2024年6月のこと、福井への出張ついでに建築を見学してきました。

福井は北陸新幹線が開業される前までは、なかなか脚を運びにくかったのですが、新幹線が開業されたおかげで割と気軽にいけるようになったと思います。

 

福井駅からまずは福井市美術館へ行きますが、なんと臨時休館。

事前に調べて休館日じゃないことを確認してたのになあ。。。

設計者は黒川紀章氏で、竣工は1996年ですから28年経過しています。

外壁はガラスに包まれており、逆円錐形になっていますが、同氏設計の国立美術館に感じが良く似ていました。

場所も下馬中央公園というかなり大きな公園の一角に位置しており、ロケーションも抜群で公園内の遊具で子供たちが楽しそうに遊んでいるのが印象的でした。

残念ながら休館では中には入れず、外観だけの写真を撮って後にしました。

次に福井県立一乗谷麻倉氏遺跡博物館に向かいます。

設計は内藤廣氏で竣工は2022年2月ですから、できたてほやほやです。

そもそも一乗谷麻倉氏遺跡ってなんだろ?と思っていましたが、戦国時代に麻倉氏がここ一乗谷に城下町を設置し、それが大規模に発掘された場所ということでした。

そして、この博物館の中には麻倉氏の歴史やら発掘された遺品やら、発掘された石敷き土壌が一部現存保存されています。

また、一乗谷朝倉氏遺跡博物館は北陸新幹線開業に向けた観光客を誘致するために、博物館を整備したようです。

この博物館の上流には遺跡群が残されているようでした。(そちらは時間の関係で見ませんでした。)

建物は土蔵をイメージされたようですが、切妻屋根の連奏と足元はRCの打ち放し、外壁はガリュバリュム鋼板と、内藤氏の建築の定番で構成されていました。

内藤氏の建築は大好きですが、最近の作品はどこも同じにような構成になっていて、少々食傷気味になってきたかも。。。

とはいえ、美しい建築であることに間違いはありません。

内観はRCのらせん階段や円形のEVシャフトが目を引きますが、圧巻は麻倉当主の館が一部再現されており、当時の大名の豪華な暮らしぶりが伺えます。

少々驚いたのは、このくらいの規模になると、大手とは言わないまでも中堅クラスのゼネコンが施工を手掛けるような気がしますが、地元のゼネコンで施工されていて、かなり丁寧に施工されていました。

地元愛が施工の美しさに反映されたような気がします。

福井に行かれた際にはぜひ立ち寄ってみてください。

次は平泉寺白山神社です。

ここは福井の観光地としては有名でパワースポットにもなっているようです。

どんなに立派な神社なんだろ?と期待していましたが、確かに参道やら苔やらは綺麗でしたが、神社そのものは今にも朽ち果てそうなメンテナンスしてない建物で、個人的にはむむむな感じでした(笑)

1日目最後の建物は福井県立恐竜博物館です。

この建築も黒川紀章氏です。

黒川氏の建築が割と多いような気がしますが、福井になんらかゆかりがあるのでしょうか?

竣工は2000年6月ですから24年が経過していますが、割と綺麗な感じでした。

恐竜博物館らしく、恐竜の卵を模した建物形状になっています。

中には入らなかったのですが、画像を見る限り中もかなりなつくりになっているので、ここは再訪するかもしれません。

 

DAY2に続く

 

福井市美術館TOPページ (city.fukui.fukui.jp)

 

福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館 朝倉氏の戦国城下町一乗谷の全体像や歴史的価値を楽しみながら学べます (fukui.lg.jp)

 

平泉寺白山神社 | 福井県勝山市平泉寺|平泉寺白山神社 (heisenji.jp)

 

FPDM: 福井県立恐竜博物館 (pref.fukui.jp)

 

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