能登鉱山の跡地を訪ねてみた(短編) | 世の中まとめて好奇心

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 昨日,以前から気になっていた「能登鉱山」の跡地に案内していもらった。地元では当時「石膏山」と呼ばれていて,わたしがまだ小学生だった頃にも,架空索道(上空で石を運ぶケーブルカー)が飯田の町の国道の上を通っていたことを記憶している。

 もう,記念碑(上の写真)ぐらいしか残っていないのかと思っていたが,まだ,坑道の入口跡(下の写真)もあったし,何より選鉱場(一番下の写真)がそのまま残っていたのにはビックリした。

 この「能登鉱山」については,珠洲市編集発行の『珠洲のれきし』(平成16年)に私の先輩がまとめてくれている。この文章を読むと,「もし自分が若山小学校(この鉱山地内にある学校)に勤務していたら,絶対に教材化していただろうな」と思う。珠洲市最初の労働組合を結成し,ストも行ったようだ。また,閉山当時の社長が書いた『能登鉱山誌』(昭和63年,非売品)によると,公害による被害で漁業者とも揉めたようでもある。戦時中の話も出てくるし,教材化するにはもってこいだなあ。

 いつか珠洲たのしい授業の会のHPの方で,もう少し詳しく,この鉱山について紹介したいと思う。いくらかの記事にできたら,ブログでも紹介する…約束はできないが。