利下げで株は上がるのか? | 相場残日録(元相場師天の日記)

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プロの相場師「天」の引退後のブログ、残日録として記していきます。

今月の株価の急騰

その原因は 

マーケットのソフトランディングシナリオへのコンセンサス形成

それを後押ししているのが FRBの利上げはもうないとの観測

そして、FRBの利下げ開始への期待感でしょう。

懸念されたインフレ懸念も

原油価格の下落に象徴されるように沈静化

その裏に、

中東情勢が最悪の事態を避けられているということも

そして、マーケットは バブルをまた期待し始めています。

ご参考

バブル復活 | 相場残日録(元相場師天の日記) (ameblo.jp)

 

では、バブルを期待する人たちが待ち望む

FRBの利下げ

そのFRBの過去の利下げを検証

 

 

ITバブル崩壊後

200年12月⇒2003年7月

FFレートは 6.5%から1%まで利下げ

しかしS&P500株価指数は▲26%

 

リーマンショックの前

2007年8月から2008年9月

FFレートは5.25%から0.125%まで急激な利下げ

しかしS&P500株価指数は▲21%

そればかりか

その後ゼロ金利政策が維持されたにもかかわらず

2009年3月には株価は▲37%

 

素朴な疑問

利下げは 株価指数を上げるの????

 

ただし、バブル信奉者の声が聞こえそうです

「今や、株価は金利の変数 

 金利低下⇒株価上昇+景気回復である」

「昔の景気悪化⇒金利低下+株価下落なんて時代遅れである」

 

確かに、今は 金利がマーケットを支配しています。

 

ただし、これが つぎのFRB利下げ局面にも当てはまるとの

確証はあるのでしょうかね??

 

いずれにしても ポイントは 米国の景気実態

これがどうなるかですね

まずはここが重要

 

以上