

ふと気付けばニイニイゼミの声がしている。

脱殻くらい見付けられるかな。

あった。なんてモンジャない。

かなり低い位置に、まとまって。

同じヤツを上からと下から。

こりゃ、いくらなんでも低すぎるだろ。

どの世界にも横着な奴はいるもんだな。

ノカンゾウ咲く斜面際の柵に蜂巣発見。

安易に近づかなくて良かった。キアシアシナガバチと思われる。

なので、遠くからノカンゾウ撮影。

あまりアップにするとアブラムシが目立つので、却って良かったかも。

オヨヨ…コイツは誰だ。

帰宅後調べたんだけど、イタドリハムシにしては色が…う〜ん、

ヨツモンクロツツハムシとは模様の形が違うな。

少し離れた場所にはヤブカンゾウ。

じゃあ、そろそろお暇いたそうか。

ァ…キノコもう一度観とかないと。

裏返して…イグチ系で足の色も薄いし、

傷つけても色が変わらないな…キアミアシイグチかな。

コンナのもありました。ガンタケかしら。

空が暗くなってきた。降るのかなぁ。

ニイニイゼミ本体を探して樹を見上げて回るが…居ない。

ァ…ドウガネブイブイみたいのが居るけど、高過ぎて分からんよ。

水芭蕉の葉にカワトンボと対峙する蜘蛛。

オオシロカネグモか。

蛍も居る。

オバボタルかしら。

ヤブラン、スタンバイ。

スジグロシロチョウが2頭翔んでいたが、そのうち1頭が変な動き。

そしてポーズ。シリアゲムシのよう。

調べてみたら、これ雌が交尾を拒んでいるらしい。

で、雄は途方に暮れてやけ酒ならぬ、やけ蜜。

再度アタックするも、再び拒否…遣る瀬無いなぁ。

と、そこへサンコウチョウの声。

必死に声の方向を凝視するが、梢に阻まれて見えない。

やがて、月日星ホイホイホイは遠ざかって行った…悔しい。

やはり、午前中に来ないと駄目なんだな。早朝に来たら逢えるかな。

キノコと脱殻だけじゃ、物足りないワ・タ・シ(キモッ)。