地質の違いが大きいのでは | 世の中まとめて好奇心

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昨日のブログで「なぜ,地質的にも同じような土地にみえる鵜島地区なのに,舟橋川を挟んで,北側(黄色)南側(青色)で家屋倒壊の状態がこんなに違うのか,疑問とその予想を書いた。

 

 地質図を見ると…

 

その後,記事を読んでくれた仮説実験授業研究会の仲間(いつもお世話になっている中さんです!)から,貴重な情報を頂いたので紹介したい。

まずは「地質図Navi」で見つけたというこのあたりの地質図を見てほしい(教えていただいた地質図のデータをトリミングし,上の地図と比較するため90度回転してある。舟橋川の文字と川の流れは付け加えてある)。

これを見ると,舟橋川を挟んで北と南とでは地質が全く違うことがわかる。詳しいことは省略するが(あとで,珠洲たのしい授業の会のHPでまとめるつもり),このRr,No,D,などというのは,流紋岩・デイサイト・安山岩・玄武岩でできているらしいのだ。もちろん,それができた時代も全く違う年代である。

ただし,住宅が密集している海に近い旧国道の両側の地質は黄色(砂丘堆積物)であり,これは恋路海岸から見附海岸付近まで同じなのだから,同じような揺れ方でも不思議ではないはず。

 

そこで考えられるのは,この火山岩の岩盤が海に向かって深く入り込んでいるんだろうということである。舟橋川より南の方では,その岩盤の上に砂丘堆積物が乗っているのだろう。

地上で見る限りでは,同じような砂地の上に家が建っているように見えるが,地下のなかでの違いが,今回の地震での家屋倒壊被害の違いにつながったのではないか。

この結論は,当たらずとも言えども遠からずではないかと自負しているのだが…。

 

 4月2度目のサークル

 

第1週土曜日にもサークルをしたのだが,そのときには,来れない人もいたので,今日も,通常の時間である第3土曜日ということで例会を開いた。6名(+お子様2名)の参加だった。

わたしは,上の地震の被害と地質のことをレポートにまとめ,サークルで発表した。

みなさんも,家屋倒壊状況はよくご存じなので,なるほどなあと思ってくれたようだ。さらには,自分の地区の地質図も知りたがっていた。ほかの地区でも,大きく損壊している場所と,そうじゃない場所があったりするので…。

あまり離れていない地域の被害状況の違いのすべてを地質のせいにできないとは思うけれども,震源からの距離がほとんど変わらない場所なのだから,やはりまずは地質を調べてみるのもいいのではないかと思う。

 

サークルの内容は,下の写真くらいで…。

詳しくは,のちほど,サークルのHPの方で紹介する予定。