多分私にとって最初で最後のチャンスになるかなと思い、そして紅白でのライブ見たら多分行きたくなるだろうなと思い、チケットゲットしてました。
京セラドームのS席、三塁側の上段ニ列目は見下ろす感じでかなりの勾配ということもあり、座ったままでいけるのはありがたかったです。といっても客層は高めなので、アリーナ以外で立ち上がる人はほとんどいなかったかと思うのですが
めっちゃくちゃ良かったです。
ほぼ聴き知った楽曲約26曲で2時間突っ走ってくれました。
ボーカルのアダム・ランバートは声量もあって上手いのはもちろんだけど素直な歌い方だから楽器の一つのような感じで耳に入ってきました。そのおかげもあり、脳内ではフレディの歌唱も再現できるし
時々映像で登場してくれるというのも嬉しかったです。
私の記憶に残っているのはライブエイドの演奏やベストヒットUSAで流れてたMVが全てだったところに、YouTubeのおかげであれこれ他にも見て聞いて楽しめるようにもなりました。
ボウイとの共作「アンダー・プレッシャー」はとっても好きな曲ですが、ライブではロジャーがドラム叩きながらアダムと歌ってました。フレディの追悼ライブではアン・レノックスと歌ってたボウイももういない。
ブライアンがアコギで歌う「ラブ・オブ・マイ・ライフ」はジンときました。
あとはやっぱり映画でもお馴染みの
ドンドンパッ
「ウィ・ウィル・ロック・ユー」
キムタクのドラマ主題歌で人気が再燃した
「ボーン・トゥ・ラブ」
いやでもアドレナリンがドワっ
名曲「ボヘミアン・ラプソディー」はただもう圧巻でした。
50年近く前にこんな曲作ってたというのはやっぱりすごい才能です。
ロジャーもブライアンも70代半ば。なのにバリバリ現役。ここまでクイーンの曲を大事に生かし続けてくれてることに、往年のファンたちは嬉しいことこの上ないでしょうね。
バンドイメージを殊更変えたり押しつけたりするのではなく、オーディエンスが聴きたくなるポップでロックな音楽を産み続け、フレディ亡き後もその真髄を大切にしているということで二人の人間性の素晴らしさも感じます。知性もね。
初期の名曲「キラー・クイーン」がカットされて聴けなかったのは残念でしたが…
何故だったのでしょう???
驚いたのは、いわゆる外タレのコンサートでは会場内のスマホ撮影OKなんですね。何十年ぶりかの私は後で知りました。へぇー!です。
たくさんの人がペンライトみたいにかざしてて、ブライアンが「キレイ」って呟く場面もありました。
私の隣の男性はずっと動画撮影しながら楽しんでたので、えっいいの?と思いながら、手が疲れないのかと感心もしました。
私はとにかくステージを観て音にビシバシ共鳴するのみ。他に気を取られるのがもったいない!
でした。
私の斜め前に中学生くらいの男の子が座っていて、その子も全身で楽しんでいるのがわかって、なんか嬉しかったです。そしてすぐ前には杖をついたかなり高齢の夫婦と思しき男女も座ってて、
摩訶不思議な一画を構成してるのが、さすがクイーンだわと面白かったです。
めちゃくちゃ楽しく弾け倒しました。
そして時々感情の波が押し寄せ、ジワりました。
ちょっと異質の満足感をありがとう!です
ドームからの帰り、ふと脳裏に浮かんだのが
BUCK-TICK
クイーンと同じように唯一無二のカリスマボーカリストを失ったバンドは、クイーンと同じような在り方を探っていくのかな…そんな気がしました。
ありがとうございました😊