明日10月1日夜11時からBS TBSで始まります。
それに当たり前シーズンの一気放送もしてくれてました。1もあったのかもですが、気づいたのが2の途中からだったので、それは録画して見ました。
やっぱり、いい。本当に、いい。
season 1は、まず「こんな世界があるんだ」とこちらの力を抜いてその世界に向き合いながら、手作りの温もりに馴染んでいく感じがたまらなく、
season 2ではそれがもっと進んで、まるっと五感が天狗の里の世界にくるまれ解きほぐされていく心地よさを実感できてたと思います。
特別何かが始まって終わるとかではなくて、ゆったりと巡る時間の輪にはまってるだけなんですが、
描かれている季節が夏だったというのも大きかったのかなぁ…夏は子どもを冒険家にもしてくれるし…
そんな記憶の底にある夏をギュッとジューサーで絞ってごくごく飲み下していくような、爽快な身体感覚と、遠くに置いてきてしまった大切なものを恋しく思う切なさが鼻の奥をくすぐるような、なんとも言えない感じ。
夏の明け方、藍色が薄まって世界の輪郭が次第に姿を表す夜と朝の狭間が私は好きですね。陽が昇るのを待つしんとした時間は昼になればあれほどの暑さになることなど忘れていられるほどの涼しさで、それでもセミが1匹鳴き始めると、夏の朝は目覚める。そうして繰り返される日々。そんな意識すら持たずにただ"今"に身を置いていたあの頃が、私にもあった。
突然の雷雨は決してゲリラ豪雨なんかではなくて夕立であり、台風も空気を洗い季節の入れ替えの準備になっていた遠い昔。
天狗の台所の若い登場人物たちが、それらを感傷的な追体験ではなく今の暮らしで体感しているというのがなんとも愛おしく、羨ましい
田舎の田園風景に馴染みすぎるじいちゃんばあちゃんではなくて、もろ今どきの少年と、ちょっと古風で端正な若者、そして外からの空気を運んでくるもう一人の若者。演じる3人が素敵だし、そのバランス感覚が心憎いばかりなんですよね。
まだこんな里山が日本には残っているのかと、泣きたくもなります。
もちろんタイトルにも関連する食べ物の数々も素晴らしく、美味しそう。
食材のどれもこれもが丁寧に扱われていて、私なんかには真似できないと脱帽しながらも、少しは近づきたいと思わせてくれる力強い優しさが、出来上がった料理を口に運んでは満足そうに相好を崩すオンくんたちにはあります。
言葉にすればスローライフということになるかもしれませんが、本来は見せるものでも自慢するものでもないんだという恬淡とした説得力さえ感じられて…
season 3の季節は春ということです。夏の記憶を抱えたこちら側が、今度は春を生きる彼らを迎えることになるという
楽しみでしかないです。
季節は巡り、オンくんはどんどん成長していってる。
ほんとにずっと浸っていたい世界です。
