童話作家になればよかった -2ページ目

童話作家になればよかった

子供を連れて行った自然観察会に自らがハマり、
散歩ついでに始めた「自然観察写真」の紹介を中心に、
日頃感じたよしなし事を、きままに書きます。

うつろひ…と云えば、ソロ5枚目のアルバムで、

タイトルが初めて漢字3文字でなく平仮名だ…と、

一部マニアにしか理解からない話は放っておいて。

(服部克久先生ゴメンナサイ)

薄暗い今にも泣き出しそうな空模様の下。

他に行く所も思い付かないので、金川の森へやって来た。

樹の根元にべっ甲色の蜂か虻…顔は蝿だな。

始めに見た時はスズメバチかと思い少しビビったが。

目が慣れてくると、そこら中に居るじゃないの。

調べたら見たまんまのベッコウバエであった。私が命名しても、そう付けるだろう。

木通の実は色付く前にスッカラカン。

そこへシジュウカラが翔んで来たが、

薄暗い上に素早くて、しかも葉が茂っていて、鳥見には向かないシチュエーション。

続いて枝を揺らしたのは、シルエットしか見えんが、

色味と鳴き声からするとカワラヒワだな。

今日は運動がてら、金川の森の南北端から端えを、

いつもの散歩コースの3倍の距離になるが歩こうと存ずる。

目的の一つはあの多肉植物の花を観ること。

もう一つは…ぉ鳴き声がする。

ジョウビタキ来ていた〜ッ。

いらっしゃ〜い。いやお帰りだろうか。どっちにしても嬉しい。

到着したばかりは、落ち着きがないけど、それは仕方ない。

ジョウビタキを見送って、ふと足元に目を落とすと、あらカタツムリだ。

カタツムリが角出してるってことは、暑くもなく寒くもないってことだろう。

キジの声が河原から聞こえる。姿は見えない。

あ〜飛んだ…そんな所に居たのか。カメラ構える暇もなかった。

わぁ〜キノコボコボコ生えとる。

裏返したら薄いピンク…ウスキモリノカサかなぁ。

おぉ。コッチにはテングタケだ。

う〜ん。これ、絵本に載せたい。

再びジョウビの声がしたので、駆け寄っていくと、

2羽が縄張り争いをしていた。1羽しか撮れなかったけど。

水場に行ったら鶺鴒いるかな。

お〜キセキレイが滑るように飛んでいく。

カワラヒワが5〜6羽、葦の中で寛いでいる。見えているのは見張りかな。

熟れた烏瓜が風に揺れている。

ん。この花なんだろう。葉はアサガオみたいだな。

あ〜〜〜キジが、キジが路に立ってる。

えっ。見えない…ソコソコ。

さっき河原を飛んでた奴に違いない。

ヨシ。大きく迂回して背後に回ろう。

ありゃあぁ〜遅かったか。

まぁ、これから何度も会えるでしょ。

それじゃ、もう一つの目的に逢いにいきましょ。

アレは場所は決まってるし、逃げないし、安心。

でも、これがまたなかなか見つからぬ。毎年この辺に出てるのになぁ。

やっぱり、暑いから遅れているのか…ぁあ在った。

例年より少ないけど咲いていた。

ツメレンゲ。

でも、チッさ。やっぱり遅れているんだろな。

おぉ…斜面下の方にも出てるが、こりゃ近づけないや。

ズームして撮っとくか。

これで目的は達したので、真っ直ぐ戻ろう。

一応ポイントは抑えておくけど…やっぱりスズメバチしかおらんね。

念には念を入れて、まさかとは想うが、前回(10日前)にクワガタが居た場所を覗いてみよう。

アンレマァ。コラビックリ。オッタマゲタ。

この前の奴だよなぁ。キット。ヨタヨタと力無く幹を登って、

ポトリと転げ落ちた。

何故に、あんないい場所に居たのに。こんな所に居るのか。

理由は直ぐ分かった。

画像右上を見たまえ。

追い払われちゃったんだね。それでも、もうひと頑張りするのかい。

来年、君の子供と会えると良いな。

嗚呼、モズが鳴いている。

おっと。眼の前に雌のジョウビタキ。残念顔に枝が被った。

シーズン始めにはよくあることだが、愛しいジョビ娘さんつれないなぁ。

しかし、暑い暑いと思っていたら、急に涼しさを通り越して肌寒くなった。

ツマグロヒョウモンもふらふらしている。

秋はアッと言う間に過ぎ去り、

もう晩秋なのって、そりゃ無いでしょ。

容赦なく季節は、うつろう。

赤トンボやヒメアカタテハも10日前と同じ奴かしら。

おっと、コッチにも白い花の蔦草があった。

帰って調べたら、どうも、北アメリカ原産のマメアサガオのようだ。

ううむ。やはり、金川の森はスッカリ外来種に乗っ取られてしまったみたいだ。

あ…今に始まったことじゃないか。

季節のうつろひが、増々虚しく感じる。

紅葉迎えにってタイトルで書こうと思ったら、

既に2回使っていた。アリャマァである。

やっと休みの日に山日和がやって来た。が、前日まで出張だったので洗濯しなければならない。

家事をホッポラカシて、雁坂嶺に登ろうかとも考えたが、

日の短い季節、無理しないでおこう。トレーニング出来てアプローチの短い所。

で、2度目の三ツ峠。今回は北回りで大幡山〜茶臼山経由で行こう。

あ〜ところが清八林道を歩き出したら、自衛隊員が追いかけて来て、

「工事で通行止めです」と言う。

はて、昨晩も調べたが歩行者は問題なく通れるはず。

確かに一般車両は通年通行止めだけど…

後からよく考えたら、何で自衛隊なんだ。極秘に何かしてるんじゃないだろうか。

閑話休題

仕切り直して登りだす。ここでもナラ枯れ目立つな。

これはアイカワタケか…ニクウスバタケかマスタケか。

スギタケモドキ…かな。

フウセンタケ科だろうか…キアブラシメジかな。

見上げたら夏の…いや春の名残かな。

おぉ…久しぶりにハッキリした富士山とご対面した気がする。

花はアザミが一輪。

突き出た岩場があったので行ってみる。ここが天狗岩か。

風の無い日で良かった。

都留から西桂方面が見下ろせる。

勿論、富士山ド〜ン。

錦繍と言うには早いけど。

木無山への分岐から取って返して、三ツ峠山荘前。

屏風岩の周りも色付き始めてる。

広場からは南プス方向眺望。

有刺鉄線が邪魔だけど…

あ〜〜今年も念願叶わず。来季こそ彼処へ。

ありゃワレモコウ咲いてる。

南向きで風も当たらない場所だからかな。

元々花は期待してなかったから嬉しい。

おッ、面白い形のキノコだな。

チチタケorハツタケ…まさかホテイシメジ…違うよなぁ。

ドクササコかなぁ。触りもしなかったから分からないや。

散りそびれたトリカブト。

此処で当初の予定に色気が出た。

三ツ峠山の頂上を通り越して御巣鷹山へ。

そこから、せめてピストンで茶臼山迄行ってみたい。

既にお昼過ぎであったが休憩無しで下り出す。

そして直ぐに後悔した…スンゴイ急なの。

これを登り返して帰るには時間が微妙だ。どうする。

意を決してUターン。こりゃいいトレーニングだ。

すると、上から3人組のおっさん(私もだが)が。

この先何処へ抜けるのか聞くと、周回コースで登山口へ戻ると言う。

自分のスタート時の顛末を話すと、

「そりゃ困った。でも、おかしいね。どうしよう登り返すのは嫌だな」と。

最悪、清八峠から御坂天下茶屋ルートなら何とかなるんじゃない。との結論。

果扠どうしただろか。

そんなこんなでロスタイム1時間ちょい。

御巣鷹山でお昼ご飯とあいなった。

ジョウビタキのメスらしき姿が見え隠れ。

嬉しくなってカメラ出して暫くチャンスを伺ったが、撮れずじまい。まっいいか。

アザミに励まされ、いざ、三ツ峠山の頂上へ。

八ヶ岳全体が綺麗に見えた。秀麗だねぇ。

14時過ぎに頂上に付いた。少し雲が出て来てしまったが、

前回見えなかった富士山が拝めただけでも幸せだ。

御坂山塊から甲府盆地越しに浮かぶ南アルプス。憧れるだけじゃ手は届かないよな。

遥か彼方に北アルプスが蜃気楼のようにそびえている。

ゆっくりしている時間は無い。帰路は北向きの谷だから暗くなるのが早い。

腰を上げたら目の前にアンレマァ、フジアザミじゃん。

7割枯れてるけど、

意外と残ってるもんだな。

ん…這いつくばってフジアザミを撮影してたら、極々小さな花弁が落ちてる。

ぁ…これのか。

ママコナに似てるが、アキノタムラソウみたいに毛が生えてる。

花と葉はウツボグサによく似ているんだけど。

大きさ…コンナだぜ。

腕を組んで考えていたが、いかん降りなきゃ。

正面からの登山道を降りてゆくと…なぁんだ。

フジアザミの綺麗で大きな株が鎮座している。

四方八方に花を向けている。これが本当の八方美人。

どの方向から撮るのがいいか悩んだが、紅葉バックのコチラで決定。

今度こそ、トットと降りなきゃ。

サラバ秋の花。

薄暗く、猪の掘った跡ばかり目立つ登山道は心細いばかりだ。

途中、山小屋へ荷揚げする為の車両がコンクリを打っていた。

折角の紅葉シーズン走りなので…

スミマセン。人為的に並べました。

ナギナタタケですかねぇ。

マスタケ…ニクウスバタケかアイカワタケか分からん。

ん、登りでも同じこと言ったような。

アカヤマドリかなぁ…ヤマドリタケモドキかも、いやニセアシベニイグチかしら。

約5時間8キロ余りのトレ登山でした。

そう云えば今日はシカにもカモシカにもサルにも会わなかったなぁ。

次は何処にしよう。

扨、〇〇に入る言葉は何でしょう。

暑さ、それとも…昔こんな歌、所ジョージさんが歌っていたなぁ。

金川の森の秋も、そろそろ終盤。

なのに少し動くと汗ばむ。ナンジャコリャ。

ツリガネニンジンがしぶとく残っていた。

ホタル池から流れで出た水が、やっとバードデッキに近付いて来た。

来春は少しは戻って来るだろうか。

でも、笹薮を刈り過ぎてしまって、小鳥たちの住処を奪ったところに、

クズだけならまだしも、

アレチウリやアメリカセンダングサ、ヨウシュヤマゴボウが蔓延ってしまって、

荒廃した森林公園には魅力は無いなぁ。

此処もナラ枯れが目立ってきたな。樹液はまだ出てるけど、スズメバチだけが活動している。

昆虫パトロールも、そろそろ終いだな。

ヒメジャノメがひっそり翔んでいた。

と、視線の端を何かが過った。近付いてみると…

あら、クロコノマチョウじゃあーりませんか。

角度と光線の具合がよろしくないので、移動してくれると助かるんですが…

ぁ、ありがとうございます。

言ってみるもんだな。

そろそろアケビの熟れる時期。どうなってるかな。

う〜〜ん熟れて割れているのに、色が薄いね。

そういや今季はカマキリあまり見かけないなぁ。

いつも居るはずの萱を眺めたらゴツいカメムシが居た。

クヌギカメムシ…いや、ちょっと違うな。

調べたら東南アジアからの外来種キマダラカメムシのようだ。

分かっていたら…放おっておかなかったのに。

ヤクシソウが咲き出していた。これが咲くと冬間近。

坪井橋渡って河向こうへ。土手沿いを歩く。まだ冬の鳥は来ていない。

おっと、カマキリ発見。

完全に葛の葉と同化している。

向こうからも観察されていた。

ん、樹液の匂いが強烈にする…あぁアレは。

クワガタが2匹も居るではないか。

良い型のノコギリであるな。

手前の奴、突いたら少し怒った。

奥のは撮りにくかったので、枝で引き寄せ、少し出て来ていただいたが、

恥ずかしがり屋さんなのか、イソイソと戻ってしまった。

それにしても、この時期にお目にかかれるとは。

ありがとう。そして無事に子孫が繁栄しますよう願っております。

そんじゃー最近はそうでもないが、

以前は必ずカブトやクワガタに会えた樹をチェックしておこう。

ありゃ…駄目だ。近寄れん。

その代わり少し離れた場所に、メスのカブトの骸が転がってた。

全然居ない訳じゃないんだな。

カブト・クワガタの出現する時期もズレてきているのかもしれない。

昨今の気候だと、少し涼しくなってからの方が多いのかもね。

コクワが居た。このまま冬越しするのだろうか。

やはり成虫で冬を越すキタキチョウ。栄養補給に余念がない。

カブトムシの亡骸を見たことで、色気が出て、樹の根元の窪みを見て回ったが、

やはり…。

私称、クワガタが挟まってる樹も覗いたが…居たのはキマワリだった。

ヒメアカタテハが居たけど…直ぐに翔び去ってしまった。

温もりを求めているんだろう。

赤トンボも少なくなった。

これはマユタテアカネかな。

熟れて正面から見ても分からないや。

こっちはミヤマアカネ。

辛夷の実も、真っ赤になっていた。

♫もしも ピアノが 弾け~たなら♬

昨日からずっと口ずさんでいる。

東京の仕事が午後からだったので、

久しぶりに青春の散歩路、生田緑地へ。

雲が多く薄暗い天気だけど、却って花撮影には好都合。

夏に亡くなった仕事の恩人、M田さんのお住まいが直ぐ近く。

枡形山に登って、そっと声に出して呼んでみた。また呑みたかったです。

生田高校放送委員会の、ひとつ下の後輩が眠っている御寺も直ぐそこ。

しんみりしてしまう。

ヤブミョウガの花も終わっている。

もしかして…とヤマホトトギスの花を探すが在る筈も無い。

クロヒカゲが翔んでる。

バタバタと大きな黒い影。

大〜きなクロコノマチョウだぁ。

ポツポツとカシワバハグマが現れた。

花の少ないこの時期貴重だ。

そこだけポッと明るくなる。

谷間のホタルの里へ降りてゆくと、

ミゾソバが花盛りだった。

色といい、大きさといい形といい好みなんだよね。

イチモンジセセリや

ホシホウジャクが盛んに吸蜜している。

ホシホウジャク沢山いるなぁ。

ホバリング技術が素晴らしいなぁ。羽が見えん。

ストローのような口がハッキリ撮せて嬉しい。

ホシホウジャク撮影にツイツイムキになって時間を忘れてしまった。

小鳥の声が近付いて来て、見上げたらエナガの群れ。

だが、葉の付いた梢の上を通過していってしまい、サッパリ撮影チャンスがない。

すると、そこへヤマガラの声。ソッポ向かれたけどシーズン前だから良しとするか。

ツリフネソウも沢山咲いている。

此処のツリフネソウは品の良い色。

でも、ミゾソバの可愛らしさには、

勝てないなかぁ。

離れても良し。

近付いても良し。

おっと。この後仕事に行くんだっけ。

少し足を速めよう。

カラスウリが其処此処に実っている。

熟れる前は、いかにも瓜ってかんじの縞模様だ。

おっと、キタテハが止まってた。

近付いても動かない…手を出しても。このまま冬越しする筈だけど。

あ〜ツリフネソウにアゲハチョウ。

一見、ツリフネソウの方に喰われてるようにも見えますねぇ。

こちらも大分動きは鈍かった。

ここから先は、チョット前までナラ枯れ対策で通行止めだった。普通に通れるだけで嬉しい。

足が遠退いていた理由の一つだからね。

イヌタデや、

キンミズヒキが咲いている。

またクロコノマチョウだ。少し小さい。オス…みたいだけど。

そうそうクロコノマチョウは前肢が退化してしまって四本脚に見えるっていうけど、

ぁ…ナルホドですな。

ヒメジャノメだ。タテハチョウ科は至って元気だ。

クロヒカゲもまた登場。

夏の名残の空蝉あはれ。

あれっヤブミョウガ、まだ花が残ってる。

花が多く付いたカシワバハグマが沢山ある。

蜂も埋もれてる。

こんなの余り観たことないよ。

おーよく赤く熟れたカラスウリだ。

でも、観察路から離れてて上手く撮れないな。

こんなもんかと諦めて、ふと足元を見ると…ん…うん。

ありゃ…オオオッ。アケボノソウだッ

こりゃクリビツテンギョウ。

大好きなアケボノソウに此処で逢えるとは。嬉しい。

生田緑地ありがとう。

これは冬の鳥見、春の山野草探しが楽しみだ。

あら今度はクロコノマチョウのメスとヒメジャノメが並んどるのを見つけた。

同じジャノメチョウ亜科とは思えませんな。

またまた綺麗なカシワバハグマ発見。

夢中で撮っていると…そこへ。

ホシホウジャクから近付いて来た。

これぞ千載一遇。2頭寄り添ったのも撮れたぞ。

いやはや楽しい。しかし、楽しさの余り時間が心配だ。

梅園の方まで行きたいし、ゆっくり昼飯もとりたいし。

だが、しかし、足元の細やかな花が歩みを速めるのを許さない。

ミズヒキ開いてる花があった。

これはヤブマメ…かな。

これアメリカセンダングサじゃなくて、

在来種のミヤマヤブタバコだと思うんだけど…どう。

谷間からトイレに立ち寄ろうと西口駐車場へ這い上がったら、

ありゃアオマツムシだ。

触覚どうしたの。なんか怒ってるみたい。

梅園に行くのに奥の池の方へ階段を降りる。

こっちは人が多いなぁ…ありゃ…

ヤマホトトギスだぁだぁだぁだぁ

すいません大きな声出して。みんな観てるよ。

でも、まさか咲いてるとは想わなんだ。これも生田緑地のお陰だ。ありがとう。

横にはシロバナイヌタデや、

普通にヤブミョウガが咲いてる。

これは今年の異常な暑さの名残か。

ちょっぴり複雑な感情も込み上げてくる。

結局、梅園では何も会えず。

帰路…いや通勤へ。

広場で昼食をとる小学生を見て、

恩師や父母を想い出し、また憂う。

もう、五十年くらい経っちゃったんだなぁ。

あぁ、やっと晴れた。

休みの日に安定した好天。

登山らしい登山は9月の櫛形山以来ひと月ぶり。

でも、この時は一番上の駐車場からだからハイキングに毛が生えたようなもの、

ある程度身体に負荷が掛かって、充実感を感じられる登山は、

6月の鶏冠山から4ヶ月も遠ざかってしまっている。

取りあえず夏の寝具の洗濯などして、何処に行こうか悩む。

本当は奥秩父か南アルプスに行きたいのだが…思いつきで行ける筈もない。

そうだ釈迦ヶ岳に行こう。彼処なら御坂の檜峰神社からなら、それなりにハードだ。

薄暗い北向きの植林地帯の急登を熊に怯えながら汗まみれ。

途中花は何もなく目に付いたのはベニテングダケのみ。

今日はトレーニングだから無闇矢鱈に足を止めると困るので、マッイイカ。

甲府を一望。

南プスを一望…出来ない。

雲が多いけど、まぁ空が青いから良いや。

笛吹市から山梨市、塩山方面。奥秩父は雲が厚いな。

岩場をよじ登ってお昼に山頂着。ほぼコースタイム通り。

ママコナが咲いていた。

ミヤマママコナ…かな。

お地蔵様にご挨拶。富士山の頭が微かに見えた。

8度目の釈迦ヶ岳。

紅葉はこれからですな。赤蜻蛉はもう居なかった。

ヤマハハコがドライフラワーになっている。

まともに咲いてるのはハコネギク(?)のみ。

なんか飛んできてペタリとまった。

あらッヤマクダマキモドキ(帰宅後調べ)だ。

雲が増えてきた。南から鼠色のが近付いてくる。雨は降らないと思うけど。

1頭のツマグロヒョウモンがずっと周りを飛んでいる。

ペタリと平らになった。身体を温めているのか。

蝶はこの1頭しか見当たらないのでジックリ向き合うことにする。

暫く遠目から撮り、近づいては翔ばれていたが、

そのうちに向こうも危害を加えられはしないと分かったのか、

大人しく撮らせてくれるようになった(疲れただけ…かも)。

では、名残惜しいがサラバだ。

シンドかった登りの帰りは危険な下り。気をつけなくっちゃ。

ウスユキソウもドライフラワー化。

あれ。カケスが襲われた形跡が…登って来る時あったかなぁ。

このロープ場で岩場の下降は終わり。

でも、帰宅するまでが登山だから気を緩めないようにしなきゃ。

おっと。足元で何か跳ねた。

ちっこい蛙。ヤマアカガエル…いやタゴガエルか…帰宅して調べても結論は出せず。

参考までにボケているけど正面から。

ぉ…ハナホウキタケか。

これ沢山あった。

キンチャワンタケだろうか。雛が口を開けているような。

帰りは神座山経由。

振り返り、釈迦ヶ岳を仰ぎ見れば。

綺麗な三角に見えた。誰かが笛吹のピラミッドって言ってたなぁ。

トビス峠からは、春先にカタクリを探しに来るお馴染みの路。

もう安心…でも、山影だから暗くなってきた。不気味な空気が…

あぁ…トリカブト残ってた。

セキヤノアキチョウジもあった。

15時に無事に檜峰神社の駐車場所に戻って来た。

今季の花を探す山行きは、これでお仕舞い。

次からは紅葉、そして鳥見にシフトしていく。

短い秋だった。残暑から晩秋とはね。