第55回クラシカルギターコンクール | クラシックギタリスト・宮下祥子 公式ブログ

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クラシックギタリスト宮下祥子(みやしたさちこ)が日々の出来事など綴る一言ブログです。

皆様、こんにちは。


今朝はヘロヘロりん、

でございます。



第55回クラシカルギターコンクール

参加の皆様、

ご来場の皆様、

ありがとうございました。


コンクールに関しての感想は

ギタリスト協会の会報

ギタリストノートの次号に

審査員が全員、執筆致します。

毎号ネットに公開していますので

どうぞご覧くださいませ。


私は本選について書くことになっています。


第1位  二上 育矢 

第2位  福山 日陽 

第3位  赤井 香琳 

第4位  宇田 奈津美 

第5位  A・クリストバル 

第6位  チェ セラ 

 (敬称略) 



私の採点と結果を照らし合わせると

少し違いました。


1位、候補が二人、

どちらにつけるか大変迷いましたが、

そのうちの一人についていうと

私以外の審査員はどなたも

1位の対象ではなかったようです。


優勝した二上育矢さん、

昨年は3位で、

今年は晴れてこのコンクールを

卒業となりました。

私が迷ったうちの一人です。

音が前面にばーんと出るようになり

大きな成長を感じました。


今回はじめて、

海外から申し込みがありました。

参加者は日本人に限る、とは

定款にないので

受け付けました。


過去に日本でギターを勉強中の外国人が参加

したことはありましたが、

コンクールのために渡航してきた人は

初めてです。


私は過去に2回、フィリピンで演奏の場を

設けて頂いたことがあり、

その時に地元のギターの学生たちと

交流しました。


彼と会うのはそれ以来でしたので、

12-3 年ぶりでしょうか。


すっかり立派な大人になっておりました。


本選に残ったクリストバルさん。第5位でした。
サポートして下さった清水博之さん、
スポンサーであるJGA会長の今井勇一さんと。


入賞者、スポンサーの皆さんと

私の隣は河野ギター製作所の君島聡さん。


ゲスト審査員は
江間常夫先生でした。
本コンクール第1回めの覇者でいらっしゃいます。

講評で、
クラシックギターの音色を大切に、
また、自分のスタイルを見つけて欲しい、
というお話をして下さいました。
ありがとうございました。


私は副委員長として
本選前のご挨拶と2次予選の感想を
述べました。

ギターを弾くよりも緊張し、
心臓の音がバクバク聴こえていました笑い泣き

良い挨拶だったと
江間先生が仰って下さったので
よしとしますおねがい


2次予選の課題曲、
グラナドスのスペイン舞曲第10番、

とても難しい作品でした。

弾くだけでも大変、
飽きさせない演奏するのも難しい、
同じことが何回もでてくるためです。

解釈の難しい短い中間部
どう演奏するか
も難しい。

本選に進んた6名の演奏は
爽快で飽きませんでした。

2次予選7位で本選に残れなかった
岩月さん、
本当に本当に僅差で惜しかった!

ゲスト演奏の押山一路さん
素晴らしい演奏ありがとうございました。
もっと弾いてくれても良かったね。


素晴らしいレベルのコンクールとなり
開催して良かったと思いました。
みなさま、ありがとうございました。

日本橋公会堂は改修が始まるため
来年は別の会場で開催します。

来年の日時は決まり次第
お知らせ申し上げますニコニコ
来年も皆様のご参加をお待ちしています。