【コラム】大恐慌に似ている・・・ | 相場残日録(元相場師天の日記)

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プロの相場師「天」の引退後のブログ、残日録として記していきます。

金曜日ニューヨーク市場はなんとか踏みとどまった?

18日の安値は更新しなかったですからね

しかし、一時は大きく上がっていたのに

最後は急落・・・・

それも週末に

場味は、かなり悪いですね

 

ということで、

暴落パターン分析を採り上げてきましたが

ご参考

【コラム】続・暴落パターン比較

https://ameblo.jp/soubashi63/entry-12583557622.html

【コラム】暴落パターン比較

https://ameblo.jp/soubashi63/entry-12581889307.html

 

今日は、チャートから暴落パターンを比較

 

相場師たちは、それぞれに自分の好きなチャートがあります。

私も、ありとあらゆるチャート分析を学びましたが

最終的には、

年金基金の一任勘定マネージャーという仕事柄

長期のトレンド分析が大事だったので

酒田五法のローソクの月足

移動平均線は24か月と60か月

そして月足MACD

この組み合わせが好きでした。

 

ということで、このチャートで暴落パターンの分析

まずは、89年の日本のバブル崩壊の日経平均

最初の急落で一気に24か月移動平均を下抜け

60か月移動平均までは下がらず、

急落からの戻し局面でまた24か月移動平均に絡み

最終的にはそれに押さえられ

第二波の急落で一気に60か月移動平均を

下へぶち抜き

また戻り局面はこの60か月移動平均に絡み

最終的には 更なる下落へ

 

次は S&P500のITバブル崩壊と

サブプライムバブルからのリーマンショック

基本的にはこちらも同じ

最初の急落で下抜けするのは24か月移動平均まで

戻しでそれに絡むが上値を抑えられ

第二波の下げで60か月移動平均を下抜け

戻しで、それに絡むが、やはり上値抑えられ

更なる下落へ・・・

 

次は、1987年10月 ブラックマンデー

これも 最初の急落で24か月移動平均を下抜き

戻しで、24か月移動平均に絡む

バブル崩壊パターンと違うのは

ブラックマンデーは第二波がなく

最終的には 24か月移動平均を上抜いていく

 

さて、今回は

 

月足なので 最終的な3月のローソクの形は

確定していませんが

現時点で、24か月移動平均はおろか

60か月移動平均まで下へ抜けています

 

この60か月移動平均はこの10年のバブルで

基本的には下抜けしていません

そういう意味でも、今月の下げは

未曽有の出来事・・・・

 

これは、ブラックマンデーパターンではなく

やはり、バブル崩壊???

 

その印象が強くなりました。

 

ネットで 大恐慌の月足ローソクを

以下のブログからお借りしました

 

投資の教養

「紫垣流」初心者株式投資家を成功に導くためのブログ

https://toushi-kyouyou.com/nydow-chart/

 

 

ほとんどの人は見たことがないと思いますが、以下が大恐慌直前から大暴落したNY株のチャート(月足)です。

1929

 

以上 引用終わり

 

移動平均は提示されていませんが

ローソクの形は

今回に恐ろしく似ている気がします

 

怖い・・・

 

追記

以下は、余談ですが・・・

1929年の大恐慌で暴落したニューヨークダウ

1929年の高値を再び上へ抜いてくるのに

25年かかりました 1954年

しかし、日経平均は1989年の高値を

31年たっても回復できていません・・・

如何に80年代日本のバブルが壮絶だったか

このことが象徴しています。

 

以上