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 今日の新聞記事

 

今日の『北陸中日新聞』に,21日の「桜まつり」の言い出しっぺである宮口さんの紹介があった。彼女の行動力には頭が下がる。こういう若者が珠洲で生きていく決意をしていることに,単純にうれしい。

『北國新聞』には,その「桜まつり」のチラシが挿入されていた。これは地元販売店のご厚意で入れてもらったという話も聞いた。

とにかく,何かを考えてやってみる。もし,あまりいい結果が出なかったら,また方向を考えてやってみる。

地震の前には戻れないのだから,前に進むしかない。その進み方は色々あるのだろうけれども,すぐに最善が見つかるわけでもあるまい。

考えながらあゆみ,あゆみながら考える。

そんな復興の姿を追求していきたい。

 

 

 

 

 2次避難者が入院?

 

昨日のご近所話で,子どもたちのところに2次避難をしている人が二人入院していると聞いた。二人とも75歳以上の男性だ。

やはり,何もやることがない高齢者は,それだけで気分も滅入るし体力も落ちるのだろう。二人とも地元にいるときには,朝早くから畑にいたり,草刈りをしていた人たちだ。

心配だなあ。

 

 地震による倒壊家屋が少なかったのは

 

わたしの集落の家は,ほとんどすべてが建っている。完全に倒壊してしまった家屋はない(ただし倒れていなくても「全壊判定」の家はたくさんある)。だから,生き埋めになった人もいないし,今,自宅の一角に住んでいる人も多い。

なぜ,この集落の家屋だけが,こんなに大丈夫だったのか。その原因(かもしれないこと)を,今朝,近所のおじいちゃんが教えてくれた。これは,このおじいちゃんの予想である。

下の地図で,舟橋川を挟んで,右側(南側・青い部分)がわたしの自宅のある地区で倒壊被害が少なかったところ,左側(北側・黄色い部分)が,被害の大きかった場所である。

 

 

井戸が深い

 

このあたりの井戸の深さは,川を挟んだ隣の地区(倒壊家屋ばかりといってもよい)よりも深いらしい。わたしのところにも井戸があるけれども,このあたりの井戸ってそんな深さだと思っていた。自分のところが「ふつう」だと思うのは仕方ない。

 

マンガンの鉱脈?

 

また,昔,集落にあるお寺さんで井戸を掘って水を温め,飲もうとしたら真っ黒になったので,水に何かが含まれているらしいと調べてもらったら,マンガンだったという話もしていた。地下にはマンガンの鉱脈があるとも言っていた。

これはこの90歳くらいのおじいちゃんが小中学生の頃の話らしい。

 

トンネルを掘るほど固い

 

さらに,今は廃線になった国鉄能登線を敷設する際(黄色い線が元線路のあった場所),裏の山を削ろうとしたけれども,岩盤が硬くて,結局,ここにはトンネルを掘ることになったとも言っていた。

そういえば,恋路駅からとなりの鵜島駅までにトンネルが1つ。鵜島駅からとなりの南黒丸駅までにはトンネルが2つあった。このトンネルがある地域と倒壊家屋が極端に少ない地域が一致しているのは偶然なのだろうか(トンネルの数の記憶はちょっと怪しいが)。

鵜島地区の地図

 

以上のことを総合して考えると,どうも,この地区(宗玄・中鵜島・稲荷)は,それ以北の地区よりも地盤が固いのかもしれない。そのわずかの違いが,家屋の倒壊の有無につながったとすれば,納得のいく話だ。

今,浜の方でボーリングをしているので,なにか,聞くことができないかな。

というか,どこかに,ボーリングの柱状図のようなものはないのだろうか。