「感じたこと」を発信できるヒトは強い。
いつも応援して下さってありがとうございます。
一昨日、昨日と面談・社内会議にて濃密なコミュニケーションを交わしておりました。
一昨日は当社トハドールの家族会議に参加。
昨日はお客さま満足室メンバーとの会議。
その中で気付いたのですが、
「自分のハートで感じたことを、公共の場で発信するのは大変、勇気のいることなんだ!」
ということです。
日頃、業務の中で「ホウ・レン・ソウ」の出来る、出来ないなど議論されることは多いですが、
(業務)ホウコク、(業務)レンラク、(業務)ソウダンだけでは不十分な気がしています。
これらは当然徹底されるべきことなのですが、ある一定の訓練・練習さえ積めば誰でも出来ること。
それより、「その事実をどう受け止めたか?どういった気持ちになったか?何を気付いたか?」とか、
「その事実を元にどんな未来を創りたいのか?」
の方が、人生にとって大切なのではないでしょうか?
業務上の情報は日常的に交わすヒトは多くても、
「なぜそのような発言を相手がするのか?」まで想像する習慣のあるヒトは少ないように感じます。
チーム・バリスタのメンバーはお客さまの声を伺い、
そのお客さまがどういった背景でそのお声を発信して下さっているのかを想像し、
結果「これからも絶対に買いますよ。」とご評価を頂くことを目指しています。
それが勇気を振り絞って「感じたこと」を発信下さるお客さまに向けての最低限の礼儀だと思うからです。
「何が」起こったかを説明するのは、事実の説明だけで済む簡単な行為。
「なぜ」起こったのかを他者に感情移入しながら説明するのは勇気と想像力のいる行為。
「なぜ」と疑問を持ち、考えを深め、そこから気づきを得る。
これからも全社一丸となって「気付いたこと」「感じたこと」を発信できるチームであり続けます。
P.S.
当社ユーザーである広島県のY様、
「何があっても藤田さんのコーヒーを買います。」
とまで言って頂きありがとうございました。
Y様のこういったお声が僕たちを奮い立たせてくれます。
まだまだ進化の途中ではございますが、
日々精進しますので、これからも何卒宜しくお願い申し上げます。
悟
キャリアの安定とリスク。
いつも応援して下さってありがとうございます。
先週末、個人的にお付き合いの長いビジネスパーソンのKさんからご相談を頂いた時の備忘録として。
彼は現在、某大手ダイレクトマーケティング会社の事業部長をしており、
いわゆる社会的成功は果たしている方だと思います。
現在所属する企業に移籍して約6年くらい。
ご本人(個人)のキャリアでは年俸も役職も事業拡大もきちんと積み重ねつつ、
母体(会社)は上場→MBO非上場化→尊敬していた創立者(ファウンダー)の退任など、
変化の荒波を真っ只中で生きてこられた方。
そのKさんが、従業員数約20名ほどのビジョナリーカンパニーを見つけたので転職するとのことでした。
Kさん曰く、
「安定して家族的組織風土のある会社というのは、諸刃の剣。
確かに社員から見て安心感を享受できるメリットはある。
でも、僕みたいに30代後半で家庭・持ち家など『持つもの』が増えてきた世代の社員にとって
安定した会社が、本当にいい会社なのか?迷うんよね。
ふと、息子がいつか大きくなった時に、『親父のようになりたい』と思われるほど、
魂揺さぶられる密度を生きているのか?いつもそう頭に浮かぶようになった。
自分もそうだけど、『持つもの』が出てきた30代後半のサラリーマンは
日々の業務がほぼ「守り」一辺倒になる。
マネージャーであれば、売上を下げないためにどうするか?とか、
トップであれば、訴えられないための防衛策を講じておくとかさ(笑)
リーダークラスであれば、自分の役職を失墜させないために政治的な動きをしてたりとか・・・
組織の各レイヤーの人間が『守り』に集中しだしてくるんよ。
でも、悟ならよく解るだろうけど、『守り』の業務で100の仕事をしてたら500くらい疲労感が出るじゃん?
『攻め』の業務で300の仕事をしても120くらいの疲労感だったりする。
だから、守らなくちゃいけないものが増えてきたからこそ、今までの延長線上で『守る』ことを捨てて、
『攻め』ようかと思っている。きっと人生の過渡期でそういう時期に来てるんだと思うんよ。」
とのこと。
この気持ち、痛いほど解ります。
ここでいう『守り』とは『維持・継続』を意味し、
『攻め』とは『挑戦』を意味するのでしょう。
Kさんには一度しかない人生を、目いっぱい謳歌してもらいたいと思います。
『維持・継続』は対象が『今までと比べて(例えば昨年度対比など)』となるため、
過去を踏襲するという思考プロセスになります。
よって、過去を尊重する考え方になります。
『挑戦』とは対象が『前例がないこと(例えば新市場創造・新商品開発など)』となるため、
未来を創り出すという思考プロセスになります。
言うまでも無く、未来を尊重する考え方になります。
どちらが正解ってわけではないです。
ただ、今のように不確定な社会(市場)においては、チームが過去の延長線上で思考が縛られてしまうからこそ、
リーダーは『未来に向かって』考えを巡らすように組織風土を創ることが大切なのかも知れません。
今、目の前で選択しようとしている「安定」は、
「安定という名のリスク」なんじゃないか?
メンバーに「キャリアの安定というリスク」を押し付けていないか?
自分自身の活動について、深く考えさせられたご相談でした。。。
(Kさん、議論の中で色々気づきをいただきました。本当にありがとうございました。)
悟













