原油価格、留意すべきかも? | 相場残日録(元相場師天の日記)

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プロの相場師「天」の引退後のブログ、残日録として記していきます。

国務長官が、ツイッターで解任されてしまいました。

いやいや、トランプ大統領凄いですね・・・

後任がCIA長官???

全く違うと思うのですが

CIA長官と国務長官

米国の政治リスクで 一気に最高値更新?

という勢いであった米国株式は冷や水を浴びせられました。

日経平均も政治リスクの顕在化で頭が重いですね・・・

日米両国とも、政治リスクは引きずるのでしょうね。

 

但し、米国株式S&P500は

確実に下値を切り上げつつあります。

まだまだ、「景気が良い」 という米国株式上昇の最大の理由

顕在のようですね。

印象としては 素直に「かなりの底堅さ」を認めざるを得ません。

 

さて、

最近、あまり注目されず、話題にも上らない原油価格

 

2016年12月3日に

この記事を書きました。

【コラム】原油価格が示唆していたトランプ相場

https://ameblo.jp/soubashi63/entry-12225219207.html

 

2016年4月に 原油価格が

月足MACD 買いシグナルを点灯させ

いち早く世界経済のデフレ脱出を表し

トランプラリーの株式上昇を示唆していた

 

という内容です。

 

結果として、2017年も米国株式は上がり続けましたから

このシグナルは、振り返ってみれば

非常に貴重なものであったことが分かります。

 

この原油相場

久しぶりに月足チャート見てみました。

 

まだ月足MACDは買いシグナルのまま

24か月移動平均の上にもいる

しかし、

ここにきて、60か月移動平均=65.24 が

大きなレジスタンスラインとなっています。

 

原油価格の上昇がこの60か月移動平均に

阻まれて、下落に転じるとすると

少し、世界経済の楽観的な成長シグナルに

注意が必要かもしれません。

 

まあ、あっさり抜けて来たら別ですが・・・

 

3%を超える米国10年国債金利に

異常なくらい神経をとがらす市場関係者が

本当に恐れているのは

そろそろピークアウトのタイミングでは?

と考えている、9年続いた米国の好景気のサイクル

(決して力強いものではありませんでしたが・・・)

 

それと、世界経済の息切れ?

ではないでしょうか。

原油価格の 失速傾向は

それを示唆しているのかもしれません。

 

今は、誰も原油価格、気にしていないでしょうがね・・・

 

 

以上