(我が家のリフォームはお休みして)安くても安全な方法で姿見を取り付けましょう! | リフォームを成功させるポイント from杉並区

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西荻窪の池しんです

今日は姿見のことでちょっと寄り道を・・・。
我が家をリフォームして内装がきれいになったということで、先日かみさんが輸入インテリア大型販売店で姿見とかインテリア商品を数点買ってきて、取り付けてほしいとのことで渋々引き受けることになりました。

左の写真の優雅な形をした姿見、なんと2枚セットで990円らしいのです。
メチャ安っ!ですね。
これはかみさんが思わず買ってしまう価格です。

取付は写真の緑のところに鏡取付用の金物が各4つ入っているだけです。
しかし重量のある鏡を取り付けるには、至って不安になるほど華奢なものです。 


これは同梱されていた取付説明書です。
取付にあたり問題点が2つあります。
一つは写真をご覧いただければお分かりのように、鏡と鏡の間がかなり開いています。
極力鏡と鏡の間をこんなに開けずに、くっつけて取り付けようと思いましたが、赤丸の寸法図に金物取付位置のピッチが載っているだけで、45mmの場合、鏡と鏡の間は○○開きますという注意書きがありません。

二つ目は鏡は壁から6~8mm浮いています。
鏡の影を見れば、その浮きぐあいが分かると思います。取付金物自体の高さが6~8mmあるためです。姿見を取り付ける壁の下地はほとんどがプラスターボードでビスは効きません。
さらに壁がコンクリートならビスを揉むのは、一般の方にとってはもっと大変な作業で、専用工具がなければ取付不可能です。


少し考えた挙句、姿見本来の取付方法でやることにしました。
以前品川区の新築工事の改修工事
「築住宅のリフォーム工事~造作家具で効率的に収納力をアップ!竣工part2」でもご紹介しました鏡と同じように取り付けることにしました。

これは鏡を貼るときに使う専用の両面テープ、ミラーマットとミラーマットを完全にプラスターボードに接着するための速乾ボンドです。取り付ける位置のクロスを鏡からはみ出さない程度剥がして、ミラーマットとシリコンで固定します。 鏡が変形のため位置出しが難しかったです。 

この方法で鏡を付ければ、地震で家が壊れない限り鏡は外れることがありません。
この販売店はスウェーデンのインテリアで調べてみたら、スカンジナビア半島は地盤がしっかりしていて、まず大きな地震がない国のようです。
だから同梱のような金物で鏡を取り付けるのだと思います。
お客さまは素人なので、もう少し販売する国の特性を考慮すべきだと思います。
日本は地震大国で、大地震の際にガラスの飛散による怪我はとても多いです。

 はい、このように取り付けました。

取付面のズームです。
同梱の取付金物は使っていないので、壁に隙間なく頑丈に取りついています。
鏡と鏡の間は3mmにしました。 













これは私がこの職業だから出来たことで、普通はこうはいきませんね。
商品はとても安くてクオリティーも高いと思いますが、取付や組み立てを自分でやらなければいけない商品は、よく吟味して購入してください。
ご主人と喧嘩になりますよ!!!