2026.5/20-21
福井に出張に行ったので、いつものごとく建築を見てきました。
石川も福井も大方の建築は見ていますが、最近建築されたものや見に行けてなかったものがあったので見てきました。
まずは、石川県立図書館です。
設計は仙田満+㈱環境デザイン研究所です。
竣工は2022年7月ですから、4年弱が経過しています。
規模は地上4階、地下1階、延床22,000㎡、となっています。
行く前から内部の写真はかなり見ていたので、楽しそうな図書館だなぁと思いながら訪れました。
まず、外観の第1印象は、「え、これ新しい建物なのか?」という感じで、どこか古臭い印象です。
しかも、4年しか経過してない割には、屋根の庇部分のペンキが剥がれていたりします。
外観はカーテンウオールと乾式タイルを用いたコンクリートパネルを交互に配置させています。
本をめくるような外観?とか。。。
屋外は広々としており、気持ちの良い空間です。
エントランスから中に入ると、すごいの一言!
言葉では伝えにくいので、建築好きの方は是非行かれることをお勧めします。
因みに、仙田満氏は国際教養大学中嶋記念図書館という建物も設計していますが、内部はそれのかなりなバージョンアップされた空間が広がっています。
さらに、内部には色々な仕掛けがしてあって、あらゆるところで座って本が読めるようになっていますし、そもそも本の陳列自体が美しく絵になる感じです。
こんな図書館が自宅の近くにあれば、1日中本を読みながら過ごせるなーと思います。
この建物は鉄骨ですが、躯体はほとんどむき出しになっており、お金がかかっていない印象ですが、内部空間の造作にはかなりのお金がかかっている感じ。
金をかけていないところは空間構成で工夫してメリハリがあって良いと思いますし、昨今、建築費もかなりあがっているので、こういう建築が増えるのかもしれません。
芸術的な本棚の配置、美しい!!!
この椅子もなかなかなデザイン!
通路の途中にも隠れ家的な座席が設けられています。
むき出しの構造材です。
すべてこんな感じですからお化粧にはお金がかかっていないかも。
建物が外周には駐車場が配置されていてそこまでは鉄骨むき出しの屋根が設置してあります。
安普請だけど、無駄なところにはお金はかけないけど、雨降りに濡れないような工夫はしてあります。
次は鈴木大拙館です。
ここは以前から行きたかったのですが、時間の都合でなかなか行けなかったところです。
設計は谷口吉生氏です。
竣工は2011年7月ですから、13年弱が経過しています。
規模は平屋(一部2階)、延床631㎡、となっていますので小ぶりな建物です。
水盤があって、凛とした建物と空間で良いと思いますが、法隆寺法物館を連想させるというか、同じというか。。。
まあ、そういう意味ではこの後の谷口吉郎・吉生記念金沢建築館もよく似てます。
次に谷口吉郎・吉生記念金沢建築館です。
設計は谷口吉生氏です。
竣工は2019年5月ですから、7年が経過しています。
規模は地上2階、地下1階、延床1,570㎡、となっています。
コンセプトは下記です。
金沢建築館は、建築・都市についてのミュージアムです。
金沢の名誉市民第一号の建築家 谷口吉郎氏の住まい跡地に、吉郎氏の長男で、国際的に著名な建築家である谷口吉生氏の設計により建設されました。
当館は、展覧会をはじめ、講座や建築ツアーなどさまざまな活動を通じて、金沢から世界へ建築文化の発信拠点を目指しています。
建築のミュージュアムって珍しいですね!
内部は谷口吉郎氏が手掛けた赤坂迎賓館の内部空間(47畳の和室や茶室)が再現されています。
赤坂迎賓館は公開していなかと思いきや、公開しているんですねー
今度、行ってみようかな。
建築は谷口吉生氏設計なので凛としていますし、他の建築と良く似ていると思いました。。。
一夜明けて、黒龍酒造の黒龍ESHIKOTに行ってきました。
場所は福井の永平寺の近くにあります。
設計は古谷デザイン建築設計事務所
竣工は2022年4月ですから、4年経過しています。
規模は地上2階階、延床1,502㎡、です。
この施設は黒龍酒造の親会社の石田屋仁左衛門が手掛ける、福井の食・文化・自然を発信する複合施設ということです。
黒龍といえば美味しい日本酒というイメージでそこが造った建築とはどのようなものかと興味深々で行ってきました。
敷地面積はなんと3万坪と広大で、これからいくつかの施設が建築されるそうです。
今現在は、酒樂棟(しゅらくとう)、スパークリング日本酒の瓶内二次発酵を行うセラーが入った「臥龍棟(がりゅうとう)」、の2 棟と山や、ハレヤ、SIMON貯蔵庫1,2があって、酒樂棟の中にはレストラン、日本酒販売ショップがあります。
日本酒販売の場所では有料で試飲もできます。
ここでしか買えないESHIKOTの日本酒も販売されてたので1本購入してきました。
山やとハレヤは開いてなかったのでわかりませんが、山やはレストランのようでした。
建物はというと、酒樂棟は屋根と床が水平で美しく、かつ床が浮いている感じがなかなか良かったです。
道路を挟んで前面には九頭竜川が流れ、さらにその奥には山が見えており、水平に伸びた床の一部がテラスになっているため、そこからの眺めも良かったです。
ただ、ショップはかなり洗練された東京都内のレストランのような感じで、なんだかここらあたりの雰囲気とは違うなーと思いましたし、なんとなく店員さんも冷たい感じで。。。でした。
臥龍棟は屋根は切妻で美しい、壁は焼杉だと思われます。
山やの建物も特色があって切妻の大屋根の上には石が貼ってありました。
こちらはレストランのようでしたが、閉店でした。
その奥のハレヤは宿泊施設?さらにその奥には貯蔵庫が2棟ありました。
いずれも個人的には好きな建物でした。
ここでしか買えない日本酒を1本購入しました。お値段は3,850円なり!
ここから少し離れたところには黒龍の本店があります。
この建物は地域に馴染んで抜群に良い雰囲気を醸し出していますね!
杉玉も美しい!
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